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街区基準点補習報告 |
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老眼おっさん
(102)投稿日:2008年06月16日 (月) 10時23分
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今まで5回以上街区基準点研修に参加された方から、2回や3回研修を受けても内容を理解することが難しく、実務を行うには怖いものがある。 もっと街区基準点測量を体験したいという要望があり、街区基準点測量を実務に取り入れることを目標に6月7日、10日、13日と2週間にわたり3回連続で街区基準点測量の実務研修を行いました。
現場は隣接する場所に、それぞれの内容の現場A、B、Cの3箇所設置しました。
2人一組を1班として3班編成として、当日それぞれの班が一斉に別の現場で観測します。
そして次回は別の現場を観測するように順番で現場に入り、当日他の班と重複することのないように観測出来るようにしました。
研修内容は午前中は与点3〜5点、新点3〜4点のY型の観測を行います。
朝8時30分スタートで観測準備と現地を頭の中に入れるということで与点、新点の点の記(写真)作製を兼ねて現地の下見を行い、その後で観測します。
午後は、手簿の整理、午後3時からは関数電卓を使用して高低角の補正計算、概算標高、距離計算、点検計算まですべて手計算で行います。
そして午後6時からパソコンを利用して厳密網計算(水平・高低)を行いました。(午後8時には無事終了となりました。)
観測した現場の計算を当日おこないますので、観測漏れ等があると自己責任で再測量となります。
また、現場が毎回異なるので、計算については手順に慣れ、誤った理解(観測方法を含む)に気ずくという利点がありました。
当日は他の班に救いを求めることが出来ませんし、明日からでも業務に使用したいという気持ちの強い皆さんの研修でしたので、実りが多かったように思います。
最終日とした13日は、15時までとしたため時間が無く、各班が観測したA、B、Cのそれぞれの成果を成果品として報告して戴く時間がとれず、27日に改めて成果の品評会を行うことにしました。
自分達の観測した内容を理解された参加者同士が、どのような成果品であれば良品と判断するのか私も興味深深です。
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