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地積測量図について |
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きゃべつ
(96)投稿日:2008年05月28日 (水) 17時35分
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初めて訪問させていただきました 熱のこもったHPに驚いています。 このHPを見たのも、いささか疑問があってのことなので 質問させていただこうと思います
地積測量図は100%正しいものなのでしょうか?
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□難しい/老眼おっさん
(97)投稿日 : 2008年05月29日 (木) 14時27分
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きゃべつ様 「地積測量図は100%正しいものなのでしょうか?」
ものすごい質問ですね。
迷惑おっさん、老眼おっさん、測量屋さん、全員この質問の回答をするのに及び腰に なっています。
正直に告白しますと、この質問に回答するだけの知識と自信を我々は持って いません。
しかし、ご質問いただいたのですから回答すべきであるとの考えから私的な 考えを述べます。
きゃべつさんの質問を当方で勝手に@ABCに区分けしました。
@「老顔おっさんが今まで作製した地積測量図は100パーセント正しいのか。」 A「本日、全国の法務局に提出された地積測量図はすべて100パーセント正しいのか。」 B「法務局に備え付けの地積測量図はすべて100パーセント正しいのか。」
@の場合、老眼おっさんは開業して23年目です。 その間、作製した地積測量図について、すべてが完璧であっただろうか。 開業当初のTS利用に慣れていない為におこった測量技術的な問題があります。 現在の測量精度からすると冷や汗ものです。
境界の立会いの不備。(立会いについて管理者なのか土地所有者なのか) 特に、法廷外の公共用財産の立会い。 今でこそ、調査士会の指導もあり、ちゃんとしているつもりですが 20年前は・・・。
個人的には、いろいろ問題もあるのですが、専門家としての責任 (問題があれば責任を取る)を補充して地積測量図を作製しています。
Aの場合、地積測量図の作成者については土地家屋調査士、土地所有者が直接作製、官公庁の職員の作製のもの、測量コンサルタントが作製し官公庁の 職員が提出するもの、また土地家屋調査士の中でも公共嘱託登記協会の会員により 作製されたものがあります。 これらの地積測量図の内容については、老顔おっさんは意見を述べませんが、いろいろなものがあることだけは確かです。
Bの場合、昭和52年の準則改正という大きな動きがあり、その時代、時代により いろいろな制約(いや、現在のような要素を必要とされていなかった)もありました。
そういった環境で@とAの条件で作製された地積測量図が40年以上蓄積されています。
また、 C「筆界を特定する場合に地積測量図を有力な書証とするが、地積測量図はすべて 100パーセント正しいのか。筆界特定にそのまま使用してよいのか。」という意味で あれば、筆界を調査するにあたっては、筆界は登記により異動しますので、添付 された地積測量図がまず筆界確定の根拠となることは間違いありません。
しかし上記の@ABのような事情もあり、筆界を示す証拠として地租改正当時から の資料もある訳でその資料から既提出の地積測量図の処理(ちょっと違う意味に なったかな。)が適正なものかどうか、表示されているものが筆界なのか所有権 境界なのかを確認する必要があるでしょう。
所有権境界が筆界として表示されているのなら、それは間違いとして改めるべきです。 時に、東西の分筆線を南北に入れるような誤った処理もあります。 これは、意図的なものなのか、単に面積のみが必要であったので形状は関係 無いとして処理された結果なのか、完全な誤りなのか不明ですが・・。
現在の地積測量図作製の感覚で、過去の地積測量図を100パーセント信頼して 記載された数値や図形により単純に復元することは危険だろう思います。
復元にあたっては、自分が調査・測量した後で過去の事情や資料を調査して 既提出の地積測量図の信頼性を考慮することが必要です。
最終的には、一筆地の筆界を確定する場合に上記の地積測量図をどのように 利用するかということになり、既提出の地積測量図について、それぞれの条件を 加味して全部信頼の出来るものなのか、一部のみが信頼できるものなのか調査者 自身の判断によることになります。
したがって、地積測量図は100パーセント正しいかと問われた場合、答えよう がないと言うのが本音です。
きゃべつさんの「地積測量図は100パーセント正しいのか」というご質問の回答に ついては、老眼おっさんの知識ではこの程度の回答しか出来ませんのでお許し願います。
@の場合であれば、第三者にその信頼度を計測していただくしかありません。 |
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□ありがとうございますv/きゃべつ
(98)投稿日 : 2008年05月29日 (木) 20時26分
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老眼おっさん 様へ
いきなりこんなことをおうかがいしましたことを お許しください>< お返事があり感謝感激ですv 本当にありがとうございます
その中でわからない点をお伺いしてもよろしいでしょうか?
@の場合の
Q開業当初のTSという測量から 現在の測量精度に変わったのはいつの頃になるんでしょうか? 又、その現在の測量制度が行われた頃からに作成された 地積測量図は信頼性の高いものとかんがえていいのでしょうか?
Q境界の立会いの不備は 地積測量図を提出する場合に 境界の立会い後の書面に(判子をつくもの)で 確認すべき所有者全員の承諾がなくても、測量図が作成されているということでしょうか?
Aの場合の
Q地積測量図は教えていただいた専門家によるものであれば 書式のルールはどんなものであってもいいのでしょうか? ではなく、書式はきまっているのでしょか?
Cについての
筆界についてはなおさらよくわかりませんが 境界には2種類あることはおぼろげながらわかりました
Q所有権界と筆界は図面上ではどのように 書き表されているのでしょうか? 又、筆界は誰がきめるものなのでしょうか?
Q現在の地積測量図作製の感覚での現在と 過去の地積測量図の過去の線引きをどのようにかんがえれば よいのでしょうか?
Q復元にあたっては、自分が調査・測量した後で過去の事情や資料を調査して、既提出の地積測量図の信頼性を考慮することが必要です。
もしこの作業をする場合は資料集めは自分で行った後 専門家にお願いしたほうがよいのでしょうか? 又質問Aにあった 直接土地の所有者が作成したもの、、というものもあり、 自分で測量し測量図を作成できるものなのでしょうか?
という疑問がわいてしまいました。 お伺いしてもよいものかどうか不安を感じつつも お返事いただければ幸いです すみません
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