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基準点移動 |
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50肩おじさん
(5)投稿日:2006年02月23日 (木) 15時53分
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基準点9センチ相違の原因は解明されました。
現地の基準点は道路の河川側の路肩にプラスチック杭を打ち込んで設置していたものでした。
当初、その事から9センチ移動していればプラスチック杭の倒れ方が半端ではなく、杭の半分が埋もれた形になっているはずと思っていました。
この基準点に当初から観測・計算の誤りがあれば、この基準点から観測した境界に重大な影響があるのではと心配しておりました。
昨日W氏と現地に出向き、問題の基準点を調査いたしました。 私は触ることすらしていませんでしたが、W氏は「この杭ぐらぐらしよるぜ」と平気で杭をゆすり、挙句の果てに掘り返してしまいました。 杭は途中からぽっきりと折れており、上から20センチの位置から横にほぼ平行移動していました。 そのため杭の半分が埋まることもなく、少し傾斜がある程度になっていました。 杭の上部の角には何かが落下したようなくぼみがあり、「どーん」と何かが乗っかかってプラスチック杭はぽっきりと折れ、その後、車がその横に停車して地盤ごとじわりと移動してしまったものと思います。
結果として、すべてが観測された後の移動であることがわかり一安心いたしました。
その基準点は宮崎川の地図訂正・地積更正のために作製した地積測量図に準拠点として多数使用しておりますので、本日、補助者とともに逆打ちをして改めてプラスチック杭をコンクリートねまきしてきました。
基準点の復元は不可能とはいえ現地から考えて、座標値からの復元が境界標識と1センチ程度の誤差で収まればなんら問題がないと思います。
「必要悪」
とりいそぎ、ご報告まで・・・
追伸 W氏は人間ではない、やはり・・・なのだ。
昨日、朝9時に事務所に来て、問題の基準点を見て、高山の農道の3級基準点を3つ選点し、与点の3級1点と1級1点を含めたGPS観測を行い、その後現地の農道の観測準備のために4級基準点の選点および設置を行い夕方6時に帰っていきました。
私は本日は、その疲れで仕事が出来ません。 迷惑なおっさんです。
写真等とっていますので後日また原稿作成したいと思います。
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