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街区基準点使えますか |
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老眼おっさん
(46)投稿日:2006年12月12日 (火) 17時08分
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街区基準点を利用するための基準点研修について 平成18年11月18日大洲支局での第20回の勉強会、 平成18年12月3日西予市での第22回の勉強会 平成18年12月9日大洲支局での第23回の勉強会と立て続けに実施しました。 研修内容は観測実習から手簿の整理、高度角の補正、概算標高、距離の補正を行い近似座標を計算した後、厳密水平網・高低網を計算するという基準点測量の一通りの流れを1日でやってしまうというハードスケジュールでした。 観測から計算まで行うため10名程度の募集定員としていましたが、蓋を開けると、いずれの勉強会も定員の倍近く、16名から25名という参加者がありました。 基準点については実務ではなかなか取り扱う機会も無いため、「習うより慣れろ」ということもあり、複数回参加された方がほとんどでした。 中には3回全部に参加された方もあり、主催者としてはやりがいのあった勉強会でした。 しかし、主催者側の講師としての内容についてはお恥ずかしい内容で迷惑おっさんから「解らん」の一言。 説明をしながら、どんどん自分自身が何を言っているのかわからなくなるという『世界一解りにくい授業』になってしまいました。 と反省したところで、現実の登記実務では来年1月1日以降に調査・測量を行った場合、街区基準点のある地域では、街区基準点を使用していないと却下になるという、きびしいお達しがありました。
街区基準点を使用するということは、単に街区基準点に器械を立てて測量をすれば良いという単純なものでは無いことは調査士であれば皆知っていることなのだが、自分が業務として、お金を取れるプロの仕事として出来るのかということになると首をかしげることになる。
この時期にTSの対回観測の練習をしているようではプロとは言えない。 我々勉強会のメンバーは調査士の基礎を見つめなおすことを目的に勉強会を実施している。 この街区基準点を利用できるための基準点測量の技術や知識は、我々勉強会の仲間が見つめなおさなければならない基礎なの・・。
それとも専門家としての先端技術・知識としての武器なの・・。
皆さん、どう思われますか。
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□測量ではなかった。/四国遍路
(47)投稿日 : 2006年12月13日 (水) 13時24分
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大洲法務局をお借りした勉強会11月18日に参加させていただきました。 調査士の皆さん、法務局職員の方々、皆さん熱心に勉強されている姿に 打たれました。
宇和町勉強会に参加させてもらって気がついたこと・・・ 「我々の作業は測っているだけで測量といえるしろものではなかったんだ!」 ということです。
「測量には技術がいらなくなりましたヨ」「測量機器は中学生でも使えますヨ」 「パソコンが全部やりますヨ」「機器がよくなったので対回観測なんか必要ない ですヨ」という一部業者の口車に乗せられてしまって・・苦手な測量の勉強を 忘れていました。
街区基準点を使用しなければならないのは1月1日からです。 時間がありません! 老眼おじさんの言われる通りで、観測方法がやっと理解できたような状況で 今から平均計算の勉強をしていたのでは絶対に間に合いません! 観測結果はどこをチェックして。平均結果はどことどこを点検して・・ やることは山ほどあります。 一朝一夕に測量ができるようになるはずもありません。
・・・とボヤイテいる時間も許されません。生活がかかっているのです! 仕事を止めるわけにはいかないのです。 勉強しながらでも、苦しいですが業務を続けざるを得ないのです。
愛媛会の少数精鋭部隊、有能なスタッフは、調査士の生き残りをかけて ADRや筆特に徹夜が続く状態で忙殺されていると聞きます。 街区基準点問題まで手が回らないのが現状でしょう。
調査士が、「じつは測量ができない集団だった!」なんていうことが世間に バレたら調査士制度はアットいうまに吹っ飛んでしまいます。 監督官庁の法務局の方々にも迷惑がかかるでしょう。
気になることがあります。
街区基準点の設置が始まった頃に「街区基準点ができるんだから、基準点 測量は必要なくなるなーー」「街区基準点からオープントラバースでOKだ ろ・・?」「突出しは2点までオープンでOKだよね?」
街区基準点設置地域の登記を、調査士がグチャグチャにしかねません。
老眼おじさんの「街区基準点使えますか?」の問いに対しては 私、腕組みをして考え込むばかりであります。 |