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[1100]国立音楽大学の基礎ゼミ「レクチャーコンサート」Vol.1 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2008年04月06日 (日) 23時44分

4月3日に国立音楽大学の講堂大ホールで、基礎ゼミ「レクチャーコンサート」オーケストラ・コンサート『響け、オルガン!』というコンサートが開催されました。

普通大学で「基礎ゼミ」というと、新入生を対象に専攻する学問の入門篇みたいなものをやるのが普通で、このコンサートも本来は国立音大の新入生を対象にやるものと思われます。

ところが、国立音大の新入生だけではなく、誰でも聴いて良いということだったので、わざわざ新宿から玉川上水まで出かけました。入場無料ということもありますし、後半のプログラムは魅力的です。

ちなみにプログラムは、
1.J.S.バッハ プレリュードとフーガ変ホ長調BWV552
2.サン・サーンス 交響曲第3番ハ短調 作品78「オルガン付」
3.モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」第3幕

指揮:栗田博文
オルガン:青田絹江
ソリスト:今尾滋(アルマヴィーヴァ伯爵)/大倉由紀枝(伯爵夫人)/高橋薫子(スザンナ)/久保田真澄(フィガロ)/押見朋子(マルチェリーナ)/長谷川顕(バルトロ)/角田和弘(ドン・クルツィオ)
管弦楽:Kunitachi Philharmoniker
合唱:国立音楽大学合唱団
企画・お話:礒山雅

18:30開演で、都心から行く身としては開演に間に合わないのは覚悟の上。後半のフィガロだけ聴ければいいや、問題は満員で入場できないことだけ、と思って行きました。

到着したのは19:30を過ぎ、「オルガン付」がそろそろクライマックスというところ、入れてもらえないかな、と思いきや、大歓迎でした。

それもそのはず、休憩後会場に入ってみたら、本当にガラガラ。三割の入り、というところでしょうか。大学生もいたのでしょうが、春休みで親に連れられた子供の姿もちらほら。

フィガロのソリストは、国立音大の教員が勤めた訳ですが、この顔ぶれが二期会・藤原歌劇団のトップクラスで固めていることはすぐにわかります。

事実演奏は、100%満足できる出来ではなかったものの、高レベルのものであったことは間違いありません。

にもかかわらず、会場はガラガラ。確かにおおっぴらには宣伝していなかったわけですから仕方がないのですが、もったいないことです。それにしても、国立音大の新入生たちはどれだけこのコンサートを聴いたのかしら。

[1096]どろぼうかささぎ 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2008年03月06日 (木) 23時13分

いよいよ明日から3日間、藤原歌劇団のロッシーニ「どろぼうかささぎ」の上演です。

この作品、まともに演奏すると四時間かかるといううわさがあります。ちなみに私のもっている、コトルバシュがニネッタを歌っているLDではほぼ3時間の上演時間でした。

明日はどのようなタイムテーブルになるのかしら。1回休憩が入って、3時間30分ぐらいなのかしら。

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[1097]初日終了投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2008年03月08日 (土) 00時29分
予想通り、25分の休憩を1度挟んでカーテンコールまで3時間40分の上演でした。

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[1098]無理しても行って良かった投稿者:ムゼッタちゃん
投稿日:2008年03月10日 (月) 12時29分
どくたーT様、わたしも初日と二日目を観ました。
おおげさですが、私の人生でこれを観るのは最初で最後だろうと思い頑張りました。
表題の「かささぎ」は釜山で見たので親近感があります。
もちろんオペラ「どろぼうかささぎ」は聴くのも観るのも初めてです。
曲がはじまって行進曲風の序曲部分だけは馴染みのある曲でしたから、それにまずはびっくりしました。
曲名を知らないでよく耳にする音楽って結構ありますね。

オケのことは特に初日の前半がいまいちで変だなあと思っていましたから、どくたーの書き込みで合点がいきました。

Wキャストに対するコメントは、どくたーT様とまったく同じです!

演出家がいても役の解釈は個々に任せるのか
声質が違うから変えたのか(特に父親と代官のことです)
ロッシーニの音楽だけでそれが判断できたらよいのですがよくわからないのです。
インパクトが強いのはトスカ風であり、父親の心情がはっきり伝わるやりかたなのは確かです。

ところで、二日目に二階席で観ていて気がついたのですが
プロンプターはどこにいたのでしょうね?
指揮者がやったのでしょうか。
こんなに長いオペラですものプロンプターなしとは考えられないなあ。








ところで、


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[1099]両方聴いて分ること投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2008年03月11日 (火) 23時48分
ムゼッタちゃん様
お久しぶりです。東京文化会館ではお目にかかれませんでしたが、二日間ともいらしていたのですね。
私も、滅多に聴けないオペラでしたので、2日間通いました。

「かささぎ」という鳥は、カラスの仲間で、それなりに頭がよいらしく、いたずらをするそうです。結構荒唐無稽なストーリーのようですが、かささぎが宝を隠すという事件はたまにはあるようです。

>演出家がいても役の解釈は個々に任せるのか
>声質が違うから変えたのか(特に父親と代官のことです)
私もこの違いが二日間聴いていて、一番気になったところです。いい悪いではなく、違いが明らかにありました。

プロンプター、考えても見ませんでした。確かに通常のプロンプターボックスはありませんでした。ゼッダは歌手にもしっかり合図を送っていましたが、他にもプロンプター、いたかもしれませんね。

[1095]松尾洋さん逝去の件 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2008年02月19日 (火) 20時42分

東京オペラプロデュース代表で、演出家の松尾洋さんが亡くなられたそうです。享年65。

東京オペラ・プロデュースは松尾さんが主宰してきた団体で、これまで多くの日本初演作品を取り上げ、二期会、藤原歌劇団に次ぐ、東京第三のオペラ団体として活動してきたことは周知のとおりです。

松尾さんは、東京オペラ・プロデュースで数多くの作品を演出して参りました。その演出はどちらかといえば平凡なものが多く、印象深いものはないのですが、その活躍が、日本のオペラの広がりに大きく貢献したことは疑いないところです。

ご冥福をお祈りしたいと思います。

また、主宰者が亡き後、東京オペラ・プロデュースがどのようになっていくのかは心配なところです。恐らく松尾夫妻の献身があってこその団体であると思いますし、主宰者が亡くなられたということは、大きな影響があると思います。

今後、松尾さんの後継者が、松尾さんの衣鉢を継いで、東京オペラ・プロデュースをますます発展させてくださることを、心からお祈りし、松尾さんの冥福をお祈り申し上げます。

[1094]新国立劇場のラインナップ 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2008年01月21日 (月) 01時05分

2008/9年シーズンのラインナップが発表になりました。

【オペラ】
〜東洋的異国情緒と人間の本性に根ざした愛憎が見事に融合した古代中国絵巻〜
☆新制作『トゥーランドット』プッチーニ 2008年10/1〜15

〜V.ユーゴー原作によるスリリングなストーリー展開と音楽的興奮!〜
☆『リゴレット』ヴェルディ 2008年10/25〜11/3

〜永遠の色男の地獄落ち。オペラ史上7大重要作品のひとつ〜
☆新制作『ドン・ジョヴァンニ』モーツァルト 2008年12/5〜12/15

〜オペラパレスが涙に濡れた、新国立劇場だからこその名舞台〜
☆『蝶々夫人』プッチーニ 2009年1/12〜24

〜ワルツ王のオペレッタ最高傑作。シャンパンの泡のいたずらで仮面舞踏会は大騒ぎ〜
☆『こうもり』J.シュトラウスU世 2009年1/27〜2/1

〜序夜にして話題沸騰したトーキョーリング待望の再演!〜
☆『ラインの黄金』ワーグナー 2009年3/7〜18

〜美しく叙情的な音楽が紡ぎだす、ジークリンデとジークムントの愛の世界〜
☆『ワルキューレ』ワーグナー 2009年4/3〜15

〜20世紀ロシアの大作曲家によるレディ・マクベスの壮絶な悲劇〜
☆新制作『ムツェンスク郡のマクベス夫人』ショスタコーヴィチ 2009年5/1〜10

〜原作はあの「シンデレラ」!華麗なアリアと流麗な音楽を最高のキャストで〜
☆新制作『チェネレントラ』ロッシーニ 2009年6/7〜20

〜歌舞伎界の大御所・坂田藤十郎オペラ初演出。面作師・夜叉王の面に謎の死相が〜
☆新制作『修禅寺物語』清水脩 2009年6/25〜28 中劇場

私のところに来たメールをそのまま貼りましたが、何ともしょぼいですね。まず、演目総数が10で、そのうち、日本物の「修善寺物語」が中劇場での上演というのは寂しいですね。
純粋の新作が、「チェネレントラ」と「ムツェンスク郡のマクベス夫人」だけというのも残念です。
tゥーランドットとドン・ジョヴァンニが新制作のようですが、これらはレパートリー上演にして、何かもう一つぐらい新作は入れられなかったのかしら。

[1092]欲張りオペラ 投稿者:風の丘HALL

投稿日:2008年01月06日 (日) 07時57分

明けましておめでとうございます。
08年今年も、オペラを少しでも身近な芸術として地域で親しんでいただけるよう
心の息抜きとしていただけるよう、、、
ソリストの皆さんと一緒に愛を胸に、情熱を持って、ご紹介して行きたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します!

さて、年初めのコンサートのご紹介です。
ニューイヤーオペラコンサート
千葉県文化会館小ホールオペラ@「欲張りオペラ」です。

「欲張り」とその名前のまんま・・・大変欲張りに、
オペラの楽しみ方を全てこのコンサートに
ぎゅっと! 詰め込みました。

オペラ歌手にはソプラノ・テノール・メッゾ・バリトン・バスとありますが、
その中でも更に声質によって細かく声色によって役どころが違います。
それを知って頂く為に、ソプラノもテノールもバリトンも、お2人づつのご出演。

まずこれだけでも目いっぱいオペラの有名アリアが満載!

されに、オペラの歴史もちょこっと触り、それにあわせて逃せない重唱の魅力も満載!

そして、各演目の美味しい場面で引き立てているのが、村人など
周囲で演技をする人たち。これに、お客様になっていただくべく
演出家から演技のコツを教えていただきます。そして、、、、
実際のオペラの1シーンで、お客様ご出演?!

これだけでは終わりません。

子供が出演するオペラもあり、地元の子供たち[幼稚園児から中学生まで総勢50数名]に歌を実際披露していただきます!

さらに、、、なんと!
「愛の妙薬」「カルメン」「こうもり」各オペラの短編上演も!

初心者に方にも分かりやすく、充実プログラムと
演出家に解説もしていただきながらの、、目いっぱい2時間半のコンサートです!
勿論、ワインも付いていますので、休憩中もオペラ気分を倍増させてくださいね!
(一般公演のみ)

以下にプログラムを載せます。
どうぞ、親しい方々で、ニューイヤー、
オペラを酒のつまみにして、、、楽しいひと時を過ごしにおいで下さいませ。

08年2月10日(日) 特別ファミリー公演 13時開演 
         一般公演   16時開演

 会場: 千葉県文化会館小ホール
 チケット: ファミリー公演 親子券4,000円 子ども券1,000円 大人券3,500円
                 (全席自由)
       一般公演  5,000円 (全席指定・ワインつき)
 
 主催:(財)千葉県文化振興財団 共催:はなみがわ風の丘HALL
 制作:小空間オペラTRIADE (inはなみがわ風の丘HALL)

 問合せ:風の丘HALL メール・お電話

  出演者:永吉伴子(s)砂田恵美(s)西けい子(Ms)
      中鉢聡(T) 小山陽二郎(T) 森口賢二(Br) 江原実(Br)
       &ジュニアコーラスフェアリーズ(子供たち)
  ピアニスト:瀧田亮子
  演出・進行:中津邦仁  

*一般公演プログラム*(変更もありますのでご了承下さい)

1.乾杯の歌 (椿姫) 
・声のお話
2.騎士の眼差し  (ドン・パスクワーレ) 
3.ある晴れた日に  (蝶々夫人)
4.冷たい手を (ラ・ボエーム)
5.女心の歌 (りコレット)
6.ケルビーノ (フィガロの結婚)
7.何でも屋 (セビリアの理髪師)

・オペラの歴史 
8.パパパの2重唱 (魔笛) 子供たちも出演     
9.チェネレントラ4重唱
10.ドンカルロ 友情の2重唱  
11.トスカ 2重唱 

・演技のコツ
〜〜ワンシーン上演〜〜
12.愛の妙薬 ドゥルカマーラ登場
13. 〃   ネモリーノとの2重唱 
     *ネモリーノ:小山陽二郎 ドゥルカマーラ:江原実

*カルメン短編上演
14.子供たちの騎兵隊の歌   子供たちの歌
15.ハバネラ            
16.リーリャバスティア      
17.花の歌           
18.闘牛士の歌        
19.4幕エスカとカルメン2重唱  
  *カルメン:西けい子 ホセ:中鉢聡 エスカミーリョ:森口賢二


・オペレッタについて
*こうもり短編上演
1幕
20.夜会へいこう  
21.1週間もただ一人 
22.いとしい人よはやく
2幕
23.お客を呼ぶのは私の趣味で  
24.侯爵様        
25.チャルダーシュ    
3幕
26.フィナーレぶどう酒の〜 
 *アイゼンシュタイン:中鉢聡 ロザリンデ:永吉伴子 アデーレ:砂田恵美
  ファルケ:森口賢二 アルフレード:小山陽二郎


特別ファミリー公演は、上記の【こうもり】上演がなく、更に数曲削除した構成、
1時間半ほどに短縮再構成をしたものをお届けします。

小空間オペラTRIADEinはなみがわ風の丘HALL
問合せ・予約先電話番号: 上記HALL 043-273-4217

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[1093]楽しそうですね。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2008年01月12日 (土) 00時07分
こういう企画、好きです。
楽しそうです。ただ、東京の西郊に住むものにとって、一寸千葉は遠いです。そんなことかいておりますが、現実には出かけるかもしれません。

[1091]NHKニューイヤーオペラコンサート 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2008年01月03日 (木) 23時00分

本年も、例年とおりの正月でした。
東京の三が日は穏やかに晴れましたので、私も穏やかに過ごしました。年末に終わらなかった、自分の書斎の掃除を正月にやったのは予定外でした。
正月3日はニューイヤーオペラコンサートをテレビで見るのが恒例です。今年も見ました。

この番組、昨年、今年と明らかによくなりました。いわゆる大御所を呼ばなくなって、若手の実力派が中心になったことは本当に良いことだと思います。今の30台半ば以下の歌手は、ベースの技術がその一世代、あるいは二世代前の方と比較すると明らかにレベルアップしています。今回の歌唱も若い方の歌唱に特に魅力を覚えました。

短評です。

リムスキー・コルサコフ作曲 歌劇「ムラーダ」から“貴族たちの行列”
>入場行進の曲です。         
                 
プッチーニ作曲 歌劇「トゥーランドット」から“この御殿の中で” 緑川まり(S)                             
>日本でトゥーランドットを歌わせるとすればまず第一に挙がるのは緑川まりなのでしょうが、(他に歌えるとすれば、岩永圭子かな?)緑川の強い声をしても、トゥーランドットに本当に向いているとは一寸思えません。一所懸命歌っているのは分るのだけれでも余裕がないのですね。歌唱技術も後半に出てきたソプラノとは、歌手のタイプは違うとしても一段落ちるように思いました。

プッチーニ作曲 歌劇「トゥーランドット」から“誰も寝てはならぬ” 水口聡(T)
>一昨年のトリノ五輪以来、日本のテノールの課題曲になってしまいましたから、いろいろな方の“誰も寝てはならぬ”を聴きましたが、水口の歌唱はその中の位置としてごく平凡なものでした。水口の声は、この曲に合った声だとは私には思えません    
                       
サン=サーンス作曲 歌劇「サムソンとデリラ」から“バッカナール” 谷桃子バレエ団                 
>今回のニューイヤーオペラコンサートのために新たに振り付けたというバレエ。ま、いいのではないでしょうか?

サン=サーンス作曲 歌劇「サムソンとデリラ」から“あなたの声に心は開く” 小山由美(MS)                          >正直申し上げて、全然よいと思いませんでした。声はこもるし、ビブラートのコントロールは悪いし、本日の最低の歌唱。デリラのアリアが小山に向いているとは私には思えません。小山だったらワーグナーやリヒャルト・シュトラウスを歌ってもらうべきでしょう。

ビゼー作曲 歌劇「真珠採り」から 二重唱“神殿の奥深く” 樋口達哉(T)/黒田博(Br)  
>樋口達哉は声をもっとスパッと出してほしいです。ずり上がりがあるわけではないのですが、一寸遅れるのですね。高音が上滑りするのもどうかと思います。黒田はよいと思うのですが、もう少し重々しくてもよいのではないでしょうか?

ドリーブ作曲 歌劇「ラクメ」から“鐘の歌” 幸田浩子(S)
>難曲ですから、こういう書き方は失礼かも知れませんが、無難にまとめた、という印象です。何年か前、佐藤美枝子がこの曲を歌ったときは、慄然としましたが、そういうものすごさを感じさせる歌唱ではありませんでした。そこが、幸田浩子のよさなのかも知れません。

                   
ボロディン作曲 歌劇「イーゴリ公」から“ダッタン人の踊りと合唱”彭康亮(Bs)/二期会合唱団/藤原歌劇団合唱部/谷桃子バレエ団   
>有名な“ダッタン人の踊りと合唱”の部分を舞台上で演じて見せました。オペラのスペクタクル性をよく表した部分で楽しめました。飯森範親の指揮も溌剌としていてよく、オーケストラも速いテンポによく付いていたと思います。
                              
プッチーニ作曲「アダージョ」河原忠之(ピアノ)
>伴奏ピアニストとして著名な河原が、プッチーニの映像の下で演奏しました。

プッチーニ作曲 歌劇「トスカ」から“妙なる調和” 佐野成宏(T)
>佐野は本当にいい声です。惚れ惚れと聴きました。

プッチーニ作曲 歌劇「ボエーム」から“私の名はミミ”砂川涼子(S)
>上手です。こういう歌を聴くと若手の実力向上の目覚しさがよく分かります。
                              
モーツァルト作曲 歌劇「羊飼いの王様」から“穏やかな空気と晴れた日々”森麻季(S)
>脱帽です。森麻季は結構声量が足りないので、NHKホールでどう聴こえたかは分りませんが、茶の間で聴く分には何の不満もありません。アジリダの切れもいいで。最高音がもう少しすっきり出てくれれば100点満点で120点をあげたいくらい。

モーツァルト作曲 歌劇「フィガロの結婚」から“もう飛ぶまいぞ、この蝶々”甲斐栄次郎(Br) 
>バリトンの必修科目みたいな曲ですから、これぐらい歌ってもらって当然でしょう。

トマ作曲 歌劇「ハムレット」から“狂乱の場”臼木あい(S)
>Bravaです。臼木あいは、高音のコントロールが上手、余裕を持って捌きます。テクニック先行のきらいはありますが、テクニックがなければ話にならないのですから、私はこれでよいと思います。

ロッシーニ作曲 歌劇「セビリアの理髪師」から“今の歌声は”林美智子(MS)
>ロッシーニを歌うテクニックが完全に自分のものになっていないということなのでしょうね。繫ぎが微妙に遅れます。その結果、歌が軽快に進まず重たくなりました。

ヴェルディ作曲 歌劇「リゴレット」から“悪魔め、鬼め”堀内康雄(Br)
>流石です。現役の日本人バリトンでナンバーワンのヴェルディバリトンであることを立証するような歌唱でした。

ヴェルディ作曲 歌劇「トロヴァトーレ」から“恋はばら色の翼に乗って”木下美穂子(S)
>結構難曲ですから、きっちり歌うのは大変なのでしょう。そういう意味ではよく歌っていたと思います。しかしながら、2-3年前の木下って、もっと上手だったように思います。まだ最盛期には達していないと思うのですが、、、。

ジョルダーノ作曲 歌劇「アンドレア・シェニエ」から“ある日、青空をながめて”
>福井敬がとりを取るのですね。福井敬は日本を代表するリリックテノールだったわけですが、ここ2-3年、ドラマティックな役柄にどんどん挑戦している印象があります。この選曲もそういうことなのでしょう。しかし、あの声質でドラマティコを歌うというのは大変なのでしょうね。上手な方ですからそれなりにまとめてはいますが、絶唱でのビブラートが気になります。

ヨハン・シュトラウス作曲 喜歌劇“こうもり”から“ぶどう酒の燃える流れに”出演者全員  
>ニューイヤーオペラコンサートはこの曲で終わらなければ締まりません。

いろいろ悪口も書きましたが、全体的にはレベルの高いコンサートで、2008年の正月を飾るのにふさわしいものでした。

[1090]ニューイヤーコンサート 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2008年01月01日 (火) 23時55分

2008年のお正月を如何お過ごしでしょうか?
私は、例年通り、雑煮を食べながら酒を飲み、御節を食べながら酒を飲み、初詣に出かけて、ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートを見ながら酒を飲んでいます。

今年のニューイヤーコンサート、指揮はフランスのジョルジュ・プレートルでしたね。プレートルといえば、マリア・カラスが外題役を歌った「カルメン」の録音における指揮者というのが、私の最初の印象ですが、あのカルメンを録音したのが1964年で、そのとき既に中堅指揮者でしたから、相当お年です。

1924年生まれの83歳ですか。なるほど。ただ、プレートルとウィンナ・ワルツとは、一寸結びつかない感じがします。確かにウィーン交響楽団の首席客演指揮者を歴任していますが、通常の感覚では、オペラ指揮者、あるいは、プーランクの紹介者でフランス音楽のスペシャリストという印象です。

そういう方がニューイヤーコンサートを振るとどうなるか、というのが今回の聴き所でしょう。
まずはプログラムの紹介です。

ヨハン・シュトラウス「ナポレオン行進曲 作品156」
ヨーゼフ・シュトラウス「ワルツ“オーストリアの村つばめ”作品164」    
ヨーゼフ・シュトラウス「ラクセンブルク・ポルカ 作品60」
ヨハン・シュトラウス父「パリのワルツ」                      
ヨハン・シュトラウス父「ベルサイユ・ギャロップ 作品107」
ヨハン・シュトラウス「天国と地獄のカドリーユ 作品236」           
ヨーゼフ・ヘルメスベルガー作曲「ギャロップ“小さな広告”作品4」             

休憩              
                              
ヨハン・シュトラウス「喜歌劇“インディゴと四十人の盗賊”序曲」         
ヨハン・シュトラウス「ワルツ“人生を楽しめ”作品340」            
ヨハン・シュトラウス「ポルカ“かわいい曲”」                  
ヨハン・シュトラウス「トリッチ・トラッチ・ポルカ 作品214」         
ヨーゼフ・ランナー「ワルツ“宮廷舞踏会”作品161」                             
ヨーゼフ・シュトラウス「ポルカ・マズルカ“とんぼ”作品204」
ヨハン・シュトラウス「ロシア行進曲 作品426」                
ヨハン・シュトラウス「ポルカ“パリジェンヌ”作品238」 
ヨハン・シュトラウス父「中国風ギャロップ 作品20」
ヨハン・シュトラウス「皇帝円舞曲 作品437」                 
ヨハン・シュトラウス「ポルカ“インドの舞姫”作品351」ヨハン・シュトラウス作曲
                              
アンコール
ヨーゼフ・シュトラウス「スポーツ・ポルカ 作品170」
ヨハン・シュトラウス「ワルツ“美しく青きドナウ”」
ヨハン・シュトラウス父「ラデツキー行進曲 作品228」

結構珍しい作品が多く含まれているのが特徴かもしれません。前半は、フランス人指揮者らしく、フランスと縁の深い作品をいくつか入れてきました。といっても、「パリのワルツ」などは、フランス風の音楽では全然なく、完全にウィーン風のワルツでした。
後半は、インターナショナルを意識したのか、ロシアやインドに題材をとった作品を演奏しました。本年が北京オリンピックの年だ、ということもあって、ピアニストのラン・ランが、テレビでは「中国風ギャロップ」の紹介をしていました。
また、アンコールの第1曲は、本年がサッカーのヨ−ロッパ選手権をオーストリアで開催することからの選曲だそうです。

肝心の演奏ですが、プレートルは、初演奏の曲も多かったようですが、全曲暗譜で振っていました。というより、積極的に指揮をせず、ウィーン・フィルに任せていた印象が強いです。結果として、プレートルの個性を強く主張した演奏にはならず、ウィーンフィルの自主性が表に出たのではないでしょうか。ちょっとしたテンポの間のとり方などは、ウィーンローカルのような気が致しました。あるいは、テレビ放映ですから本当のところは分らないのですが、デュナーミクを強調した演奏ではなく、テンポの揺れに特徴がある演奏だったように思います。それにしてもウィーンフィルの管の渋い音色は素敵でした。

[1089]あけましておめでとうございます 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2008年01月01日 (火) 00時54分

本年が、この掲示板をご覧になった皆様にとって、幸多き一年になりますことを、心よりお祈り申し上げます。
本年も、「どくたーTの音文協奏曲」を御贔屓にしてください。
宜しくお願い申し上げます。

[1086]第九は歌うもの?、聴くもの? 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2007年12月24日 (月) 22時31分

大学時代の友人(混声合唱団所属)が言った名言、第九は聴くものではない、歌うものだ。確かに第九は難曲で、アマオケが演奏すると、事故多発になります。大学時代、大学の交響楽団の第九を聞いたのを最初に、第九の実演は、プロアマを問わず何度も聴きましたが、実演で、大きく満足した経験はないように思います。そういう意味では、参加して楽しんだほうがよいのかもしれません。

本日の日野の第九、それなりに楽しみました。オケは結構ボロボロで、合唱も問題多発でしたが、ソリストが一流どころだったので、救われた部分があります。アマチュアとしては、よくやった、というところでしょう。

それにしても、指揮者、オケ、独唱、合唱が揃った第九はなかなか難しいことなのでしょうね。

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[1087]歌えれば素敵です投稿者:一静庵
投稿日:2007年12月25日 (火) 01時10分
おめでとうございます!
第九に参加なさったのですね。歌うものか聴くものかと言っても、歌えなければ問題外でございます。
それにしてもお忙しいドクター、練習に参加なさるのはさぞお大変でいらっしゃったことでしょう。

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[1088]最後の週だというのに投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2007年12月26日 (水) 00時11分
一静庵様

全く閑になる気配はありません。先週と今週で新幹線に10回乗ることになりそうです。

第九の練習は20回ほどあったのですが、ほとんどが日曜の午前中だったので、流石に参加できなかったのは少なかったです。これが午後や平日夜だったら、とても続かなかったに違いありません。

[1084]N響演奏会ベスト3 投稿者:一静庵

投稿日:2007年12月19日 (水) 01時29分

「2007年NHK交響楽団演奏会ベスト3」と「選択の理由」を拝読させていただきました。今年は、B定期会場工事中のお休みにより、全体の回数は少なかった中で、11月Aは、別格の感じでございましたね。〈最も心に残ったN響コンサート&ソリスト〉私はまだ投票しておりませんが、第1位を尾高さんのブルックナー8番にすることは決めているのですが、あとの2つは決めかねております。
この1年もまた度々N響の部屋を覗かせていただきました。色々お教えいただきまして、有難うございました。それにしても、雨の6月C定期門前払いは、お気の毒でいらっしゃいました。

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[1085]いつもあれぐらい入場すれば、N響事務局も嬉しいのでしょうが・・・投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2007年12月20日 (木) 23時11分
一静庵様
こちらこそ、本年もいろいろとありがとうございました。
>それにしても、雨の6月C定期門前払いは、お気の毒でいらっしゃいました。

まあ、そういうこともあるのかな、ということで。面白い経験ではありました。




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