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[1142]Cittadino プッチーニ:オペラ「蝶々夫人」のご案内 投稿者:Soave

投稿日:2008年09月16日 (火) 00時29分

こんにちは。オペラ「蝶々夫人」を上演いたします。
よろしかったら是非お越しくださいませ。
よろしくお願いいたします♪

プッチーニ生誕150周年記念公演
コンサート形式による
G・プッチーニ作曲 オペラ『蝶々夫人』(全三幕・全曲・原語上演・字幕付)
Madama Butterfly
2008年11月2日(日)文京シビックホール
18時開場 18:30開演
指揮:草川正憲
ピアノ:今東薫
主なCast
蝶々夫人:片岡ひろみ
ピンカートン:加藤康之
シャープレス:中原和人
スズキ:鈴木美恵子
ゴロー:浅原孝夫
ヤマドリ:小川雄亮
ボンゾー:窪川真也
ケイト:柿谷美雪
神官:比嘉誉
ヤクシデ:丹羽広 ほか
合唱:コラーレ・ソアーヴェ
【チケット】全席自由 3000円
【主催】Soave (ソアーヴェ)
【共催】NPOチッタディーノオペラ振興会
【チケット予約・お問い合わせ 取り扱い】
Soave(ソアーヴェ)オペラ事務所
電話:090-4955-2297
メール:soave-info@dw.rmail.ne.jp
【会場アクセス・最寄駅:文京シビックホール】
・東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅4Bまたは5番出口徒歩3分
・ 都営地下鉄三田線 春日駅(文京シビックセンター前)
・ 都営地下鉄大江戸線 春日駅(文京シビックセンター前)
文京シビックセンター連絡通路徒歩3分
・JR中央・総武線 水道橋駅徒歩8分

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[1144]楽しみですね投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2008年09月20日 (土) 22時27分
Cittadino歌劇団は、文京区の区民参加オペラ団として活躍していらっしゃるのでしたよね。私は、市民オペラにも興味があるので、時間に都合がつけば伺うのですが、あいにくその日は別の用事があって伺えません。悪しからずご了解ください。
また、是非成功をお祈り申し上げます。

[1140]小空間オペラ【ランメルモールのルチア】上演 投稿者:風の丘HALL

投稿日:2008年08月28日 (木) 20時50分

お邪魔いたします。
千葉市花見川区において、オペラ公演を行っています。85席の小空間ですが、こだわって上演、早8年目、90公演越えました。秋葉原から45分ほど。宜しければ!

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おかげ様で「小空間オペラTRIADE」
文化庁公認・文化市民団体登録・記念公演

小空間オペラvol.25
ドニゼッティ【ランメルモールノルチア】08年9月10日(水)12時開演
    13日(土)15日(月・祝)15時開演 (全3回公演)

出演:ルチア:蒲原史子
   エドガルド:小山陽二郎
   エンリーコ:鹿又透
   ライモンド:志村文彦
   ノルマンノ・エンリーコ:藤原海考
   アリーサ:松浦麗
   アンサンブル
     :伊藤晴・冨田裕貴・高嶋康晴・佐々木典・和下田大典
   ピアニスト:河原忠之
   稽古ピアニスト:山崎真

演出:木澤譲
   字幕・舞台監督:岡本泰宏
   舞台美術:鍵井保秀
   衣装:イシカワマリコ

チケット:4,500円(風の丘取り扱いのみ・一般全席自由)
         ほかプレイガイド一般:5,000円(東京文化会館ほか)
     2,500円 学生(中高校生・大学生〜25歳まで・風の丘のみの取り扱い)

公演HPをご参照ください。

*ルチアの予習交流会は、8月31日1時半から行います。
ご希望の方は、風の丘まで
お申し込みください!参加費はお茶代500円です。

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千葉市花見川区朝日ヶ丘
JR総武線新検見川駅下車徒歩9分
   tel 043-273-4217

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[1141]楽しみですね投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2008年08月31日 (日) 23時11分
風の丘ホールさんの上演は、小空間であるがゆえに、歌手の息遣いがよく見えて、きっと楽しいに違いないと思っています。

今回のルチア役の蒲原史子さんは、素敵なソプラノで、私も随分前ですが一度聴いて感心したことを覚えています。

だから行きたいのですが、この3日間全て予定が入っていていけません。また、多摩の人間が千葉まで遠征するのはなかなか大変です。

いろいろと難しいとは思いますが、また、多摩まで引っ越し公演に来ていただけると嬉しいです。

あ、お近くの方はどうぞ楽しんでください。

[1139]ホルスト・シュタイン逝去の件 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2008年08月02日 (土) 09時26分

N響名誉指揮者のホルスト・シュタインが逝去したそうです。1928年生まれの80歳。私にとっては、N響でドイツ物を演奏したときの印象が忘れられない指揮者です。

私は、彼の演奏を都合10回聴きました。全てN響。演奏するプログラムもドイツ物が多く、また、ドイツ物に良い演奏が多かったのは事実です。

特に印象深い演奏は、1993年の1214回定期、ヘルマン・プライ(この方も故人ですね)をソリストに迎えたシューベルトの歌曲、1995年の1254回定期、演奏会形式の「さまよえるオランダ人」、1996年のオール・ベートーヴェンプログラムなどがあります。

1998年を最後に10年間N響の指揮台に立つことはなかったのですが、N響にとって非常に重要な指揮者の一人でした。

ご冥福をお祈りします。

[1137]『夜長姫と耳男』 投稿者:一静庵

投稿日:2008年07月29日 (火) 00時11分

東京室内歌劇場のオペラ『夜長姫と耳男』を観ました。
間宮芳生さんの音楽は太棹三味線が入っていたり、フルートを尺八のように吹いたりしても日本調ではなくジャズ風ともいえる感じでした。ものすごく難しそうな歌を、歌手の方々は歌い切りましたが、夜長姫の大貫裕子さんは強いソプラノでわがままな夜長姫を演じ、最後についに耳男に刺殺されるまで、はっきりした日本語が聞こえる素晴らしいものでした。可愛らしい微笑みがなんとも恐ろしかったです。耳男の太田直樹さんは、夜長姫に魅せられて屈折していく自分でもどうしようもない状態の苦しさのようなものを、実に巧みに歌っていたと思います。ストーリーテラー的役割のアナマロ多田康芳さんも歌詞がよく聞き取れ、一幕のこのオペラを集中して聴くことに一役買っていたと思います。「好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないのよ・・・立派な仕事をして・・・」というクライマックスでは、心が震える思いがしました。
バルコニー席で、舞台の全体は見えませんでしたが、彼岸と此岸をあらわしているらしい彼岸花やからたちの枝が、なんとも不気味でした。上がり下がりするハーフミラーを使用していましたが、その中は見えなかったので、何の効果をねらったものかは、良く解りませんでしたが、第一生命ホールのような室内楽向きのホールで最大限工夫してあったのではないかと思います。寺嶋陸也さんの指揮は見えなかったけれど、非常に明晰な音楽づくりだったように思います。

原作:坂口安吾
台本:友竹正則
作曲:間宮芳生

指揮:寺嶋陸也
演出:中村敬一

夜長姫(ソプラノ):大貫裕子
耳男(バリトン):太田直樹
夜長の長者(テノール):吉田伸昭
アナマロ(バリトン):多田康芳
エナコ(ソプラノ):松本薫

太棹三味線:田中悠美子
ヴァイオリン/ヴィオラ:手嶋志保
チェロ:松岡陽平
フルート1st:中川昌巳
フルート2nd:西村いづみ
クラリネット/バスクラリネット:伊藤紀江
パーカッション:山口泰範
ピアノ/チェンバロ:藤原弥生

第一生命ホール

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[1138]ありがとうございます。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2008年07月31日 (木) 00時36分
一静庵様

私も行きたかったのですが、この週末は多忙でとても行く時間は取れませんでした。

詳細のご報告、ありがとうございました。再演されたときは是非聴きたいものです。

[1136]多忙で追加できません。 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2008年07月28日 (月) 23時55分

先週から今週にかけて忙しく、本文の更新が出来ません。8月までお休みです。

[1132](削除) 投稿者:システムメッセージ

投稿日:2008年07月16日 (水) 07時03分

投稿された方の依頼により、2008年07月18日 (金) 02時14分に記事の削除がおこなわれました。

このメッセージは、設定により削除メッセージに変更されました。このメッセージを完全に削除する事が出来るのは、管理者の方のみとなります。

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[1134]別に結構です。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2008年07月16日 (水) 21時08分
通りすがり様

もう書き込みは無いかと思っておりました。

>先にも申しましたが、ある程度データとして、作品名や著書を示しているはずですので、これ以上どのようなデータを示せばいいのか、ピンポイントでお教えください。

個別のデータは別に教えていただかなくても結構です。というよりも記名でメールを頂き、論文リストを教えていただいたほうが、すんなり納得できそうです。

>自説に大分とこだわってらっしゃる様子にお見受けしました。
別に拘りはありません。
それなりに調べて書いたつもりですので、修正するのもきちんと調べて修正しようとしているだけです。

週末私も図書館で少し調べましたので、貴見の妥当性もある程度は確認しました。100%同意はしませんが。そのうち修正して公開します。

そういう調査の気持を起こさせてくれた意味で、深く感謝しております。

[1131]八周年、おめでとうございます! 投稿者:一静庵

投稿日:2008年07月15日 (火) 23時19分

「どくたーTの音文協奏曲」八周年おめでとうございます。
当初の熱気は薄れたとはおっしゃりながらも、地道な更新があり、素晴らしいです。「あれは、何時だったっけ?」とか「指揮者はどなたっだかしら?」などと思った時にすぐに解り、活用させていただいております。
ますますのご発展をお祈りしております。

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[1133]便乗して〜♪投稿者:kintaro
投稿日:2008年07月16日 (水) 12時00分
8周年なのだそうですね。おめでとうございます!!
私のサイトが出来た頃からのネット上でのお知り合い〜〜^^;

これからも楽しみにしていますので、よろしく〜♪

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[1135]ありがとうございます。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2008年07月16日 (水) 21時13分
一静庵様
Kintaro様

結構マイナーなサイトですが、月1000人の方が見ているわけですから、ありがたいことだと思います。これからも、データの蓄積をしながら続けていければと思います。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

[1127]モーツァルト講座のお知らせ 投稿者:kintaro

投稿日:2008年07月10日 (木) 18時09分

お久しぶりです。不適切な場合は削除してくださいね。
人気の講座ですので、是非お知らせしたくて。^^

◇◇モーツァルト講座のお知らせ◇◇
海老澤敏の新モーツァルト名曲選(声楽編)
2008年後期講座募集案内

モーツァルトには名曲が数多いです。海老沢先生にはすべての作品が名曲であると。。。しかし、その夥(おびただ)しい名曲の中から敢えて新たに選りすぐって名曲の名曲たる所以を探り、その秘密に迫ります。
概 要

海老澤敏の新モーツァルト名曲選(声楽篇)
【コース】音楽U   【時間】 毎回10時40分〜12時10分(計12回)
概要 モーツァルトの声楽曲に焦点を当て、その聴き所を探り、その魅力の秘密に迫ります。
回 月/日(曜)
1 10/16 (木) 《すみれ》 ―古典派歌曲の真髄―
2 10/23 (木) 《踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ》 ―少年作曲家の声楽コンチェルト―
3 10/30 (木) 戯れの歌声は響く ―カノン、ノットゥルノの世界―
4 11/6 (木) 《戴冠式ミサ》 ―教会堂に谺する信仰告白―
5 11/13 (木) フリーメイスン・モーツァルト ー友愛讃歌は高らかにー
6 11/27 (木) 聖母マリアとキリストに寄せる祈りー《マリア讃歌》と《アヴェ・ヴェルム》―
7 12/4 (木) オペラ・アリアの驚異の世界 ―憧れを歌うー
8 12/11 (木) オペラ・アリアの驚異の世界 ―怒りの歌ー
9 12/18 (木) オペラ・アリアの驚異の世界 ―歓喜の頌歌ー
10 1/22 (木) オペラ・アリアの驚異の世界 ―悲しみに沈むー
11 2/5 (木) コンサート・アリアの多彩な花園を散策する
12 2/12 (木) 死者への祈り ―《レクイエム》の境域ー


 
【コース】音楽U 【定員】300名 【受講料】会員 7,000円  聴講生 10,000円
場所 新百合21ビル多目的ホール
時間 毎回10時40分から12時10分
講師 日本モーツァルト研究所所長 海老沢敏先生
<申込み・問い合わせ先>  
かわさき市民アカデミー  事業推進室
http://www.kpal.or.jp/2zigyou/21academy/index.html

〒211-0064 川崎市中原区今井南町514−1 川崎市生涯学習プラザ 
TEL 044−733-6626 FAX 044−733-6697

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[1129]楽しそうですね。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2008年07月13日 (日) 08時03分
Kintaro様

書き込み、ありがとうございます。
楽しそうな講習会ですね。木曜日の午前中となると、私には縁のないものですが、盛会をお祈りします。

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[1130]私は講座の関係者ではないけれど。。投稿者:kintaro
投稿日:2008年07月13日 (日) 11時57分
ご無沙汰ばかりですみません。
掲示板を久しぶりに覗いてみたら、かなり熱いコメントの数々を読んでしまいました。^^

通りすがりさん、是非モーツァルト講座へお越しくださいませ。
直接色々と質問することも出来ると思いますよ〜。

管理人様もお仕事が暇になられたら、参加してくださいね〜♪
^^

[1126](削除) 投稿者:システムメッセージ

投稿日:2008年07月10日 (木) 09時02分

投稿された方の依頼により、2008年07月13日 (日) 01時58分に記事の削除がおこなわれました。

このメッセージは、設定により削除メッセージに変更されました。このメッセージを完全に削除する事が出来るのは、管理者の方のみとなります。

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[1128]言葉尻を掴まえて申し上げるのは避けたいと思っています。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2008年07月11日 (金) 07時01分
通りすがり様

個別の反論に反論するのも大人気ないので避けてきましたが、これだけは申し上げます。

>論文ではおっしゃるとおりこちらがお金を払って掲載してもらうことが多いですが、論文を噛み砕いたような概説、解説、そして今回のような専門的な回答には対価が発生ということです。

間違っていただいては困りますが、私は、あなたに、論文を噛み砕いたような概説、解説、専門的な回答、を全くお願いしておりません。お願いしているのは、あなたの主張する内容を裏付ける、データなり資料を示してほしい、ということです。

更に付け加えるならば、私は、あなたが専門家であることを検証するすべをもっていない。「出典」を「出展」と書くような方が、本当に研究者かしら、私と同様の好事家がいかにも専門家を装って、根拠のいい加減なお話を書いている可能性もあるのでは、という懸念も持っています。

あなたがデータを示さない限り、議論は平行線です。私は批判は歓迎しますし、こちらが不適切であれば修正するのは何らやぶさかではないので、宜しくご理解ください。

[1125]オペラ・ブッファをもう一度考えてみました。 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2008年07月10日 (木) 00時55分

今回の批判を浴びて、再度、オペラ・ブッファとは何かを考えてみました。

私は、オペラ・ブッファの形式的特徴を備えている作品がオペラ・ブッファだろうと考えています。次にオペラ・ブッファの形式的特徴とは何かですが、それを理解するには個別の作品に当たるのが一番です。即ち、オペラ・ブッファと呼ばれている作品の形式的特徴を抜き出して行き、その共通性をまとめたものがオペラ・ブッファの形式的特徴になるということです。

ところが、現在オペラ・ブッファとして知られている作品はそれほど多くなく、実際に歌劇場のレパートリーとなっているのは、モーツァルトのダ・ポンテ三部作、ロッシーニの何作品か、ドニゼッティの「愛の妙薬」と「ドン・パスクワーレ」、ハイドンの「月の世界」
チマローザ「秘密の結婚」ぐらいでしょう。せいぜい10強、甘く見ても15-16というところでしょうか。

ところが、その15か16の作品は、その形式的な特徴が良く似ています。幕構成は、2幕のものが最も多いですが、3幕の作品、4幕の作品(フィガロの結婚)と必ずしも一致しませんが、バッソ・ブッフォの活躍、スーブレットの存在、幕切れのアンサンブル・フィナーレ、三一致の法則に従う、といった共通の特徴があります。

逆に申し上げれば、このような形式的な特徴を持ったイタリア語喜劇オペラが「オペラ・ブッファ」だ、ということになります。

卵が先か鶏が先かみたいな議論をしておりますが、一定のサンプルからその特徴を導き出し、その特徴で、他の作品を評価しようという考え方ですね。

次に問題になるのは、その基準を他の作品に敷衍したとき、どこまでを許容とし、どこからを許容としないかの問題になるのだろうと思います。私は、その許容幅はあまり広くないと考えています。しかしながら、それは実際に作品に付いた分類名は一切問題にならない。上記に示したような形式的特徴を満たしていれば、dramma giocosoと書かれていようが、Commedia per musica と書かれていようが、それがオペラ・ブッファと呼んで宜しいのだろうと思っています。

オペラ・ブッファという言葉は、「通りすがり」さんの言に拠れば、「18世紀末までほとんど存在しないターム」だということです。ということは、19世紀の批評家か音楽家が、当時の流行の喜劇的歌劇をそのように呼んだ、ということになります。とするならば、彼らがオペラ・ブッファを特徴付ける形式的特徴として考えたものは「同時代の喜劇オペラ」の形式的特徴、即ち、今日我々が見聞きして知っているオペラ・ブッファの形式的特徴をしてオペラ・ブッファと呼んだと考えられます。勿論歴史的な経緯を踏まえて、オペラ・ブッファのカテゴリーを考えたのかもしれませんが、当時のオペラが、毎年新作を上演するのが常識だった以上、同時代の作品の特徴を踏まえた、と考える方が自然です。

そのように考えると、「通りすがり」氏が与えたオペラ・ブッファの定義、即ち、「当時はCommedia per musica、そして宮廷での上演、あるいはヴェネツィアでの場合Opera giocosa, dramma giocosoと呼ばれる、同時代の人物を素材に作られた喜劇系の3幕のオペラ」というのは、オペラ・ブッファを拡大して考える場合は適切かもしれませんが、本来オペラ・ブッファとして考えられてきた作品を定義するには無理があるように思います。

オペラ評論家の永竹由幸さんは、2006年12月に新国立劇場で行われた「セビリアの理髪師」のパンフレットに、「ロッシーニにとってオペラとは何であったか?彼のオペラに対する考え方」という文章を発表しているのですが、彼はその中で、「まずオペラ・ブッファとは何かを考えてみよう。最初の本格的なオペラ・ブッファはゴルドーニ台本、ガルッピ作曲の3幕の喜劇的歌劇「アルカーディア・イン・ブレンタ」(1749年)と考えて良い。これ以前のペルゴレージの「妹に恋した兄」(1732年)3幕やA.スカルラッティの「貞節の勝利」(1717年)3幕のようなバロック時代の喜劇的要素をもった世話物は、その作り方からいって後のオペラ・ブッファとは大きく違うし、インテルメッツォの「奥様女中」(1733年)等は音楽的には優れていても、あくまでも幕間劇であって、それで独立して一晩の興行を打てない」と書かれています。

私はガルッピのオペラに詳しいわけではないですが、永竹さんの意見では、19世紀初めのオペラ・ブッファの形式的特徴でさかのぼれるのは、18世紀半ばまでだ、ということのようです。

一方、「通りすがり」さんは、「ナポリの1707年のCommedia per musicaが喜劇オペラ/オペラ・ブッファの祖であることは間違いのないところです。」と主張していますが、日本を代表するオペラ評論家の意見と違う以上、「オペラ・ブッファ」という言葉の定義を含めて、もっと精緻な論理展開を望みたいところです。

という訳で、当面私は永竹説をとり、1749年から1842年までのほぼ100年間をオペラ・ブッファの時代といたしましょう。

次に幕数の問題ですが、これは確かに「通りすがり」さんの言うとおりです。調べてみると、1780年より前は、喜劇オペラと雖も3幕が普通のようです。しかしながら、18世紀後半から19世紀前半をオペラ・ブッファの時代としますと、3幕が主流の時代は30年、2幕が主流の時代は70年ということになります。とすれば、全部をまとめて書くのであれば、オペラ・ブッファは2幕を原則とする、というのはやや乱暴なまとめ方ではありますが、3幕を原則とするという見方よりは適切な感じがします。

次に、「卑俗な」同時代人が主人公:修正するのはやぶさかではありませんが、フィガロ、アディーナとネモリーノ、アンジェリーナ、イザベッラ、卑俗な同時代人の実例は一杯ありますね。

「1792年、チマローザが『秘密の結婚』を発表した後、オペラ・ブッファの名作は生まれてこなかったが、」というのは、どうも本当のようです。これまた永竹さんの受け売りですが、ナポレオンが欧州を席巻したこと及び彼がカストラートを禁止したため、19世紀初頭イタリアオペラは一時的に衰退したそうです。その10年間は新作があまり生まれず、再演物が多かったようです。

以上、オペラ・ブッファに関する意見です。私の文章は一部修正したほうがよりわかりやすくなりそうですので修正しますが、全体として問題があるとまでは思えませんでした。




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