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[1890]新国立劇場「ばらの騎士」初日の感想 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2015年05月26日 (火) 19時25分

新国立劇場「ばらの騎士」初日(5月24日)を聴きました。またもや感想を今月中載せることが出来ないので、掲示板に感想を書きます。

鑑賞日:2014年5月24日

入場料:C席 6804円 4F2列11番

主催:新国立劇場

全3幕、字幕付原語(ドイツ語)上演
リヒャルト・シュトラウス作曲「ばらの騎士」(DER ROSENKAVALIER)
台本:フーゴー・フォン・ホフマンスタール

会場 新国立劇場オペラ劇場


指 揮 : シュテファン・ショルテス
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団
合 唱 : 新国立劇場合唱団
合唱指揮 : 三澤 洋史
児童合唱  : 東京FM少年合唱団 
児童合唱指導  : 
     
演 出 : ジョナサン・ミラー
美術・衣装 : イザベラ・バイウォーター
照 明 : 磯野 睦
舞台監督 :


出 演
元帥夫人 : アンネ・シュヴァーネヴィルムス
オックス男爵 : ユルゲン・リン
オクタヴィアン : ステファニー・アタナソフ
ファーニナル : クレメンス・ウンターライナー
ゾフィー : アンナ・ブリーゲル
マリアンネ : 田中 三佐代
ヴァルツァッキ : 高橋 淳
アンニーナ : 加納 悦子
警部 : 妻屋 秀和
元帥夫人の執事 : 大野 光彦
ファーニナル家の執事 : 村上 公太
公証人 : 晴 雅彦
料理屋の主人 : 加茂下 稔
テノール歌手 : 水口 聡
帽子屋 : 佐藤 路子
動物商 : 土崎 譲
三人の孤児  :  前川依子/中道ゆうこ/小林昌代 
元帥夫人の従僕  :  梅原光洋/小田修一/徳吉博之/龍進一郎 
レオポルド : 仲川 和哉


感 想

立ち姿でどれだけ表現できるか−新国立劇場 「ばらの騎士」を聴く

 「ばらの騎士」はオペラを総合芸術作品と定義した時一番好きな作品です。いろいろな意味で傑作です。フーゴ・フォン・ホーフマンスタールの台本が文学作品としても第一級ですし、リヒャルト・シュトラウスの音楽も素敵です。傑作としか他に言いようがない作品だと思います。

 それだけに、文句なしに素晴らしい演奏というものにはなかなかお目にかかれない。そういう「ばらの騎士」の奇跡的名演は1994年ウィーン国立歌劇場日本公演、指揮:カルロス・クライバー、元帥夫人:ロット、オクタヴィアン:フォン・オッター、ゾフィー:ボニーの演奏ということになりますが、私の実演で耳にした中で二番目に良かったのは2007年の新国立劇場公演でした。つまり、今回の公演のプレミエですね。2007年の新国立劇場公演は、元帥夫人を歌ったカミッラ・ニールントが歌唱演技ともよく、後姿だって様になっていましたし、第1幕のモノローグは、真実味がありました。ロットの域には達していませんでしたが、元帥夫人としては最上の一人と申し上げてよいと思いました。

 今回の元帥夫人アンネ・シュヴァーネヴィルムスはどうかというと、ロットとは比較にならないのは言うまでもありませんが、ニールントの気品ある元帥夫人と比べても一段落ちる感じでした。第一幕の有名な諦念のモノローグ。歌にじたばた感がある。私はこの部分をもっと運命を受け入れるように自然な諦念を凛とした姿勢で歌って欲しいと思うのですが、多分、シュヴァーネヴィルムスは違う解釈なのでしょう。だから、表情の変化が濃い感じがする。しかし、元帥夫人のモノローグは、変に表情をつけて攻めるより、冷静に表情の変化を小さくして歌う方が、元帥夫人の悲しみを表現できるのではないかと思います。煙草をくゆらすシーンのようなこの演出が期待する表現も、全身で諦念を示すことであり、歌唱の表情で、諦念を積極的に示すものではないのではないかと思いました。

 もう一つ申し上げるなら、シュヴァーネヴィルムスは歌唱全体の線が細い印象がありました。ワーグナー歌いで鳴らしている方ですから、もっと吼えることもできるのでしょうが、吼えない。多分繊細な表現や表情に拘っているのでしょう。それは悪くはないのだろうけど、オーケストラに負けてしまう部分があります。そこは、指揮者が上手にコントロールすべき部分でもあるのでしょうが、指揮者はそこをきっちりやり切れていなかったということなのでしょう。結果として、凛とした元帥夫人というより、ちょっとメランコリックな元帥夫人になっていた感が強いです。

 アタナソフのオクタヴィアン。良かったです。オクタヴィアンは、長身・美貌のメゾが歌うとヴィジュアル的に魅力的です。歌唱力も含めて言えば、2007年のツィトコーワのオクタヴィアンはよかったわけですが、その時の印象が蘇るような歌唱。少年らしさが上手く表現されていて、第一幕の我儘な男の子と、第二幕のばらの騎士、そして、第三幕の女中に化けたときの演技・歌唱ともよく役柄に似合っていて素敵でした。

 アンナ・ブリーゲルのゾフィーは、歌唱は悪くないと思いましたが、立ち居振る舞いはもう一つ華やかさがあっても良いのかな、と思いました。市民階級のお嬢様というよりは、ちょっとあか抜けない田舎娘のように見えてしまうところがあります。

 上手いな、と思ったのはユルゲン・リンのオックス。多分今回の歌手の中で、一番役に合っていたのがこの方かもしれません。声が大きく張りがあり、演技の野卑な具合もまた絶妙。オックスは、反省しない傍若無人さをどれだけ貴族の意識を失わない中でさせるかが見どころだと思うのですが、その意味でも巧みな演技、歌唱をしていたと思います。

 それ以外の脇役陣では、加納悦子のアンニーナ、高橋淳のヴァルツァッキがいつもながらよく、妻屋秀和の警部、村上公太の執事もなかなか。加茂下稔の料理屋の主人、水口聡のテノール歌手も、三度目の登場になるだけあって手慣れたものでした。

 シュテファン・ショルテスの指揮する東京フィルは演奏としては悪くはなかったのですが、よりバランスを考えて、もっと交通整理した形で演奏した方がもっと良かったのではないかと思います。オーケストラと歌手の音のバランスがもう少し取れていれば、もっと美しく聴こえたのではないか、という気がいたします。

 以上、震災直後の2011年4月公演よりはまとまった演奏になっていたと思いますが、2007年のプレミエほどはよくなかったというのが正直な気持ちです。

[1889]新国立劇場「椿姫」プレミエを鑑賞しました。 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2015年05月11日 (月) 23時50分

新国立劇場「椿姫」プレミエ、見てまいりました。諸事情により感想のアップロードが週末までできませんので、掲示板に投稿します。

鑑賞日:2015年5月10日
入場料:7776円 C席 4F2列14番

主催:新国立劇場

ジュゼッペ・ヴェルディ作曲「椿姫」(La Traviata)
全3幕字幕付きイタリア語公演
新制作
原作:アレキサンドル・デュマ・フィス
台本:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ

スタッフ
指揮:イヴ・アベル
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:三澤 洋史

演出・衣裳:ヴァンサン・プサール
美術:ヴァンサン・ルメール
照明:グイド・レヴィ
ムーブメント・ディレクター:ヘルゲ・レトーニャ
音楽ヘッドコーチ:石坂 宏
舞台監督:村田 健輔
芸術監督:飯守 泰次郎

キャスト
ヴィオレッタ:ベルナルダ・ボブロ
アルフレード:アントニオ・ボーリ
ジェルモン:アルフレード・ダザ
フローラ:山下 牧子
ガストン子爵:小原 啓楼
ドゥフォール男爵:須藤 慎吾
ドビニー侯爵:北川 辰彦
グランヴィル医師:鹿野 由之
アンニーナ:与田 朝子
ジュゼッペ:岩本 識
使者:佐藤 勝司
フローラの召使:川村 章仁

感想 プレミエの好発進‐新国立劇場「椿姫」を聴く

新国立劇場のプレミエは生煮えの演奏にあるというのが一般的な評判ですが、今回の「椿姫」、トータルで見てなかなか素晴らしい演奏だったと思います。

まず、ヴィオレッタが良い。ボブロというソプラノ、初めて聴く方ですが、レジェーロ系のソプラノで、声が繊細な印象です。それが少し神経質に聴こえる部分もあり、最初の一声を聞いた時には、この声で最後まで歌いきれるのだろうかと一寸不安に思いました。しかしそれは杞憂でした。確かに強い声を出せるタイプではないけれどもバランスの良い歌唱のできる方で、最初の大アリア「ああ、そは彼の人か〜花から花へ」がまず軽い歌唱でよかったと思いますし、一方で、感情を込めた低音の魅力が欲しい第三幕の「さよなら、過ぎ去った日々」も繊細でかつ密度がある歌唱で、魅力的でした。

もちろん、これは歌手の才能努力の結果であるわけですが、それ以上に指揮者のフォローが上手かったということを指摘しなければいけません。アベルの指揮は、歌手に良く寄り添っていて、オーケストラにも繊細な音色を要求しているのだろうと思いました。アベルのこの寄り添い方は、歌手の歌心を刺激したのだろうと思わせるのに十分でした。

アルフレードも魅力的でした。ポーリは若手のイタリア人テノールのようですが、いかにもアルフレードと言うべき若々しさがあります。なよっとした若さではなく、軽質プラスチックのような硬質な若さが魅力的です。「乾杯の歌」を聴いて、この声で、第二幕冒頭のアリアをどう歌うのか、と興味津々になりました。そして、それは若々しいけれども堂々とした歌唱で、魅力的でした。私は、先の藤原歌劇団公演の西村悟などいろいろなアルフレードを聴いておりますが、ポーリのようなアルフレードは久しぶりに聴いたように思います。私の中では、今回一番の収穫であると思いました。

一方でジェルモンのダサはやや難ありと申し上げるべきでしょう。「プロヴァンスの海と陸」のようなアリアはそれほど気にならないのですが、ダサは年齢が若いせいか、ヴィオレッタの表情を受けきれない。第二幕の一番の聴きどころである、ジェルモンとヴィオレッタの二重唱は、ソプラノの切々とした歌を受け止められないのがバリトンの実力を物語っているように思いました。この4月に聴いた藤原歌劇団の「椿姫」では、佐藤亜紀子と牧野正人がこの部分を非常に印象的にくっきりと歌い上げ、深く感動したので、その域へソプラノを連れてくるためには、ある程度の年期・経験が必要だ、ということなのかもしれません。

脇役の日本勢は総じて立派。特に山下牧子・フローラ、須藤慎吾・ドゥフォールが良く存在を主張していたなと思います。また合唱も新国立劇場合唱団の力強さに感心いたしました。

イヴ・アベルの指揮は歌手に寄り添う丁寧なもの、その効果が、全体としての統率につながったのではないかと思いました。

さて肝心の演出ですが、全体としてはシンプルですが、鏡を使った派手なもの。床も壁も鏡面で、合唱団員が舞台に入ってくると、どこもかしこも人だらけという感じになって、部屋のイメージが特定されない感じがします。舞台の中心には常にピアノがあり、それが第一幕ではヴィオレッタの使うカウチになり、第二幕前半では、ヴィオレッタの文机になり、第二幕後半ではカード大になります。そして第四幕ではヴィオレッタのベッドになるという具合。第二幕前半ではこうもり傘が常に宙に浮いているのですが、あれは、何の隠喩だったのでしょう?美しい舞台ではあると思いますが、一方で、演出家の意図が空回りしているようにも思いました。第三幕の演出家の意図は多分ヴィオレッタが瀕死か死後であることを言いたいのだと思うのですが、「今日はヴィオレッタは死なないのね」と頓珍漢な感想を言っていた小母さんもいらっしゃいましたから。

[1888]新交響楽団第229回演奏会を聴きました。 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2015年04月19日 (日) 19時06分

プログラム

ショスタコーヴィチ「祝典序曲」
橋本国彦「交響曲第二番ヘ長調」
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番 ホ短調

私が新交響楽団を聴いたのは二度目のことである。1回目は多分1977年。今から38年前、新交響楽団が鳥井音楽賞を受賞した時の記念演奏会のことだったと思う。
東京文化会館で。指揮者は芥川也寸志。プログラムは覚えていないが、日本の曲がメインだったように記憶している。

その当時、サントリーホールも、オペラシティも、東京芸術劇場も未だなく、東京文化会館が、東京のオーケストラの聖地だった時代である。私は、当時仙台に住んでいて、夏休みに東京に来たついでに聴いた。

まず、東京文化会館の威容に圧倒された。それまでせいぜい1800席の宮城県民会館しか知らなかったのだから。また、プロがいつも演奏している舞台にアマチュアオケが乗るのだから、余程上手なのだろうと思ったけれども、確かに、田舎の少年にはまばゆいばかりの演奏だった。

その時、私は19歳。それまでまともなオーケストラを生で聴いたのは2,3回だったと思う。そういう未経験の少年にとって、新響サウンドは驚き以外の何物でもなかった。それから38年。その間オーケストラの演奏を生で随分聞いた。NHK交響楽団を中心に東京のプロのオーケストラは全て一度は聞いている。市民オーケストラも何度も聴いている。

オケピットに入ったものまで含めれば合計1000回は超えている。おかげで耳年増になった。オーケストラの演奏の好き嫌いも随分はっきりしてきたと思う。しかし、その間、新交響楽団には縁がなかった。今回楽団員の方に誘って頂き、新響を聴かせて頂いた。その席は、1階の真ん中の、S席としても最高のところ。

私は東京芸術劇場にもたまに出かけるけれども、聴くのはいつも三階後方の席である。そこから舞台はずいぶん遠いが、今日の場所は流石に最高だった。何といっても音が近い。音が一つ一つ粒だってはっきり聴こえる。それが最高に良かった。

プログラムに関して言えば、橋本国彦の交響曲は初めて耳にするものである。ブラームスの交響曲第2番を彷彿とさせる作品だった。これが聴けたのが収穫。

演奏に関して言えば、基礎的な演奏技術、音の自身の美しさとか、音の合い方に関しては、プロが素晴らしい演奏をした時のレベルに達していないことは間違いない。ヴァイオリンや、ヴィオラはボーイングの動きが、前方と後方とで微妙にずれている。

コンマスのヴァイオリンソロにしても、一昨日N響「シェエラザード」で演奏した篠崎さんのヴィオリンソロとは比較にならない水準であることは否めない。

それでも今回の演奏は、とても良かった。アマチュアの良さがとても出ていたと思う。みんな楽しそうに一所懸命に演奏していたのが良い。今回の選曲は、管楽器のソロが多かったわけだが、管楽のソロを吹いていたメンバーがみな楽しげに、「ドウダ」という感じ演奏していたのが良い。全然ルーティンではなかった。

その気持ちが湯浅卓雄のタクトの元、生き生きと表出されていた。細かいミスはあったと思うけど、それを上回る音楽する喜びが溢れていた。楽団員の熱が会場にも伝わっていた。それが気持ち良かった。

[1884]昨年のペリアスとメリザンド 投稿者:みらい

投稿日:2015年02月24日 (火) 19時44分

いつもサイトを拝見しておりますが、初めて書き込みをさせていただきます。
私はデュトワ/N響のコンビが好きで、まだ5年ほどですが、毎年必ず聞きに行っています。
管理人さんも絶賛されていたように、昨年のペレアスとメリザンドはその中で圧倒的な名演だと感じました。翌週の新世界も素晴らしかったですが。
ファン歴の長い管理人さんに伺いたいのですが、ネットではデュトワが監督を退任してからN響のレベルが下がったと書かれているのを目にします。デュトワの監督時代と比べても、先日のペレアスとメリザンドは群を抜いた名演なのでしょうか?
デュトワ時代の名演と言えば退任のときのエレクトラを圧倒的名演に挙げる方が多い気がします。私はその頃はまだN響をちゃんと聴いていなかったのですが、エレクトラと匹敵するかそれを超えるほど、ペレアスとメリザンドは素晴らしかったのでしょうか?
デュトワ時代のN響のレベルが気になり、質問させていただきました。

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[1885]返事が遅くなり申し訳ありません。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2015年02月28日 (土) 22時04分
みらい様

デュトワ時代とアシュケナージ時代とを比較すれば、デュトワ時代の方がずっと良かったと思います。

デュトワが音楽監督をやっていた時代は、N響の水準がどんどん上がって言った時代であることは間違いありません。N響は弦は昔からレベルが高かったと思いますが、管のレベルはデュトワ時代に上がりました。

エレクトラはそのデュトワの時代を締めくくるにふさわしい名演だったと思います。

では、「エレクトラ」と「ペレアスとメリザンド」このどちらがより名演かと言えば、何とも申し上げられません。

どちらも名演だったことは間違いないと思います。ただ、違う演奏を比較して、こっちが上だと申し上げるのは、明らかな差がない限り不可能な話です。

なお、デュトワはフランス人で、昔からドビュッシーやラヴェルに定評があり、ドイツ物で名前が出る方ではありません。

また、一般論として申し上げれば、芸術の水準は後になるほど高くなるものです。それは、音楽の例ではないのですが、フィギアスケートのビールマンスピンは、昔は創始者のビールマンしかできませんでしたが、今は世界レベルの女子であればみんなやります。

同様にテクニカルなレベルではより最近に近い方が高いと申し上げて間違いありません。

以上のような理由で、テクニカルな意味では、「ペレ・メリ」は「エレクトラ」よりも良かった可能性があります。

但し、芸術性という視点では、どちらが上とは申し上げられません。
どっちも良かった出宜しいのではないでしょうか。

[1881]N響情報いくつか 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2015年02月15日 (日) 07時17分

2月7日に2015年9月から2016年6月までの新シーズンのプログラムが発表になりました。

http://www.nhkso.or.jp/contents/wp-content/uploads/2015/02/2015-16season_program.pdf

詳細は、こちらをご覧ください。
新シーズンは、パーヴォ・ヤルヴィがN響の新首席指揮者に就任し、10月、2月に登場することが新しいですが、その他は、9月のブロムシュテット、12月のデュトワ、6月のアシュケナージといつものメンバーも来演します。

少しずつ変化が見られそうです。

一方で、楽団員の若返りも少しずつ進んでいます。
コンサートマスターの堀さんと、第二ヴァイオリン首席奏者の永峰さんが、昨日で最後だったそうです。また、ヴィオラのフォアシュピーラー・小野富士さんもご卒業とのことです。

新しい指揮者と若いメンバーでN響サウンドがどう変化するのか、興味があります。

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[1882]N響についての...投稿者:匿名
投稿日:2015年02月19日 (木) 19時52分
個人的には、広上さんの正指揮者就任キボンなんですけどね。
それはさて置いて。
私が、興味深く思ったのは武満徹の『風の盆』と『系図』が取り上げられるというところにおっっ。となりまた。どちらも演奏機会の少ない楽曲ですし、N響でデュトワ以外ではスラットキンが取り上げるのは珍しいです。あとは、N響定期としてはおそらく初共演となる小曽根さんとチック・コリアとのモーツァルトも気になりました。チック・コリアは85年にキース・ジャレットとともに新日本フィルでモーツァルトのK.365を演奏したことがあるとか....さてN響とはどんな演奏になるのか?興味が尽きないです。

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[1883]匿名さん、書き込みありがとうございます。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2015年02月22日 (日) 22時33分
広上さんの常任化も今後は考えられると思います。

武光の「ファミリー・ツリー」は前一度取り上げられています。遠野凪子がナレーションを務めたはずです。今回はどうなるのでしょう?

[1879]NHKニューイヤーオペラコンサート 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2015年01月03日 (土) 22時04分

2015年、終了しました。

広上さんの歯切れの良い指揮のもと全体的に良くまとまった演奏でした。細かいところはいろいろあるにせよ、全体としては、とても良かったのではないかと思います。プログラムと簡単な寸評は以下の通り。


○歌劇「ボリス・ゴドノフ」から「ボリス皇帝に栄光あれ」(ムソルグスキー作曲):合唱

○歌劇「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ作曲):西村悟(西村さんの声には曲が一寸重かった感じがしました)

○喜歌劇「ジュディッタ」から「熱き口づけ」(レハール作曲):中嶋彰子(なかなかやられない曲ですが、雰囲気のある素敵な演奏)

○歌劇「ボエーム」から「冷たい手を」(プッチーニ作曲):望月哲也(望月さんはこういう曲によく合っています)

○歌劇「ボエーム」から「私の名はミミ」(プッチーニ作曲):砂川涼子(流石、日本一のミミ歌いです)

○歌劇「ファウスト」から「金の子牛の歌」(グノー作曲):妻屋秀和(昨年、私のベスト歌手だけはあります。立派でした)

○歌劇「ファウスト」から三重唱「逃げろ、逃げろ」(グノー作曲):小川里美、山本耕平、妻屋秀和(実に素敵な三重唱。良かったです)

○歌劇「リナルド」から「前奏曲」(ヘンデル作曲):バッハ・コレギウム・ジャパン(鈴木雅明指揮)

○歌劇「リナルド」から「風よ、旋風よ」(ヘンデル作曲):藤木大地(カウンターテノールの魅力ですね)

○歌劇「リナルド」から「涙の流れるままに」(ヘンデル作曲):臼杵あい(一寸表現が劇的過ぎて、フォルムが乱れたのが気に入りません。バロックオペラなんだから)

○歌劇「リナルド」から「私は戦いを挑み」(ヘンデル作曲):山下牧子(山下さんは何でもそこそこ以上に歌われるから凄いと思います) 

○歌劇「道化師」から「鐘の合唱」(レオンカヴァルロ作曲):合唱

○歌劇「道化師」から「衣装をつけろ」(レオンカヴァルロ作曲):村上敏明(村上さんはこういうドラマティックな方が似合うようになってきました) 

○歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」から乾杯の歌「酒をたたえて」(マスカーニ作曲):与儀巧、鳥木弥生、合唱(与儀さんの歌にトゥリッドゥの弱さが見えて良かったです)

○歌劇「ヴァネッサ」から「冬はすぐそこまで」(バーバー作曲):林美智子(済みません。初耳の曲です) 

○歌劇「道楽者のなりゆき」から「夜よ、静かに」(ストラヴィンスキー作曲):田村麻子(この曲も多分初耳です)

○歌劇「リゴレット」から「慕わしい人の名は」(ヴェルディ作曲):幸田浩子(ジルダの雰囲気が良く出ていました)

○歌劇「リゴレット」から女心の歌「風の中の羽のように」(ヴェルディ作曲):福井敬(福井さんはもっと重い曲の方が似合うかと思いきや、しっかりとマントヴァ公になっていました)

○歌劇「リゴレット」から四重唱「美しい乙女よ」(ヴェルディ作曲):福井敬、幸田浩子、上江隼人、鳥木弥生(低音二人の支えの上にソプラノとテノールが乗っかっている感じで、まとまりがありました。鳥木さんのマッダレーナが魅力的) 

○歌劇「清教徒」から「命をかけて」(ベルリーニ作曲):堀内康雄(堀内さんは美声ですね。羨ましい程)

○歌劇「ディノラ」から「影の歌」(マイヤベーア作曲):森麻季(本当に素敵な演奏だったと思います。良いものを聴かせて貰いました) 

○歌劇「愛の妙薬」から「人知れぬ涙」(ドニゼッティ作曲):錦織健(錦織さん、ボロボロになるかと思いきや、凄く良い歌。頑張ったと思います)

○歌劇「ジャンヌ・ダルク」から「森よ、さようなら」(チャイコフスキー作曲):藤村実穂子(上手いです。他に何もありません)

○歌劇「椿姫」から乾杯の歌「友よ、さあ飲みあかそう」(ヴェルディ作曲):全員

合唱:新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

指揮:広上淳一

これで正月は終わりです。明後日からは正常稼働。





[1878]ウィーン・フィル、ニューイヤーコンサート 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2015年01月01日 (木) 21時56分

恒例のテレビ鑑賞です。
指揮のズービン・メータは5回目の登場とのこと。
私は、1990年のニューイヤーコンサートを楽友教会大ホールで聴いているのですが、その時の指揮者もメータでした。
今回のメータは、昔と比べるとかるみがあって良くなったように思います。肩の力が抜けたというか。

演奏された曲目は次の通りでした。

第一部

「“ウィーンの朝・昼・晩”序曲」フランツ・フォン・スッペ作曲

「ワルツ“東洋の物語”」 ヨハン・シュトラウス作曲

「ポルカ“ウィーンの生活”」 ヨーゼフ・シュトラウス作曲

「ポルカ“人が笑い生きるところ”」 エドゥアルト・シュトラウス作曲

「ワルツ“オーストリアの村つばめ”」 ヨーゼフ・シュトラウス作曲

「ポルカ“ドナウのほとりから”」 ヨハン・シュトラウス作曲

第二部

「常動曲」 ヨハン・シュトラウス作曲

「加速度ワルツ」 ヨハン・シュトラウス作曲

「電磁気ポルカ」 ヨハン・シュトラウス作曲

「ポルカ“蒸気をあげて”」 エドゥアルト・シュトラウス作曲

「ワルツ“エルベ川にて”」 ヨハン・シュトラウス作曲

「シャンペン・ギャロップ」 ハンス・クリスチャン・ロンビ作曲

「学生ポルカ」 ヨハン・シュトラウス作曲

「自由行進曲」 ヨハン・シュトラウス(父)作曲

「アンネン・ポルカ」 ヨハン・シュトラウス作曲

「ワルツ“酒・女・歌”」 ヨハン・シュトラウス作曲

「ポルカ“粋に”」 エドゥアルト・シュトラウス作曲

アンコール

「爆発ポルカ」 ヨハン・シュトラウス作曲

「美しく青きドナウ」 ヨハン・シュトラウス作曲

「ラデツキー行進曲」 ヨハン・シュトラウス(父)作曲

(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)ズービン・メータ

[1877]N響第9、テレビで鑑賞しました。 投稿者:どくたーT@管理人

投稿日:2014年12月31日 (水) 22時01分

N響第九終了。例年通りのテレビ鑑賞。
割と良い演奏でした。
まず、演奏記録的ことを少し。
指揮:フランソワ・グザヴィエ・ロト
演奏:NHK交響楽団
ソプラノ・ソロ:安藤赴美子
アルト・ソロ:山下牧子
テノール・ソロ:福井敬
バリトン・ソロ:甲斐栄次郎
オーケストラの主要な演奏者は次の通りでした。
コンサートマスター:篠崎史紀、トップサイド:酒井敏彦
2ndヴァイオリントップ:永峰高志、トップサイド:大林修子
ヴィオラトップ:佐々木亮、トップサイド:飛澤浩人
チェロトップ:向山佳絵子、トップサイド:藤村俊介
コントラバストップ:吉田秀、トップサイド:西山真二
フルート1番:神田寛明、2番:中村淳二、ピッコロ:菅原潤
オーボエ1番:青山聖樹、2番:和久井仁
クラリネット1番:松本健司、2番:加藤明久
ファゴット1番:宇賀神広宣、2番:森田格、コントラファゴット:菅原恵子
ホルン1番:今井仁志、2番:勝俣泰、3,4番:未確認
トランペット1番:関山幸広、2番:佛坂咲千生
トロンボーン1番:栗田雅勝、2番:吉川武典、3番:黒金寛行
ティンパニ:植松透、大太鼓:竹島悟史、シンバル:石川達也

ロトは指揮棒を持たずに柔らかい指揮を目指した様子。
一方で、古楽器的な音を目指した感じで、音がストレートに飛んでくる感じでした。
弦楽器奏者は基本ノンビブラートで演奏していた様子です。ただし、全員ではなく、ビブラートをかけていた人もいましたので、それを厳格に求めたわけではないようです。
音響的にはノンビブラート的でした。
個人的には嫌いではないタイプの演奏。
第4楽章の国立音大合唱団は気持ちが良い。皆口を大きく開けて、第九を歌える楽しみを一杯にして歌っていました。素敵な演奏と申し上げて良いのでは。

本日は、これから東急 スターコンサートの生中継をテレビで見ます。
明日は、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート、
3日は、NHKニューイヤーオペラコンサート

例年同じパターンです。

[1871]訂正のお願い 投稿者:ナースT

投稿日:2014年11月15日 (土) 14時01分

いつもいつも適切な感想をかいていらしてとっても参考になります。時々どくたTさんと一緒に見させているのだと思うと「ヤッター」と思い嬉しくなってしまいます。ところで 10月26日に行われた中野市文化会館にての「こうもり」ですが 演出のお名前が 違っているようです。確か「大畑晃利」さんでは?なぜか外人のお名前ですが・・・訂正お願いいたします。

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[1872]近々修正します。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2014年11月16日 (日) 23時12分
ナースT様

ご指摘ありがとうございます。
理由不明ですが、誤ったのではないかと思います。
近日中に修正しますので、若干お時間下さい。

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[1873]修正しました投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2014年11月18日 (火) 22時56分
ナースTさま
ご確認ください。
なお、本公演に関し、伴奏、合唱等の情報がありましたら、併せて教えていただけると嬉しいです。
今回はご指摘まことにありがとうございました。

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[1880]通りがかりに失礼します投稿者:shalom
投稿日:2015年02月03日 (火) 09時41分
公演に関わったものです。
演奏は長野楽友協会、合唱はオペラを楽しむ会合唱団・中野「こうもり」合唱団ですよ。
10月19日には違うキャストで松本公演もありました。

[1870]N響第1789回定期演奏会の記録と感想 投稿者:どくたーT @管理人

投稿日:2014年09月28日 (日) 14時15分

今週末までホームページの本文が更新できない状況なので、代わりに掲示板に掲載します。
2014年9月27日のNHK交響楽団定期演奏会の感想です。

N響第1789回定期演奏会 於:NHKホール
指揮: ルト・ブロムシュテット

プログラム
モーツァルト 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」

主な演奏者(敬称略)
コンサートマスター:篠崎史紀
セカンドヴァイオリントップ:白井篤
ヴィオラトップ:佐々木亮
チェロトップ:藤森亮一
コントラバストップ:吉田秀
第一フルート:甲斐雅之
第一オーボエ:青山聖樹
第一クラリネット:松本健司
第一ファゴット:宇賀神広宣
第一ホルン:福川伸陽
第一トランペット:菊本和昭
第一トロンボーン:新田幹男
チューバ:池田幸弘
ティンパニ:植松透
大太鼓:石川達也
シンバル&タムタム:竹島悟史
弦楽器の構成
モーツァルト:変則12型(12-12-8-6-4)
チャイコフスキー:変則16型(16-16-12-10-8)

感想
いつものブロムシュテットで、ヴァイオリンの左右対抗配置。
それにしてもブロムシュテットはお元気です。先日マゼールが亡くなるなど、1920年代生まれの指揮者がどんどんリタイアされる中、87歳のブロムシュテットは若いころと変わらない指揮姿を見せています。
音楽のつくりはそれでも昔とはずいぶん変わってきているように思います。
モーツァルトは指揮棒なしでの演奏。指揮姿がやわらかで、それに伴うN響の演奏も優美です。ただ精密な演奏というのとは違って、輪郭が僅かに霞んだ演奏なのですが、それがまた魅力的です。
第二楽章などは、休符でしっかり楔を打ちながら演奏していくので、優美ですがだれない。アクセントの付け方が、ピリオド楽器での演奏のように露骨ではないけれども、きっちり入っていて、一寸ロマンティックな味わいがあるところなど、流石ブロムシュテットと言うべきでしょう。オーソドックスというほどにはありふれておらず、だからと言って過激では決してない、老成した指揮者の芸だと思いました。
チャイコフスキーは、モーツァルトよりも音楽の振りが大きい。勿論、これは音楽作品自身の持っている特徴の違いなのですが、それ以上にブロムシュテットの音楽の運び方に違いがあると思いました。モーツァルトの自然と比較すればチャイコフスキーの人工と申し上げてもよいかもしれません。
第二楽章は、通常の演奏と比べると遅め。アレグロという感じではありません。トリルの部分は「もたもたしているかも」と思えるほど。一方、第三楽章のマーチはかなり早い演奏で、「そこまで急がなくてもよいのでは」と思うような演奏でした。この対比の強調が、チャイコフスキーの「悲愴」交響曲では必要とブロムシュテットは考えたのでしょう。
第4楽章の沈鬱はオーソドックスに攻めました。最後のコントラバスのピチカートが切なく響きました。
以上




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