投稿日:2011年03月13日 (日) 09時10分
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東北の大震災と津波 本当にお気の毒のことです。被災者の方には、謹んでお見舞い申し上げます。
私自身は、宮城県出身で、今も沢山の親戚や友人が県内に居て被災しました。連絡が取れない方が多く、昨日、一昨日は、安否調査で一日がつぶれました。おかげさまで、親戚に関しては、全員無事を確認しました。
家の損傷や、家財道具の破損はいろいろあるのでしょうが、とりあえずは生命あってのものだねです。ほっといたしました。
ふつう、オペラに行くと、その翌日には感想をあげるようにしているのですが、今回はそういうわけにはいきませんでした。
金曜日は東京も大変でした。私は本職は研究者で、ある研究所で働いているのですが、そこの防災の責任者でもあります。地震が来ると、すぐに所内の実験を全て中止させ、ヘルメット着用で危険物の保安保全を行わせたうえ、所員を前庭に避難させて待機しました。
状況が確認された時点で、徒歩帰宅が可能な所員を順次帰宅させましたが、電車が止まっている中、研究所に泊まらずを得ないものが所全体の約半数。
私も泊まることになりました。防災用品として毛布、水、食糧各150人分はあるのですが、それを出して、配付しました。でも寒かったです。
仮眠室はあるのですが、入れるのは数人。妊婦や高齢の女性を優先にしてもらうと、男は床に寝るしかありません。段ボールを敷き、その上に寝ましたが、ほとんど眠れるものではない。結局夜中もテレビの放送を見ていました。帰ったのは土曜日の午前中。
帰宅難民を経験しました。 今回は東京が被害の中心ではなかったのですが、それでも大変でした。もっと凄い地震だったらそうだったかと思うと、被害の中心に居た方々の大変さには、本当に心が痛みます。
早い救助と、その後の復興を祈念して止みません。
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