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[1754]N響Music Tomorrow 2011  投稿者:一静庵

投稿日:2011年06月29日 (水) 22時18分

N響Music Tomorrow 2011 を聴いて参りました。今回はかなり「見る」部分もありましたが。

N響 Music Tomorrow 2011
指揮:パブロ・ヘラス・カサド
Fl:神田寛明 *
S:バーバラ・ハンニガン **
舞楽:天王子楽所 雅亮会 ***
管弦楽:NHK交響楽団
コンサートマスター:篠崎史紀
尾高尚忠:フルート小協奏曲op.30a *
アンリ・デュティユー:コレスポンダンス(2002/04)[日本初演] **
西村朗:オーケストラのための「蘇莫者」(2009)[第59回「尾高賞」受賞作品]***

神田さんがソリストの尾高尚忠:フルート唱協奏曲は、全体に美しく明るい曲で、ソロ・フルートの高度なテクニックを要する奏法の連続、異国情緒ある旋律など、楽しく聴きました。よく演奏される2管編成版ではなく、御子息の惇忠氏が校訂された初版の独奏フルート、ホルン2、ハープ、弦楽5部という本来の形で演奏されたということです。神田さんの素晴らしい演奏に対して、客席は勿論のことオーケストラの方々もたいへんな拍手を送っておられました。
デュティユー:コレスポンダンスのソリスト、ソプラノのバーバラ・ハンニガンさんは長身のたいへん美しい方で、声も清涼感のある美しく、聴く者の魂に深く入り込むように歌われました。5曲からなる書簡ですが、歌詞対訳は演奏中は読めませんでしたので、意味は解りませんでした。翻訳を見ると、第2曲はソルジェニーツィンがロストロポーヴィチ夫妻にあてたもので一番普通の手紙文のようでした。第1曲は池田さんの長いテューバ・ソロにおどろき、第2曲はアコーディオンとチェロのやりとりが素敵でした。後藤ミホコさんのアコーディオンは オーケストラの前、指揮者とソリストの間に配されていたためか、よく聞こえました。第5曲は管楽器やヴィブラフォンの響きがたいへん美しく、天上の響きに誘われるようでした。
休憩時間中に、ステージには緑色の敷物が敷かれた舞台が作られていました。オーケストラは、その舞台を囲むように配され、第1ヴァイオリンは中央付近の奥、上手側のホルンやトロンボーンなどは、殆ど後ろを向いている状態です。西村朗:オーケストラのための「蘇莫者」、第1楽章は前奏曲でオーケストラのみです。高音のチェロ、弦全体が揃って同じ旋律を弾くところなどがありました。非常に大きな音で何かを威嚇するような感じでもありました。第2楽章「乱声(らんじょう)」では、管楽器が能の舞台がはじまる時のヒシギのような甲高い音を奏で、竹島さんが2つの大太鼓を両手後ろ手で強く叩くなどの珍しい光景を見ていると、蘇利古(そりこ)という舞人が登場し、弦楽器の低音のピッティカートに合わせて舞ったりします。そのうちに黒い面の蘇莫者が登場してきて舞い、つぎに綾切(あやぎり)が登場して舞います。それぞれ舞が済むと、舞台の隅にくつろぐように座っています。ガムラン・ゴングの音に合わせて蘇莫者が舞うところもありました。第5楽章の「破」では、フルート・ソロで原曲の雅楽の旋律が奏でられますが、今回フルート1番のエキストラは高木綾子さん、殆どソリストのような活躍ぶりでした。岡本さんだったと思いますが、とても高い音のファゴット・ソロの部分もありました。第6楽章の後奏曲もフルート、アルト・フルート、ピッコロなどが活躍し、そのうちに弦の静かな響きになり、これまで繰り広げられた宇宙的なものが閉じられたようでありました。人数の多いオーケストラで、広大な世界、宇宙ですか、を現わしているかのような音楽はなかなか聴きものだったと思います。ただ、舞楽が実際に共に演ずる必要があるかどうかは、少し疑問に思いました。ともあれ、複雑な音楽、大人数のオーケストラをきびきびとした動きでさばいていく、といった感のある指揮者カサドさんには感心致しました。

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[1755]詳細なご感想、ありがとうございました。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2011年07月01日 (金) 22時03分
一静庵さま

詳細なレポートをご投稿いただき、ありがとうございました。
N響のMUSIC TOMORROWは、現代音楽紹介のイベントとして、非常に重要だとは思うのですが、私はご存知のとおり一度も行ったことがありません。

しかし、今回の一静庵様のご投稿を拝見すると、ぜひ聴きたかったな、という気がします。今回は、フルートの1番がゲストの高木さんで、フルートのソリストが神田さんということで、とても豪華なラインナップだった訳ですね。

この二人の揃い踏みだけでも聴く価値があったかもという気がいたします。

N響は放送でやりますので、ミュージックトモローもそのときは拝見しようと思いました。



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