どどいつとは…七・七・七・五(三四・四三・三四・五)の定型詩です。 前のどどいつの中の単語ひとつを一番前に持ってきて 次のどどいつをどうぞ。・・・・・小夜子
ほーむぺーじ★小夜子別館
■ おお
訪れてくださっていたとは……ごぶさたしておりました。待つ夜待たぬ夜待たせた夜もいまはむかしのものがたりむかしはなんとまあもの思いばかりしていたことでしょう。
■ 色
色はほんのり薄墨さくら 君を待つ夜の小糠雨
■ ぬか
糠に釘とてなくてはならぬなすび色よく漬ける床やっとかめだわなも
■
うつつぬかしてしまったあとはあとのまつりのからっけつ
■ 夢 その2
夢で逢うより現で逢って君にうつつを抜かしたい
■ 夢
夢のなかでは逢っても平気いまはこの世にいないひと目が覚めて「あれ、あの人、亡くなったはずなのに……なぜ夢ではそれに気づかなかったんだろう」なーんてこと、ありませんか?
夢と知りつつ貴方に溺れ 息も絶え絶え渡る恋
■ 夜
夜は獣の衣をまとい 記憶は朧に夢の中 あれは満月・・・