ウォンさんご無沙汰しております。京都は今日から祇園祭の鉾立てがはじまり都のもっとも暑い季節になりました。いろいろな情報を丁寧に読ませていただき、もし自分のできることなら心を向けてみたいと思っております。
さて、私事ですが高知県に行ってきました。五台山を望む場所にある植物学者の牧野富太郎記念館、建築は東京大学教授の内藤廣氏のもので、それは素晴らしい生き物との共生の空間でした。
長年、苦労した牧野氏の思いを深く捉えた庭園と建物のラウンドスケープは心の回復力をもった素晴らしいカタチとなっていました。子どもの頃に、偶然に図書館で見つけた植物誌や絵本を息子にも読んだ子育て、その後その息子は美術を志す青年に育ち、野の花の描写を得意としています。
植えつける気もなく寄り添った思いが人に育つことは、新鮮な喜びです。
その植物園の中に、小さな野外音楽堂がありその場所は高知全体を一望できる場所に位置し、そこからの気とステージの後ろには雨水を水盤につたわるようなしくみになった涼が静かに備わっています。
まさに、ウォンさんのピアノの世界でした。
私は、しばらくその客席にひとり座り聞こえてくるピアノを思い返しながら瞑想の時間を楽しんできました。
夜の植物園ツァーもあったり、お遍路さんにすれ違ったりととてもおもしろい場所でした。おすすめします。
次回は、昨日観てきた映画「禅」道元の感動をお伝えします。
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