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「E判定」から2浪して東大野球部入部の夢かなえた甲子園球児
ヤフーニュース (805)投稿日:2020年10月10日 (土) 20時53分 返信ボタン

 東京六大学野球の東大に今年、12年ぶりとなる甲子園球児が2人入部し、注目を集めている。そのうちの1人、別府洸太朗外野手(1年)は2017年夏の甲子園に出場した東筑高(福岡)のベンチ入りメンバーだ。2浪して理科一類に合格。コロナ禍で遅れたが、8月から練習に参加している

東大との出合いは、不完全燃焼の夏を終えた直後だった。毎年恒例の東大野球部の練習会に参加し「六大学は甲子園に出た人たちと戦える。東大はその中で勝つために全力でやっている感じがいいと思った」。スター選手が集まる神宮でのプレーを目標に、第一志望を東大に設定した。「判定は(一般的に合格率20%以下の)Eです」という成績から一念発起。2年の自宅浪人の末、理科一類の合格を勝ち取った。

 1日9時間に及ぶ猛勉強を続けた原動力は、甲子園のグラウンドに立てなかった悔しさだった。「あそこでけがなくスタメンだったら東大は志望していなかった」。コロナ禍で、前期は福岡の実家からオンラインで、授業や野球部のトレーニングに参加していた。

東京六大学には、高校の1学年下でエースだった石田旭昇投手(法大)、同学年で17年夏の福岡大会決勝を戦った福岡大大濠高出身の三浦銀二投手(同)らがいる。「受験勉強でだいぶ差が開いたけど、少しでも戻して対戦できたら」。かつてのチームメートやライバルと相まみえる日を目指し、バットを振り込む。





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