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[8] 未来と云う名の過去
うんち武田様の一番弟子 - 2006年05月14日 (日) 13時35分

──プロローグ──

──貴方は、未来と過去行けたらどちらに行きたいですか?

こんな質問を生涯1回は訊かれたことがあるはず。

私は、迷わず「過去」を選びます。

理由は、後悔した過去の自分を変えられるからです。

そして、過去では未来である現在がどのように変わるだろうか。

では、過去にも未来にも自由に行き来できたらどうでしょうか。

私は迷わずこうするでしょう。──

[11] 第1話
うんち武田様の一番弟子 - 2006年06月01日 (木) 22時32分

第1話「運命の糸」

20XX年

何事なく何の変哲もない普通の毎日を過ごしていた・・。
いつもどおり俺(翔太)は深夜まで友達と
ベットに横たわり携帯で友達とメールをしていた。
両親は別の部屋で寝ておりしかも深夜だ。
絶対にバレないだろう・・・。

こんな日々が毎日続いた。そうあの日までは・・・。

4月10日 AM1:25

始業式が始まり俺は中2になった。
1年のときと特に変わらなかった。
いつもどおり親友の良太たちとメールをしてた。
良太とは小学校からの友達で
未だかつて一度もクラスを離れたことがなかった。
メールの内容はくだらないものばかりだ。
が、何故か知らないが兎に角楽しくて溜まらない。
一種の依存症にかかったかもしれないな。
こんな冗談が平気でいえるのは俺には友達がいるからだ。
今はとても感謝している。

AM2:30

いつもなら2時には寝ている。
友達たちも2時になれば寝ているらしい。
しかし、今日は何か嫌な予感が脳裏によぎる・・。
俺は昔から勘が鋭い。
何か嫌な予感がすれば必ず自分に災難がふりかかる。
例えば小3のとき今と同じ予感が脳裏によぎった。
その数分後友達の作った給食のスープが
俺の体に降りかかった。
まるで、全身で懺悔をうけたかのようにな。
こんな出来事は1回じゃない。小4のときにも
あったけか。最近でもあったな。
まあいつもなら嫌な予感が数分でおさまるが
今日は違う。既に30分は経っている。
なのに、おさまらない。

──何か大きい災難が必ず自分に降り注ぐ──

俺は無鉄砲で後先のことを考えずに行動をするタイプだが
今日は、恐怖のあまり足が動かない・・。
唇がガクガクいっている。

─怖い・・。怖い・・。─

自分の単なる予感にすぎないがそれがやがて
自分を陥れる恐怖にかわってしまった。
あまりの恐怖に布団に蹲って寝ようとした。

─早く寝ろ!!寝れば済む話だ。─

しかし、逆に気が高ぶって寝れなんてしない。
時間の経過が遅く感じる。
1秒1秒の時計の刻みが遅く感じる。
1分が1時間に感じるほどだ。

そんな恐怖に怯えてる時。

両親の寝てる寝室の扉が開いた音が聞こえた。
母か。母は、1週間に1回ほど定期的に
深夜にトイレにいくらしい。
しかし、母のいつもの行動に何故か安心できた。

しかし、次の瞬間ふと翔太が閃いた。
─この予感の対象は俺の母かもしれない─

冷静に考えればこんなの単なる戯言にしかすぎない。
しかし、そんなことはいってられない。
それがますます正当だと思ってき始めた。
これは直ぐに助けなければ。
今まで布団に蹲っていた俺が
本能的に足が動いた。

─直ぐに助けなければ。母が危ない!!─

正義感が勇気とかわり自然と足が動き始めた。
走った。走った。兎に角走った。
間に合ってくれ。今は神に祈るしかない。

しかし、

きゃあああああああああああああああああああああああああああ

母の悲鳴が家じゅうに轟いた。
それに伴って食器棚の倒れる音。
パリーンと皿が何枚も割れるのが伺える。

とうとう悪夢が現実となってしまった。

続く


[16]
イライザ - 2009年02月17日 (火) 23時10分

うわー、オカルトノベルか。
続き期待あげー。



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