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日曜日のヒロイン 後藤真希 頑張り屋で気配り屋 日刊スポーツ

 テレビ画面の表情はクールだが、話してみるとイメージとのギャップに驚く。「モーニング娘。」の後藤真希(15)は、実は、明るくさっぱりとした、頑張り屋さんだ。13歳でモー娘のメンバーとなり、並行して、ソロ歌手、女優にも挑戦している。新しい世界を経験し、国民的アイドル集団の中とは違う個性が、輝きを増している。ゴマキ本来の姿が見え始めている。
 
 インタビューは東京・北青山の所属事務所会議室。まずは和もうと、ソロの新曲「溢れちゃう…BE IN LOVE」(19日発売)の話題を振った。すぐに「キ〜スしたって!」とサビの部分を歌ってくれた。「感情を入れるのが難しくて。よりセクシーさを出すために『キ』と『ス』の間を長くとるようにしたんです」。3回ほど同じフレーズを繰り返した。ちょっぴり上目遣いの歌い方が、なかなかセクシーだ。
 
 次は、真っ赤なへそ出しファッションのまま、新曲の振り付けを踊り出した。「やったことのない動きだから苦労しましたっ」。「パパパー」と声を出しながら、踊りを解説しようとする。「こういう感じなんです。誰かっていったら安室(奈美恵)さんみたい。カッコイイ&セクシーってイメージなんです」。
 
 テレビで見るイメージから、どちらかといえば、無口でクールな子と思っていたが、違った。「ひとりになると、気持ちも変わるし、自分がいっぱい見せられるじゃないですか。モー娘の中にいると、トーク番組でも後藤のしゃべる時間が少ないので、後藤のこと本当に知っている人は少ないと思うんですよ。『ボーッとしてる』『怖そ〜』『つまんなそう』『寝てる』とかしか言われないんです(笑い)。グループにいると楽しいけど、やっぱり自分が出せない分、ヘンな誤解をされるんですよね。もっと普通な後藤を見てほしいんです」。
 
 自分のはしゃぐ姿を見たほかのメンバーから「どうしたの?」「テンションおかしいよ」と言われた時もあった。「ふーん、そういうふうに思われてるんだって思っちゃうと、みんなの前ではしゃがないようにして、ひとりのときにバーッとはじけちゃうのかも」。
 
 周囲に映る自分に、違和感を感じることも少なくない。「傷つきはしないけど」と受け流したが、毎日、鏡で自分の顔をチェックしている。「今日ちょっと顔がおかしいとか、すぐ分かるようになりました。やっぱ、自分をちょっとでもよく見せたいから」。鏡の中にギャップを探し、ありのままの自分を見いだそうとしているのだろうか。
 
 インタビューの途中、スタッフが新曲のジャケット写真の候補を何十種類も持ってきた。寸暇も惜しむ多忙さなのだ。後藤は顔を近づけながら「これがいい」と指をさした。柔らかい笑顔の写真だった。
 
 99年8月、モー娘のメンバーとしてデビューした。13歳だった。それから丸2年がたった。
 
 デビュー当時の自分を「あのころは全然ダメだった」と振り返る。当時、金髪で、日焼けした健康的な肌が特徴だった。「渋谷系ギャル? 近いものがありましたね」と苦笑した。先輩に「敬語を使いましょう」と言われ「ウン、分かった」と何げなく答え「オイオイ、そこからして違うだろう」と怒られたこともあった。「何か、自分がタコみたいだったんです。自分が自分なんだけど、でもクネクネしてる」。何となく浮ついていた自分。そのイメージが、軟体動物の「タコ」だったのだろう。
 
 小さい時から芸能人志望で、小学生のときからボーカルスクールに通っていた。たまたまテレビ東京「ASAYAN」で「モーニング娘。第1回追加メンバーオーディンョン」の告知を見た。軽い気持ちで姉に応募を頼んだ。応募総数1万1000人の難関を突破、新メンバーに選ばれた。
 
 当時、モー娘は8人編成で後藤は1番年下。今年8月末に新しく4人が加入、13人組に膨れ上がった。今は上から5番目になる。着実に、グループ内の位置も変わった。「受かってよかったなって、本当に思います。いろんな人のことが考えられるようになった。当時と比べると、違うと思いますよ。雰囲気も声も考え方も違うし」。
 
 後輩を指導する立場にもなったが、1回も後輩を怒ったことがない。「言って気付かせる方が早いんだろうけど、それを言うと、イヤなふうに受け取られるというか、ちょっと注意しただけで、怒ったように取られるのもヤだし」。
 
 場の雰囲気で後輩が怒られそうなときは、さりげなく助け船を出す。いわばモー娘の“調整役”だ。「辻(希美=14)加護(亜依=13)たちが怒られるのをあんまり見たくないんです。あの子たちが注意されるなって思ったら『ちゃんとやんな』『もっと大きく動いた方がいいよ』って、事前にゴショゴショって言うんです。でも、頑張っても動きが直んなくて、結局、怒られちゃうこともあるし。そんなときは『あ〜怒られちゃったよ』って頭抱えちゃってます」。「気配り屋さんなんだ」と言うと「よく胃を痛めてるんです。これでも神経使ってるんですよ」と笑った。
 
 姉2人、弟1人の4人兄弟で育った。都内の実家の門限は厳しく、1分1秒でも遅れたら、両親が経営する飲食店を手伝わされた。兄弟げんかもした。「昔から家族も兄弟も身近にいっぱいいたから、人を見て育ってきたんですよね。人を見ない人って、やっぱ自分勝手で言いたい放題言っちゃう。相手がどこで傷つくとか分からなくなってしまうんですよね」。後藤にとって、モー娘は「家族」みたいなもの。下は12歳、上は20歳という大所帯に、後藤は、なくてはならない存在になっている。
 
 そんな後藤は、飛躍の時を迎えている。3月にソロ歌手デビューを果たし、7月からTBS「マリア」(水曜午後10時)で女優としても歩み始めた。モー娘の中とは違った“個性”が輝き始めている。
 
 「マリア」は女優浅野温子の年の離れた妹役。ベテランばかりの収録現場で、ドラマの監督から最初にかけられた言葉が「負けんなよ!」だった。プレッシャーには強いと自負している。モー娘に入ったとき、ツアースタートまでの10日間で10曲の振り付けと歌を全部覚えた経験がある。「涙を見せるのが嫌い」。だから強い気持ちをもって現場に入った。泣くシーンは一発OK。現場スタッフの後藤評は「本番に強い」。ツアー中でも台本を手放さない。コンサート終了後、台本に顔を埋め寝てたこともある。
 
 「監督さんの言葉は『甘く見られないようにしろ』『ナメられないようにしろ』っていう意味だと思うんです。聞いた話だと、新人が初めに弱いとこ見せちゃうと、ナメられてしまうって言われたんです。だから、最初から強いところを見せようと思って」。収録は「そんな大変じゃなかった」と言うが、気は張り詰めていたのだろう。このときだけは、はじけるような早口ではなかった。
 
 好きになる人は「性格」を重視する。「テレビでいろんな方と共演しますけど、カッコイイ、スゴイって思ったりしても、その人はその人だし。後藤は話をして性格の良さを見つけて『あ、この人いいな』って思うタイプと思います」。
 
 10代に結婚するのが夢。「親が結婚したのが早かった影響なのかも。早くしたい、ってよく言ってるんですけど、後で仕事のことなんかを考えると、無理かなって…」。
 
 どこか冷めている現代っ子と思っていたゴマキのイメージが変わった。「後藤は…」というモー娘独特の名字呼称も、インタビューの最後には、とってもかわいらしく耳に残った。
 
★TBS「マリア」で共演する浅野温子(40)
 真希ちゃんはドラマは初めてで、もちろん慣れていないけれども、的確に自分の芝居のポジションを見つけて、それにふさわしく振る舞えるとても勘のいい人ですね。彼女の年齢に求められている、お芝居に必要な若い瞬発力を持っていると思います。きっと歌をやっていることから、その瞬発力は来ているんだと思います。先が楽しみです。

 ◆後藤真希(ごとう・まき)
 本名同じ。1985年(昭60)9月23日、東京都生まれ。99年8月、モーニング娘。の追加メンバーオーディションで、1万1000通の応募の中から新メンバーに選ばれた。同10月、市井紗耶香(卒業)保田圭と新ユニット、プッチモニを結成。つんくファミリーのシャッフルユニットでは、あか組4、7人祭で活動。今年3月に「愛のバカやろう」でソロ歌手デビュー。7月からTBS「マリア」に出演中。弟ユウキ(14)はダンスユニットEEジャンプのメンバーとして昨年デビューしている。趣味は買い物、料理。特技は「どこでも寝られること」。すぐに物をなくすのが悩みの種。159センチ、血液型O。
掲載日:01/09/09


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