オーディション番組「ＡＳＡＹＡＮ」（テレビ東京−ＴＶＨ）から飛び出した女性八人グループ「モーニング娘。」。このうち札幌出身の二人を含む三人が別ユニット「タンポポ」を結成し、十八日に「ラストキッス」（ゼティマ）でデビューする。
　
　メンバーは札幌出身の石黒彩（２０）、飯田圭織（１７）と神奈川県出身の矢口真里（１５）。プロデュースは「シャ乱Ｑ」のつんく。石黒は「『タンポポ』は『モーニング娘。』より大人の路線。アーティスト色が強い曲に挑戦していく」と強調。併録にボサノバ風の曲も入れるなど意欲的だ。
　
　グループ名について石黒は「初めて聞いたときはカッコ悪いと思ったけれど、つんくさんから、だれでも知っていて、根を深く張る花だと聞かされ、納得した」と語る。矢口も「チャンスをいかしたい」と意気込む。二人の希望は「（『モーニング娘。』では分からない）私たち一人ひとりの声を聞いてほしい」。
　
　だが、番組に振り回されているのも確か。石黒は「今は課題をこなすだけで精いっぱい。でも、勉強期間だと思っている」ときっぱり。飯田は高校通学中のためキャンペーンで来札しなかったが、代わりに矢口が「三人の目標はタンポポとしてのコンサートを開くこと」と語った。