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平成21年5月16日測量研修 |
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老眼おっさん
(124)投稿日:2009年06月06日 (土) 12時29分
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平成21年5月16日の測量研修の報告を掲載します。
基準点測量の入り口となる観測について、自分の技術を実感する。 簡単な三方向の観測だと思っていると、内容は濃いものになっている。 実際の観測にあたり、観測の上手・下手、そしてその速さについて6回を観測する速度を隣接の観測班との比較がわかる。 観測結果についても、観測の相手方との直接比較。 そして最終的な観測による数値は参加者全員が同一の値でなければならない。 自分の観測の上手・下手・熟練性がその過程により、明らかにされていく。 日常業務の中で他人と比較されることが少ない調査士の測量業務の危うさを知ることになる。
複数の与点との整合性を考えさせられる簡易水平網の計算。 調査士も厳密網計算により簡単に網計算が出来るようになりましたが、何故このような網計算が必要なのか、自分の内で整理・理解ができているのだろうか。 使用する与点による座標値の相違等、実際に整合性に悩み、試行錯誤を経験したものならば即座に理解できることなのだろう。
交点からの方向角を決定し、交点の座標値を決めていく過程で、おぼろげながらその理由がわかるような気持ちになる。
もちろん、数値がすべてではありません。 その表現されている数値がどのようにして観測・計算された結果の数値なのか、そして自分自身はどのような条件において観測し計算して数値を得たのか。
その環境と測量条件について、十分調整する必要があります。
デジタルとアナログの違い、場合によってはアナログの方が正確な場合もあります。 調査士にとって、両方の感覚を持ち合わせる事が大事です。 そして、その為には知識として最低限のものは知っておく必要があります。 当然、それは測量以外についても当てはまることです。
いつもながら、迷惑おっさんの研修は終了した後でいろいろ考えさせられます。
そのあたりの状況をうまく記載できたかどうか、老眼おっさんの目を通した間接的な報告のため、 老眼おっさん自身の知識不足と文学的才能不足もあり、不十分なものです。
迷惑おっさんや、いつも縁の下の力持ちに徹してくれている測量屋さんの深い知識と熱意を感じていただければ幸いです。
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