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地籍図記号・座標測定手簿について |
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迷惑おっさん
(222)投稿日:2014年11月24日 (月) 19時37分
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地籍測量の作業方式は、地上法、航測法及び併用法があります。これらの方式は、筆界点の位置の求め方によって数値法と図解法に区分されています。 地上法による地上数値法とは、TS等を用い筆界点の位置を平面直角座標値で求める方法をいいます。 地上法による地上図解法とは、平板測量で行い、図解法により筆界点の位置を図上で求める方式です。
図解作業の級には、N、A、B、Cがあります。 Nは数値地籍の方法をいい、A,B及びCは図解法による作業の級です。
Nについて、地籍図の図郭線の外側右上の地域見出図か下の隣接見出図に、数値地籍が行われている地域はNが記載されています。他にもNを用いる注記があるのかもしれません。
図上読取法は、平板測量によって作成された、原図に表示された筆界点の位置を座標読取装置(デジタイザー等)によって座標値で求める方法です。 この方法は、図解法等における地積測定を座標法(座標値を用いて面積計算を行う方法)で行った場合の副産物として得られる座標値を利用できます。 図解法による筆界点の位置誤差は、図上で最大0.3o程度であり1/500図では現地距離で15pとなります。 (以上 地籍測量の手引より説明文を引用しています。)
20年位前に、地籍調査の計算書類を閲覧していた時に、面積測定の計算書があり、コピーをいただいたことがあります。数値に少し手を加えると平面直角座標値になったと記憶しています。そのコピーも見つけることもできず計算法は忘れてしまいました。 地籍図をトレースして座標読取をした時もありましたが、今では、数値化され市役所で読取座標が地籍図根点等と共に管理されています。
座標測定手簿からの座標作成手順について、私は、わかりませんでした。
図上読取座標が容易に入手できる時代になりました。現地において復元座標を追うだけでなく、当時の図根点はもう無いかもしれませんが、その付近に平板を据えたとして、どのようにして測量したのか、想像してみたらよいと思っています。図根点はいつも平板の中心にいないはずだし、一つの土地を測るのに接合部分なら、数枚の図面にまたがります。数値測量でもどのように測られたのか計算書類を閲覧することも必要になることもあると思います。
大変遅くなりましたが、宜しくお願いいたします。
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