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[938]ご報告かたがた 投稿者:京都のオペラ好き

投稿日:2006年03月24日 (金) 11時35分

「ボエームについて」のやりとりを読ませていただいていました。おかげでグリゼットという職業について良くわかりました。オペラはその国の時代背景や独特の事情というものがわからないと?なことも多いですね。微妙な話題ではありますが、私は「椿姫」のヴィオレッタがコルチザン、高級娼婦と訳されているのがどうもピンと来ずいろいろと考えたりしてました。日本の江戸時代のいわゆる花魁かなぁとも思ったのですが、ヴィオレッタは財産を持っていてお金に縛られているようでもないし、教養もあって、堅気ではないものの決して蔑みの対象にはなっていない。たぶん私が思うにコルチザンとは恋愛の国フランスならでは?かどうかはしらないけど、貴族が自由に婚姻外の恋愛を楽しむことのできる存在の女性達だったのでは。だから日本で言う娼婦とはちょっとイメージが違っていてどちらかと言うと今の日本の粋筋の人に近いのではと解釈しているのですが。本当のところは一体どうなんでしょう?そうそう、菅さんの夜の女王素敵でしたよ。どうしてモーツアルトがこんな高い声のアリアを作ったかわかったような気がしました。コロラトゥーラ、星降る夜の女王でした。行ってよかったです。ご報告かたがた。

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[940]楽しまれたようで、良かったですね。投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2006年03月26日 (日) 11時57分
京都のオペラ好き様

楽しまれたようでよかったですね。「魔笛」で、夜の女王は非常に重要な役ですが、登場するのは僅かに3回、1幕と2幕の二つの超絶技巧のアリアを歌うときと、フィナーレの地獄落ちのところ(ここはほとんど歌がない)だけです。だから歌手の方はコンディションを合わせるのがとても大変だ、という話を聞いたことがあります。
菅さんほどのベテランになると、その調子の整え方はお手のものなのでしょうね。

さて、椿姫のお話は1850年ごろのパリで、ボエームの時代とあまり離れてはおりません。ヴィオレッタのモデルであるマリー・デュプレシーは1824年1月15日生まれとされており、父親は行商人、母親は地主の娘だった、といわれています。父親の血統には聖職者、母親の血統には貴族がありますが、父方の祖父は聖職者の私生児、母親も私生児で、聖職者や貴族の血と、私生児の血とが流れていたとされています。13歳で男性を知り、14歳で妾になり、16歳でパリに出、洗濯屋や洋服屋を転々としながら、グリゼットとなり、また男に囲われる生活になります。1840年グラモン公爵の子息ギッシュに見初められ、旦那を乗り換えて、彼の愛人になります。彼は若い二枚目で、彼女も本気で愛したらしい。ギッシュは、マリーを徹底的に貴族的に教育し、ここで、マリー・デュプレシーの名前も与えられます(その前の名前は、アルフォンシーヌ・プレシー)。1841年出産。その後はコルチサンの生活をおくって、その間いろいろな男と関係します。
マリーは、貴族との大恋愛を繰り返しますが、最大の望みは自分が貴族と正式に結婚することだったそうです。実際は1846年、ある伯爵と結婚し、望みを達成するのですが、1年後に死亡します。

この経歴を見る限り、ヴィオレッタは上昇志向が強かった、という感じがします。自分の美貌を最大限利用して、貴族に取り入り奥方になろうというわけですから。

また、コルティザンとは、実際は高級娼婦的な部分があるにせよ、相当に社交界の潤滑油的役割を果たしていたのでしょうね。



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