【広告】楽天市場から1月9日よりお買い物マラソンエントリー受付中

音文協奏曲メイン掲示板

何か記念に書いてください!

ホームページへ戻る

名前
Eメール
題名
内容
URL
アイコン アイコンURL
削除キー 項目の保存

このレスは下記の投稿への返信になります。内容が異なる場合はブラウザのバックにて戻ってください

[920]「ラ・ボエーム」について 投稿者:KG生

投稿日:2006年02月27日 (月) 16時27分

 初めてお便りさせていただきます。 実は土曜日の二期会の「ラ・ボエーム」に行き、皆さんのご意見を伺えればと思うことがあるので、これを書く次第です、
 当日の出来は、歌い手はほぼ全員が好演。特にロドルフォは、あれだけハイCを伸ばせられれば日本人としては最高。ミミもまずまずだし、マルチェロもよかった。 駄目なのは指揮と演出。指揮は変なところをやたらにダラダラ深刻ぶって引き延ばし、演出は、余分な間違えをいろいろ。例えば、一幕で、ロドルフォが、先に行く三人の仲間に蝋燭を渡すが、あれではコリーネが階段を滑り落ちることが出来なくなる。そのほかここには書けないがいろいろお粗末。
 一番いけないのは、プログラムの解説。 例えばこのオペラが「無理な設定」をしているとして、一幕で先に部屋を出た仲間が冬の寒空の下で長く待つことを挙げているが、これは「門番のところで待つ」と断っているのを、見逃している。またロドルフォとミミが短い間に恋愛関係になることをおかしいと言っているが、この人はこのオペラがボヘミアンたちの生活を描いたものという一番大事なことを忘れている。
 さらに私が言いたいのは、筋書きのところで、ミミのことを「同じアパートに住む」と表現していることだ。ミミは明らかに隣りの屋根裏部屋に住んでいるのに、同じアパートと言うと、まるで違う階に住んでいるように聞こえる。しかもひどいことに、このプログラムの別の筋書きだけの説明では「近所に住む」と書いている。このオペラをまるで分かっていない。
 私が何故このことを言い出したかというと、このミミが住んでいるところを、昔ある解説書が間違って書いたため、日本の多くの人が、間違って考えてしまっているからです。これは僅かの違いのようですが、実はこのオペラでは非常に大事なことなのです。
 この掲示板の投稿者の方々の中にも、ミミが屋根裏に住んでいるというのが、かえって間違いとお考えの方がいるかもしれないと思い、ご意見を伺えればと、この掲示板に書かせていただいた次第です。

----------------------------------------------

[921]ボエームの設定について投稿者:どくたーT@管理人
投稿日:2006年02月27日 (月) 23時49分
KG様書き込みありがとうございます。
KG様のご意見に対する私の考えを申し上げます。
指揮について:私が聴いたのが2日目でしたので、3日目のKG様とは同じではありませんので、なんとも申し上げられませんが、2日目の演奏は、割合すっきりしていて、しかしながら要所要所は攻撃的な演奏で、全体としてみれば、ボエームの音楽的構造を明確にする優れた演奏だと思いました。

>指揮は変なところをやたらにダラダラ深刻ぶって引き延ばし、

とお書きですが、具体的に何幕のどの辺、とおっしゃってくれればもう少し詳しいコメントが出来るかもしれませんが、私はあまりそのように感じなかったので、これ以上申し上げられません。

尚、私はボエームのスコアを知っていて、あの指揮が妥当だ、と申し上げているのではなく、これまで何度か聴いてきた録音や実演の経験から悪くない演奏だった、と申し上げているので、KG様のおっしゃっていることは正しいのかもしれません。

演出について:KG様のようにそこまで細かく見ていませんでした。しかし、演出全体としては、ごく普通の演出で、取り立てて問題だとも、取り立てて優れているとも思いませんでした。登場人物の動かし方など一寸コメディータッチに流れすぎている気もしましたが、まあ、いいのではないかしら。

ミミの住む部屋に関しては、手元のいくつかのパンフレット、解説書を見てみました。するKG様のおっしゃるとおり、ミミの住む部屋の場所については、3通りの意見があるようです。まず@ロドルフォらが共同生活をしている屋根裏部屋の隣室(屋根裏部屋)(「オペラの全て86」など数冊)、Aロドルフォらが共同生活をしている屋根裏部屋の階下の部屋(名曲解説シリーズ13巻「歌劇」(上)など)、Bロドルフォらが生活しているアパートと同じアパート(「オペラの全て2001」など)ちなみに1999年の藤原歌劇団の「ボエーム」で解説を書いている高崎保男さんや、2003年の藤原歌劇団の「ボエーム」で解説を書いている小畑恒夫さんのご意見は、Bの同じアパート、という言い方で、屋根裏部屋とも階下とも明確にはしていません。

尚、オペラの台本を見る限りでは、ミミの住居がどこであるかは明確にされておりません。しかし、自分の部屋に辿り着こうとしてロウソクを借りに来た以上、その部屋がロドルフォたちの部屋と遠く離れているとは考えにくいです。その意味で、ロドルフォたちの部屋の隣室の屋根裏部屋であると考えるのはごく自然でしょう。

しかし、もしそうであるなら、何故、それまでロドルフォはミミを知らなかったのか、という問題が新たに発生します。つい最近引っ越してきたと見るのか。実はロドルフォは前からミミを知っていて、火を借りに来たとき、これ幸いと言い寄ったのか?

この辺は演出の考え方でよろしいのではないでしょうか。

私は、ミミが住んでいる場所が「屋根裏部屋」であると劇中で言っていない以上、そこが「屋根裏部屋」であるか、「階下」であるかは演出が考えればよいことのように思います。従って、解説書に同じアパートに住む、という書き方は、まあ仕方がないのかな、と思います。

なお、私はこれまで何となく、ミミはロドルフォの隣の屋根裏部屋に最近引っ越してきたお針子である、と思っておりました。




Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場から1月9日よりお買い物マラソンエントリー受付中
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板