投稿日:2006年02月21日 (火) 13時16分
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オペラ『愛怨』、残念ながら後半だけ、泉千賀さんと秋谷直之さんの日に見ました。 日本と中国に分かれた姉妹なんて、ちょっと「国姓爺合戦」にも似ていますね。 こういう新作物は、結構お客さんが少ないものですが、今回は満席状態でした。瀬戸内寂聴さんの人気もありますね。第3幕で舞台上でソロがあるシズカ楊静さんの琵琶が、これまでの琵琶のイメージを覆すものでした。撥はもたずに両手で、全部の指を駆使してかき鳴らす感じで、なんというか派手でした。三木稔さんの和風や中国風を廃した作曲が、とても面白かったし、ピットからは金管やパーカッションの活躍するダイナミックなオーケストラがバンバン飛んできました。歌は聴けずでしたが「影巳」役の池田香織さんの扮装は、全く中身が解らないほどでした。京劇の俳優さんを揃えるのもたいへんでしょうが、また見たいオペラです。 |
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