投稿日:2005年12月10日 (土) 00時09分
|
サントリーホールで、ネルロ・サンティさんの12月B定期を聴いて参りました。 ヴァイオリンが左右に分かれ、コントラバスが第1ヴァイオリンの後方に横1列に並ぶといういつものサンティさんの配置でした。前半のイタリアオペラものは、サンティさんが操るオーケストラと歌が本当に聴衆を魅了しました。透き通るようなマルフィージさんの声にも感涙致しました。そういえば、2004年9月のオーチャード定期でも前半がマルフィージさんとのオペラものでした。その時のどくたーからいただきましたレスで、マルフィージさんが奥様とありましたので、ずうっとそう思っておりましたら、今月のプログラムにお嬢さんだということが書いてありました。お父様を信頼して安心して歌っていらっしゃるように思いました。 後半のチャイコフスキーの交響曲第4番は、オーケストラの方々が物凄い集中力をもって演奏していらっしゃることが聴いているほうにも伝わってきました。ともすると、ガンガンとなるチャイコフスキー4番ですが、絹糸で織りなされたような繊細さを感じがしました。弱音が非常に美しいのですが、サンティさんにかかると強奏のところも本当にきれいです。弦がぴったりと合うし、金管も抑制の効いた滑らかさで奏でられる感じです。1年の締めくくりとして、とてもよい演奏会を聴けたと思います。 今回、またホルン3番がハミルさんでした。 今月のプログラムによると、ヴィオラの契約団員として、飛澤浩人さんと伴野剛さんのお名前がありますね。 |
|