投稿日:2005年09月18日 (日) 21時27分
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2日目の公演に参りました。私は後半に入り込めました。というのも、ロドリゴの小餅谷哲男さんは、暖か味のある声ですが、前半は押しが弱いように思いましたのが、後半俄然訴えかけるような調子になったのです。この物語の中心的な部分のフェレイラとのやり取りも非常に良かったと思いました。ところで、牢屋の中でロドリゴが牢番の鼾と思った音が、実は逆さ吊りにされたキリシタンのうめき声だったというその音ですが、男声合唱で表されていましたが、あれがチェロなどの楽器の音であれば、もっと効果があるのではないかと等と思いました。『沈黙』は異端か否かというような討論をした若かりし頃を思い出した日曜日の午後でした。 |
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