投稿日:2005年06月20日 (月) 00時31分
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東京オペラシティ・コンサートホール・タケミツメモリアル 3階正面席で聴き、且つ見ました。 (指揮:タン・ドゥン、Sop:佐竹由美、Hrp:早川りさこ、紙楽器:藤井はるか、稲野珠緒、福島優美、管弦楽:NHK交響楽団)
★望月京:クラウド・ナイン 非常に調和のとれた感じの曲で、平和の希求、とかそんな雰囲気でした。バルコニーに大勢の奏者がいました。私から見て、右側の2階バルコニーにクラリネットとフルート。その方たちがオルゴールも担当。瀬戸物のお人形が回るものもありました。
★国枝春恵:ソプラノ、ハープ、オーケストラのための“地上の平和” ソプラノとオケの音色が全く同化しているところから、立ち上がってくる感じでした。 あれは、何語?(8ヶ国語で「地上の平和」と言っているとのこと)平和というより、人間世界の複雑さのようなものを感じました。
★タン・ドゥン:紙楽器のための協奏曲 とても、おもしろかったです。 はたきのような紙楽器をソリストの方々と一緒に石川さんも演奏したり、Paper umbrellaを開いたり、閉じたり、紙風船を膨らませて、パシッと割ったり、オーケストラのメンバーのハミング、そして、揃って譜面をパシャッ、パシャッと捲るところは客席からちょっと笑いが起こりました。チェロの弦を平手で叩くところと、ピチカートが交互に出てくるとか、美しい音で包み込むような第1ヴァイオリンはバルコニーにいらっしゃり(堀さんのお姿は、ワイヤーで吊り下げられた、長い紙に遮られて、私の席からは見えませんでした)、神田さんのバス・フルートの尺八のような音色もすごく東洋的、そして、紙楽器の3人のソリストの方々は、舞踊の要素もありました。 ソリストの一生懸命さに感動しました、と同時に、音楽としても非常にシンプルでありながら、格調が高く、豊かな心地を与えられたと思います。 |
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