投稿日:2005年06月16日 (木) 23時31分
|
イタリアの名指揮者、カルロ・マリア・ジュリーにがなくなったそうです。ジュリーニは結局実演で聴くことのなかった指揮者ですが、私が本格的に実演主義に入る前は、随分レコードを聴いた指揮者です。知的な指揮者というイメージを強く持っておりましたが、勿論ただそれだけの指揮者ではなく、イタリア人の血も併せ持っていました。 彼の録音で一番印象深いのは、「ファルスタッフ」のCD、ブルゾンが外題役を歌ったもの。私はあの録音で「ファルスタッフ」の面白さを知ったように思います。そのほか、シューベルトの大交響曲とか、「海」とか印象深い録音がいろいろあったように思います。 活動の報告を聞かなくなって随分経ち、最近気にかけることの少なくなった指揮者でしたが、死亡の報道を見ると、残念な気持ちになります。 深くご冥福をお祈りいたします。 |
|