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投稿日:2017年01月19日 (木) 13時53分
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やっと個別の解説に。 32年、最初期型セミイコンタ520。レンズとシャッターの組み合わせがいくつかあった。最高級品はテッサー70mmF3,5コンパーラビット付(当時月収が100円の頃)240円。廉価版はノバー75mmF6,3デルバル付90円(当時、セミネッターは発売されてない)私の個体は、廉価版である。 最初期型は、後期型といくつかの違いがある。 赤窓の位置が、裏蓋の左に寄っている(後期型のケースとサイズは同じだが、赤窓位置の違いで、併用できない) フイルム装填。後期の物は、バネが強く、装填が難しい。初期の物は、ヒンジが付いており、装填はしやすい。然し、バネが弱ると、フイルム本体部に光漏れが(今となっては、これは欠点) ファインダー。ネッターのように持ち上げる素透視。 デルバルシャッター。T,B,25s、50s、100sのエバーセット。 私の個体。研究用に購入。光漏れがひどく、お手上げ。Kan様が見かねて、丹念に修理して下さった。ほぼ撮影可能。 ノバーレンズ。絞れば、線が太く、諧調もある。カラーにも対応。 <スプリングカメラでいこう>で、ほぼ同じ物をレポートしている。これによると、このノバー、イカ社時代の、オリジナルノバーの可能性があるとの事(私、ノバーは詳しくない、真偽は不明) 現在、このカメラでの撮影は制約が。ほぼASA400のフイルムしか手に入らない。最高速100sを使っても、F8以上に絞る必要がある。絞れば、テッサーと何ら遜色が無い。 赤窓にシャッターが付いてないので、そこからの光漏れも心配。 |
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