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投稿日:2016年08月14日 (日) 22時52分
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ナースマンさまに影響され注意していたところ,ご縁があって5型と交換レンズのアウトフィットを見付けました。数年前見かけたときは値段の記憶を失うほど高嶺の花だったと記憶していますが、今回は拍子抜けするようで、つい手を出してしまいました。
さてナースマン様のご解説通り、非常に面白い機構で使って楽しく、信頼性も高いものです。 5型はレンズ交換、距離計連動、セレン露出計連動とほぼこのシリーズとしてはフルスペックで、それ以前モデルより少し大きく重くなったといいますが、まだ充分に小型の印象で、軽合金で上手に軽量化されています。 (5型として購入しましたが、露出計カバーがなく、後継機のヴェラマチックの画像と一致していました)
○ このスペックの中級コンパクトカメラとしては充分小型。 ファインダー・距離計像が実像式で交換レンズ3種に応じたフレーム視野が明快。 交換レンズ全てに距離計連動、絞りとシャッター両方に露出計連動。これはすごい。ライバルのレチナ3Cはおろか3Sにも勝る。 交換レンズの絞りはシャッター側でコントロールするが、絞り位置はレンズの内部にある。すごい設計。 レンズ交換はシャッターチャージと無関係に常時行える。 ファインダー内でシャッター速度と絞り値が明快に見えるのがすごい。露出計定点も明快。
X フィルムを入れると巻き上げトルクが重くなり、コンパクト過ぎてしっかり保持できる場所がないので取り落としそうになる。 東独カメラに共通して、造りがいまひとつ高級感に欠ける。酷くはないのだが。 巻き戻しロック解除ボタンはずっと押し続ける必要が。 巻き戻しノブが薄くまた引き出せず、手が痛くなる。36枚撮りを詰める気にならないし、迅速フィルム交換はできない。 視度調整機能があるとネット情報だが、私(裸眼)には距離計像がどうしても会わない。
使ってみて強烈な個性を感じました。 現像が未だ上がっていないのでレンズ描写については保留。 上記の×項目にあげたように、ファインダーアイピースを回してみてもどうしても視度が合いません。折角評判の距離計(上下像合致なので100mmでも精度が期待できそう)が、なかば山勘でしか合いません。 視度のせいなのかよくわかりませんが... 巻き上げは、フィルムなしでは非常にスムーズなのに、フィルムを入れるとそれなりに重くなり、最後のコマ近くでは力を入れて良いか迷います。 そして巻き戻しはやや苦痛。全然出来ないレベルではないけど、ノブが薄くボディから突出していないので延々巻かねばいけない気になりへこたれます。 でもこれはカスカやコンタックス1、IIでも似たようなもので、欠点といってはいけないかな。少なくとも旅行に持参するなら、フィルム巻き戻し中にシャッターチャンスが来た時のためバックアップカメラを別に持参したいです。ダブルマガジンにすれば解決なのかな。
ヴェラはもう少し小型でトップカバーが平面の印象でしたが、3や5はかまぼこ形なんですね。 幸いにしてセレンがまだ生きています。普段は無視してますが、ピーカンから突然薄曇りになった時メーターが触れて気付かされました。2EVくらい変わりネガでも影響されそうだったので、あれば便利かと思いました。 プレストールシャッターはライトバリューになっています。絞りリングの自然に触れる位置に解除ボタンがあり、慣れればファインダーを見たままで露出制御ができそうです。明らかにコンパーLVより操作性が良く感じました。 |
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