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投稿日:2015年11月28日 (土) 22時34分
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ニ眼レフのロライ(一般にローライですが、私、原音に近いロライで表記)が作った、超コンパクトカメラ。 普通のハーフサイズカメラより小さい、135フルサイズカメラ。 66年、ロライ35。ロライ製、テッサー、F3,5、40o。ロライ製コンパー、500s。ロライの二眼レフと同じ様に、左右にシャッター目盛りと、絞り目盛り。更に沈胴レンズ。精密感の有る、超コンパクトカメラ。是だけの135コンパクトカメラは、ほぼ無い。 其れだけに、巻き上げ(レバー)は左用。ファインダーに距離計は無い。但し、ゴッセンのCds露出計を内蔵。如何にもロライの製品。写りも抜群。コンパクトカメラとしては、申し分ない。 是には、クセナー付も有る(是は珍品) 68年、是を模倣した、日本製の、ペトリカラー35が。 69年、ペトリ対抗品として、B35、C35が。 B35は、レンズをトリオター、露出計をセレン。シャッター、30s以下を省く。本体も、プラスチックを多用している。 C35は、露出計も省いている(この本国製C35は、生産台数が少なく、珍品。今と成っては、ロライ35の中で価格も高い) 70年、35ゴールド。ロライ創立50年記念モデル。ゴールドカバーにワニ革。生産台数1500台の珍品。 74年、35S。ゾナーF2,8付き。此処からは、シンガポール工場製。HFTコート付。明るくなった分、距離計が無いので、近距離合わせは、中々。絞れば、35の中で、写りは最高。 35T、35B、35C、此方もシンガポール工場製。 本国製と、シンガポール製には、差が有ると云われている? 私の35Sは、シンガポール製。ファインダーに曇りが出ている。 35Bも、シンガポール製。此方は、何の問題も無い。 35の露出計。Cdsの電池がフイルム室内に有る。単独露出計なので、常に作動。その為、電池の減りが有る上に、途中交換が出来ない。水銀電池なので、今と成っては不利。 35Bのセレンは優秀。本体に30s以下が無いので、暗い所では作動しないが、それ以外では、今でも問題なく作動している。 私、フジカGL69に65o。M3に85o。のコンビで撮影していたが、35Bは、露出計代用品として、携帯していた。是で、ライカ判で、28o、40o、85oとして、使用していた。35Bのトリオター、結構優秀です。半切迄行けますよ。 78年、35LED。35BのセレンをSPDにして、ファインダー表示にした。 79年、35TE、35SE。共に35T,35SをSPDにした物。 これ等は、絞りのクリックが無い。無段階変化。 79年、35Sゴールド。本体を金メッキ。ワニ革とトカゲ革が有る。 86年、35Sプラチナ。444台限定。これ等は、Cds露出計。 90年、35クラシック。35の復興限定品。35では、底面に有った、アクセサリーシューが、軍艦部に。レンズはゾナー。是は、ゴールド、チタン、プラチナ、ブラックメタル等、限定品のみ。 50周年記念ゴールド、35Sプラチナ、クラシック其々、は全て記念品なので、プレミアム価格。C35も、プレミアム価格。 私的には、35Bが好き。但し、プラスチック多用しているので、仕上げは、35とは差が有る。
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