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投稿日:2015年11月02日 (月) 22時47分
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国産で、このタイプのRF機を、最初から、最後まで作っていたキャノン。其れだけに、機種も膨大、レポートもヘビー。 <潜水艦ハ伊号、飛行機ハ九ニ式、カメラハKAWANON、皆世界一>1934年、カンノンカメラ発表のキャッチコピー。36年、ハンザキャノンとして発売。39年、セイキキャノンと成る。本体は精機光学、レンズは日本光学、販売はハンザ。 当時、ドイツ同盟国。ライカ、コンタックスの特許を避けて作ったので、ファインダーは、ポップアップ式。マウントも専用。キャッチコピーとは裏腹に、<ライカと、コンタックスの悪い所を集めた>と酷評された。 39年、普及品として、距離計を外した、J型が。是は、残り部品を集め、戦後まで。46年、是に距離計を組み込んだ、SUが(ライツの特許が外れた)JとSU初期型は、Jマウント(Lマウントとピッチが違う)SUの途中から、Lマウウトに成る。この時期の、セレナーレンズ、ライカに使えない物が。 49年、キャノン独自の変倍ファインダーを組み込んだ、UB。 プリズムの後ろに、凸レンズと、凹レンズを組み込み。是を回転させる事で、ファインダーの倍率を変える。50o、100o、RF用(ほぼ、135o用)に対応している。シャッターは500s迄であるが、ファインダーはライカを越える。 52年、WSb。是でライカVFに追いつく(1000sシャッター)仕上げも、作動もほぼVF並。普及品のUD(500s)も。 是で、VFに追いついたと思ったら、54年、ライカはM3を。取り合えず、キャノンは、55年、WSb改。是でシャッター速度が不回転に(シャッターセットが、巻き上げの、先でも、後でも速度設定が出来る)是で、VFを超えた(普及品UD改)この時期のキャンノン。ほぼLライカに追いついた性能。仕上げ、性能、安定性も最高品。コレクターも多い。 キャノンは、M3を追いかける。先ずは此処まで。
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