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投稿日:2015年10月14日 (水) 20時25分
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フジカを取り上げるなら、この2つを外すわけにはいかない。 フジが、135レンズシャッターを発売したのは遅い。 57年、先ずフジカ35M。是も田中教授の設計。 レチナUcと同じ、底面巻き上げ。M5と同じ、側面巻き戻し。 フォーカシングは、ファインダー横のギア連動。 レンズは、45o、フジノンF2,8 ですが、3群5枚。シャッターはシチズンMXV〜400s、15900円。 ペット35と同じ時代ですが、此方は大人用。 58年、是をバージョンアップしたのが、ML。19500円。 レンズは45o、フジノンF2、4群6枚。シャッター、シチズンMVL〜500sこの2つは、フルマニュアル。実にシンプルな美しさ。 特に、F2は、ミノルタのF2に劣らぬ、和製ズミクロン。 そして、58年末、是にセレン露出計を付けたSEが。25500円。 此方は、F1,9。更にシャッターはシチズンMTL〜1000s。 何とレンズシャッターで1000sが可能。 現代、セレンガ眠っていたり、特殊なフォーカシング構造、鏡胴に錆が有ると、動きがぎこちない。この状態だと、ジャンクで5000円程。でも、セレン露出計は単独。マニュアルでも撮影可能。 RFファインダー。ブライトフレーム付、明るく、分離も良い。 私、SE2台持っています。程度には差が有りますが、写りは最高(どちらも、セレン生きている>このカメラ、大型のセレンを使っている)鏡胴の錆は、磨き、注油すれば何とか成る。 ほぼレチナVC。クセノン、ヘリゴン付と差が無い(スプリングで無いので、レチナより大きく、重い) レンズ交換を考えなければ、ズミクロン付きのM3に迫る。 この後、59年に完全EE、フジカ35EEと成る。24000円。 是は、お勧めで無い。構造が複雑、セレンが死んでいると、素人には手が出せない(EEが外せない) 尚、M,ML、SEは併売されていた期間がある。59年型のM,MLには、SEの1000sシャッターが装備されている。是は本物の珍品。初期型のMと共に、現代でもプレミアム価格が付いている。 SEにF2,8付が有るが、MLにF1,9付きは無い。 |
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