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梅雨まっただ中の今日。
今日もまた、雨が降っていた。
ベタベタとした空気に嫌気がさし
思わず出た溜息は思ったより響き
「破天荒さん、どうしたの?」
1人の少女を呼ぶこととなった。
__2,願い事__
「どうしたの?」 また、コイツは尋ねた。
「ンでもねーよ。ただ、雨が降っていてウザってえと思っただけだ。」 ぶっきらぼうにオレは答えた。
素直じゃねえな、オレ… と内心で呟く。
「破天荒さんも雨、嫌いなんだ……。」 コイツはそう言って、ぬれている芝生に座った。
「まぁ。晴れや曇りと比べるとベトベトしていて好きじゃねえ。」 オレは、コイツの隣に腰を下ろした。
「曇りは何となく分かるけど、晴れは何で好きなの?」
「そりゃ、太陽がおやびんの形とよく似ているから。」 当然だろ。と付け足す。
「そっ、そうだね…。」 半ば呆れたように、答えた。
「破天荒さんは、本当に首領パッチ君のこと、好きなんだね。」 さっきとは、口調が変わったのは気のせいか。
「嬢ちゃんは、なんで雨が嫌いなんだ。」
コイツの事だから「洗濯物が乾きにくいから」とか何とか答えるだろうけど。
「お兄ちゃんがいなくなった日もね…雨が降っていたの。」
「ニイチャン?」 知らなかった、コイツに兄貴がいたなんて。 そういや、何回か聞いたことがあったっけ。
「私がちっちゃい頃、どこかへいっちゃった。お兄ちゃんがいっちゃった時は覚えていないけど、雨が降っていたのは覚えてる。」
それより、驚いたのはコイツの青い瞳が、悲しく、寂しそうな顔をしていたこと。
結構長くおやびん達とは旅を続けていたのだが。 こんなコイツの顔は初めて見た。
「破天荒さんが、羨ましい。こんなに大切な人がいるなんて。」
若草を撫でながら、そっといった。
「私ね、もし、一つだけ願い事が叶うなら」
オニイチャンニアイタイ……
こんな状態、「きっと会えるよ」位のキレイごとは吐けない。 こういうときは、黙っておくのが一番だと思った。
「ゴメンね。破天荒さんに甘えすぎちゃったみたい。」 クスッと笑って、嬢ちゃんは立ち上がった。
「破天荒さん、お兄ちゃんみたいなの。」 お兄ちゃん、ね。
でも、お前の兄貴のようにオレは優しくないぜ。
何時だって、お前をとらえているのだから。
そう言って立ち去ってゆく、アイツの姿を見て心中そう呟いた。
♯♭♯♭♯♭♯♭ こんにちは。榮です。 沖縄では、先週梅雨入りし、雨でヤな気分です。
何か、今回のお話微妙にありがちだな…。 他の人の作品と被らなきゃ良いけど…。
ゆっこ様は、中間考査とかあります? 私のガッコは来週あります。 苦手な幾何を中心に頑張ろうと思っております。
それでは。
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榮様がお題に挑戦して下さった…(ぶわっ 破ビュ!破ビュ破ビュ!(うるさいよ ブラコン…!
幾何って何ですか?何なんですか???(馬鹿 よく分からないです; 中間検査はありませんが小さいテストが毎日と言っていいほどあります。 何か…幾何って楽しいのかなぁ…。 一度やってみたいです(馬鹿だから けど大変なんでしょうね…。 私は応援しかできません。
頑張って下さい。
2005年05月09日 (月) 18時58分
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