とまとさんリニュおめー（早


下に鏡の話がありますが、少し前の朝日新聞の、ののちゃんの科学質問箱みたいなコーナーに載ってた希ガスです。


左右という概念を基準にして考えるのが間違ってるんです。
左右や上下ってのは主観ですから、視点をはっきり決めて観察しないとだめなわけです。

つまり、一見すると鏡の中は左右が反転してるように思えますが、
現実の自分が『右側の手』を動かすと、現実の自分の視点からは鏡の中も『右側の手』を動かしますよね？

「鏡の中の自分から見たら左手じゃないか！」と思うかもしれませんが、冷静に考えれば当たり前です。視点が(鏡の中に)変わったんだから左右の基準も変わって当然です。


つまり、｢鏡は左右を入れ替える｣のではなくて、「前後を入れ替える｣ものなんです。
言い換えれば、｢裏と表を入れ替える｣・｢奥行きを逆転させる｣かな？

どちらかというと、入れ替わっているのは、自分が向いている向きだと思います。
もしも左右だけが入れ替わったら、鏡の中には｢左右の入れ替わった自分の背中｣が見えるはずです。




それと、HTさんが言っている｢鉛直軸中心に回転する｣っていうのはちょっと怪しいと思うデスヨ。

首を90度傾けて鏡を見てください。｢鉛直軸中心に回転｣というのは成り立たなくね？



ちなみに、俺は｢左右だけ入れ替わるのは目玉が横についているから｣だと思ってました。
鏡と自分(２つの目玉の位置も含めて)を図に書き込んで光の線を作図してみると、
一瞬、｢目玉が縦についてれば左右じゃなくて上下が入れ替わるはずだ！｣って無茶な錯覚をしそうになります(笑)


バックナンバーを見つけたので貼っておきます。
http://www.asahi.com/edu/nie/tamate/kiji/TKY200612180158.html

asahi.comを見ました。内容は同じようです。

>>◇ののちゃん　そうかぁ。私は途中から、鏡の前の人が回れ右して鏡の中に入ったみたいに考えちゃった。

私が言った「人が向かい合うときに鉛直軸中心に回転するので反転する。」というのはここの部分です。普段,私たちはいつも「回れ右」してしまうんですよね。
普段,向かい合うときに「逆立ち」していると,鏡で上下反対になるって思うようになるのかもしれません。