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From:たくや
靴を間違えられた人はどうするかと言いますと、
@ 間違えた人が持って来てくれるまで待つ。 A 車などに代えの靴があったり、当院のスリッパでよければ、それを履いて帰って頂く。 B 以上がダメなら、我が家のツッカケなどをお貸しする。
・・・でありますが、一番傑作だった事件を(誤解を恐れず)お話しましょう。
60才前半の男性Aさんの場合。
Aさん「おい!俺の靴が無いぞー 誰なら、間違えて履いて帰った奴はー」 私「そうですか、すみませんね。至急電話して調べます」 Aさん「靴を間違えるなんて信じられん。ボケとんと違うかー」
この後、ここには書けないようなお言葉が続きます。。。
例によって、私は仕事の手を止め、怪しい第一候補から順番に電話していきます。
Aさん「待っとれんから、先に帰るが、どうしたらエエンなら!」 私「すみませんが、差し支えなければスリッパで帰って頂けませんか・・・」
と言う訳で、何とかお引取り願ったんです。 第二・第三候補と電話しても、その人が帰ってなかったりして、昼休みになっても見つかりません。
困ったなぁー どうして無いんだろう? あの剣幕じゃぁ 弁償しないといけないかな? などと考えているところに、Aさんからの電話。
私「すみません。まだ靴は見つかってないんです・・・」 Aさん「あー、靴の件はもういい!」 私「えっ?・・・?」 Aさん「お宅に行く前に寄った歯医者で、わしが靴を間違えてた」 私「そうですか。それじゃあ解決ですね」 (内心: 馬鹿野郎! 散々悪態を付いてたくせに〜 あんたがボケとるんじゃがー)
それから、Aさんは顔を見せません。 そう言えば、あのスリッパを返してもらってないなぁ・・・
2002年10月14日 (月) 11時37分
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