元ダンナであったモラは、とにかくくだらない想像をしてはいろいろと束縛をした。

＊服装について＊　髪を染めること、化粧に濃い色の口紅・青やピンクのアイメイク、膝より上のスカート、胸元の開いた服、などを、「他の男が見て欲情するだろう」「痴漢に遭う」など言って、許さなかった。また、変わったデザインや模様の服も「変な人だと思われる。主婦としておかしい。」と、これも×だった。　・・だから、いつも地味な格好しか許してもらえず、心からおしゃれを楽しめたことがなかった。

＊私の男友達について＊　なんでもよく話す仲良しの男友達がいたが、モラは結婚する前も、してからも、私とその友達が影でデキているんだろうと勝手に想像しては、あたりちらすことがあった。もちろんそんなことなんてありもしないのに。
　また、道で男性の知り合いに出会って会釈すると、「あれは誰だ、お前に気があるとかじゃないだろうな。」っていちいち言ってた。

＊わたしの好きな男性芸能人＊
　好きなタレントのことで、友人と盛り上がって電話でキャーキャー言ってた時のこと。ものすごい剣幕でキレだして、「主婦がコギャルみたいそんなことでさわぐな〜！！」と言って、そのタレントが出ている番組をいっさい見させてくれなくなった。CMなどで、登場するたびに、無言でチャンネルを変え、そのタレントのことは一切口にせずにものすごい不機嫌になり、わたしの家事が手抜きだとか、掃除ができていないとか、嫌がらせが始まるのだった。
友達に内緒でビデオを録って貰ってるのがバレた時は、家中のものをめちゃくちゃにして、「主婦が下らんことに夢中になるな〜！！」とわめき散らした。
いずれも、そのタレントのことは口にせずに行うのだから、明らかにくだらない妬きモチなのが見え見え。
芸能人なんだから、あって話をするわけじゃないんだから、バッカじゃないの？！

・・・そして最後は・・・コギャル主婦と不倫していた！発覚したときは、浮気そのものがどうとかより、浮気をした相手が、私にするなと言ってた外見や中身の「コギャル」だったんだから、よくも私に言ってることと矛盾しまくったことをしやがって〜！！　と、もうこんな最低な男はいないと思って、私は離婚を考え始めたのだった。　
　

ちまおはこの点がちょっと違ってて、私におしゃれしろ、きれいにしろとうるさかったです。
つまり焼きもちを焼く対象ですらなく、連れ歩いて自慢する道具だったわけです。

ところが、モラなのでちゃんとオチがあって、私がおしゃれしたりきれいにしたり、
服にお金をかけたりすると（これが一番重要かｗ）、
「生意気だ！！！！」
と攻撃の口実になるんですよね〜
しかし地味な格好をすると前述のとおり怒るので、どうやっても怒る。

最初は何を言ってるのかわけがわかりませんでしたが、だんだん相手をしても無駄だなーと思って
好き勝手にさせてもらいました。

モラ夫は、妻がおしゃれなのは気に入る、でも、金がかかるのは嫌い。

妻が男友達だけでなく、老若男女友人がいて好かれるのは嬉しい、でも羨ましくてたまらないから、交際させたくなくなって嫌がらせ。

妻が難関の試験に通るのは自慢、でも試験勉強は邪魔するし、受験費用さえ惜しいと言う。試験前日でさえ夜中に電話してきて邪魔をする。

自宅に人を招待して、完璧な家族とインテリアと妻の手料理でもてなすのは大好き、でも俺は金は出さないからな、お前が出せ。

一事が万事こんな。
いったい、妻のことはスーパーウーマンを越えた魔法使いとでも思っているんでしょうか？
棒の一振りで何でも叶えてくれる人。
私は魔法使いでもないし、明治時代の妻でも逃げ出すと夫に言いましたよ。

夫は、自分が渡した1万円札は、いつまでもあると思っていました。

そして、舅が、娘の成人式には精一杯着飾らせて自慢したい、でも自分は一円も出したくないと言ったのと同じですね。

「外面（そとづら）はいいけど、内面（うちづら）最悪」なんですよね。

人前では、ものすごくよい旦那を演じて、私のことまでいい嫁で（思ってもいないくせして）、なんて言ったり平気で大嘘つきなので、周りが「いい旦那さんね〜」と、お世辞でなく、信じて疑わない人いっぱいいて、嫌でした、ほんとに。家の中では、上に書いたような低レベルの嫌がらせばっかりするくせに。