うちモラは自分のことを天才だと思っていたくらいの馬鹿なんです。この話、去年ここで笑いを取るためにしましたがー。

カウンセリングに行くと、その後3日は反省するモラ夫。
その反省期間に、40過ぎてどんどん太くなる自分の腹回りを眺めて「人間性も、こんなに簡単に幅と奥行きが出ればいいのに」と悲しそうに言っていたことがあります。
私が大きくうなずいた事は言うまでもありません。

さて、私は長年口答えをし、決しておとなしい妻ではありませんでした。夫が余りに私を服従させたがるので、「何でおとなしい可愛らしい奥さんをもらわなかったのよっ、わかってたはずでしょ」と言ったら、答えは「口答えも出来ないような妻じゃ物足りない」でした。
あのね、あなたの力不足だから。

夫が私の父親に結婚したいと言った時、父の言葉は、「海子はおとなしくも可愛らしくもないですよ、言いなりにはなりませんよ、海子と結婚すると大変ですよ、わかってますか」でした。夫の返事は自信満々「わかっています」でしたが。

夫は妻子に逃げられ、命より大事な面目が丸つぶれ、妻子から嫌われるわ、見たくも無い自分の内面を見せられるわ、お金も自由に使えなくなるわ、「大変なこと」になっています。
だから、父が、大変ですよって言ったのに。
しょうがないよねえ、自分の力量を過信していたんだから。あなたには私を動かせる力は無いのよ。

夫の理想の家庭とは、瞬きひとつ、手の動きひとつで、自由自在に家族を自分の意のままに動かすことでした。
しゃべりすぎて論理が矛盾してくるし、突っ込みどころ満載だし、それは無理だったんじゃないの、と思いますがねえ。
しゃべくりモラって、今考えるとわかりやすくて面白いですよね。

私の友達は調停の場で、ケースに入った粒を見せられて「何ですか、これ？」と聞いたら、「胆石です。あなたのせいで悪くなって入院したそうです」だって。友達は「義父も義母も胆石持ちですから、家系だと思います。勧めても病院が怖いと、行きませんでした。」と答えたら、「こんなもの見せてもねぇ」としまったそうです。調停員もモラ男がおかしいと思ったみたい。
どうして墓穴掘るんでしょうかねー。

最終的に私がここまで彼の理不尽を暴き立てるとは
思ってなかったんじゃないかなぁ（笑）。
でも、小学生でも分かるくらいつじつまが合いませんでしたね。

でも私は、何より詰めると「忘れる」ということの
卑怯さにはほとほと嫌気がさしましたし、
その弱さにも最終的に自分の人生を預けうる人ではないと思いました。

とにかく弱すぎる。自分の言動に何らかの責任をとることもできないその姿、子供ならさておき、見た目が大人なんだから埒があかない。

まあ「俺は選ばれた人間」らしいですが。