また来てしまいました。パンドラの箱状態です。フタをあけたらとまりません。読んでください。

　前にも触れたように、ヤツは糖尿で、足が悪かった。・・・悪いの足だけじゃないか。そして、カゼをひきやすかった。ま、理由は不摂生だけど。

　インフルエンザにかかったヤツは、私を呼び出し、看病させた。奥さんは仕事。「妻には言ってあるから来い｣イヤとはいえない雰囲気。ヤツがトイレに立つとき、ものすごい音がした。その方向に行ってみると、デブが倒れていた。もちろん自作自演。私は笑いをこらえながら起こしてやった。すごい腕の力だった。食欲も健康なときの私よりも3倍は食べてた。なのに、水を持ってくるのも、汗をふいてやるのも、すべて私。セックスの相手も。ヤツにとって、セックスは万病に効くようだ。私は、翌日、39度の高熱を出し、3日寝込んだ。それを「俺、お前にうつしてなおったみたい。」だと。は？私、仕事忙しい時期だったんですけど。
　
　前の職場で、機械にはさまれて相当の大けがをしたらしい（これは本当)ボルトがヒザに埋まってる。それを、名誉の負傷でもしたかのように自慢げにぶっといヒザをみせてくれた。私が間違って踏んでしまうと、激しくうめいていた。私をなじったりしなかったが、それはそれは相当に痛がるのだ。ちょっとぶつかったくらいでそんなに痛いなら、歩くこともできないはず。きっとたいしたことないんでしょう。硬いクラッチの車もヤツいわく「無理すれば｣運転できるだから。

　そんな便利なヒザの持ち主は、あるとき、勤労中に（スタンドだった）お客さんの車にひかれた。打ちどころはちょうど便利なヒザの上。ヤツはひらめいたに違いない。「しめしめ、これで保険金ふんだくって、しばらく仕事しないで暮らせる｣交渉にたちあった相手方の保険屋さんに電話でどなりちらし、また運悪くぶつけてしまった運転手に「俺の人生めちゃくちゃだ」と電話してた。ヤクザのようでした。ＴＶのみすぎ。モメにモメて、直接話し合うことになった。話し合いの最中、ヒザをずっと震わせていたそうな。それで交渉がうまくいったと喜んでた（爆）。ヤツに同席してくれた人に対する感謝の気持ちなし。ひとりでなにもできないくせに。周りには「100対0（10対0ではない）でぶつけられたから、保険金でオフ会にいける｣と話してた。アンタ、恥ずかしくないの？一緒にいる私が恥ずかしいよ。

　便利なヒザは、結局その事故のせいで手術が必要ということになった。お医者さんに、足のボルトをとってくれと、ダダこねた。ところが、幸か不幸か、そのときの検査で糖尿が判明し、足の手術ができないと分かり、電話で私にあたり散らした。ヤツは、保険金がすぐ入らないのが気に入らないのだ。「迎えにこい。来るまで毎日砂糖1キロなめながら待ってる｣私は県外の病院の場所をしらない。迎えに行く気などなかった。砂糖なめすぎて死んでしまえ思った。思った瞬間、また自分を責めた。

　ヤツは糖尿のインシュリン注射を打つよう指導された。注射の最中、ルールがあった。話しかけたり、くしゃみしたりしてはいけない。注射がずれるから。ちょっとでも音を立てるとキレるので、私もキレてみた。すると、「お前のせいだからな」といって、注射の中身を全部出しはじめた。でも、私には私が帰った後ちゃんと注射してることを知っていた。それでも、「きっと精神的にも大変なのね」と、母親のように寛大になってしまった。

　虫歯もヒドかった。行きつけの歯医者が気に食わないといって、治療途中のまま行かないのだ。その前に詰め物の型とってもらってるというのに。歯茎までやられてる、もう神経まできてるかも、とまた自慢げ。
私がヤツの言葉の暴力に耐えかねて、平手打ちをした。もっと殴れよ、とヤツがいうので、私は言われるままビンタした。しかし、その日、「ブルー、痛い、たすけて」とメールが入った。｢大丈夫？｣って電話したら、「大丈夫じゃない。｣と。奥さんが隣にいるから、それ以上いえないそうだ。もとはといえば、歯医者行かないからでしょ。殴ったのは悪いけど、私、悪くない！

　虫歯といい糖尿といい足の一件といい、「こんな弱い俺を責めるのか？」という、私を黙らせるための手段でした。ちっとも病弱じゃない。すべて、アンタの健康管理の問題です。
　

もっと聞かせてね。ゆっくり吐きだしたらいいから。　

　それにしても、モラの行動パターンて、なんでこうも似たり寄ったりなんだろう。