付き合いはじめの頃、ドライブ知り合いの男の人（とはいえ詳しくは兄の友達で家族づきあいしてた）から携帯に電話。その電話をとって少し話し出したら車の運転が荒いような・・？すぐに電話を切って『ごめんね、電話切りにくくて（ほんの２，３分だけど）・・・どうしたの！？』モラは無言で車線変更や無理な追い越し。そのうちＵターンして無言のまま家の前まで危ない運転で送り返された。結局訳がわからず、携帯にかけても２，３日つながらないので自宅へ電話すると義母が出た。やっと取り繋いでもらったが『なんでもない』の一点張りで切られてしまった。その晩メールに『今まで楽しいことも辛いこともあったけどお前と出会えてよかったよ。でももうこれ以上無理だね。悲しいけど別れるしかない。』とメール。

楽しいことも辛いことも？付き合い始めなのに・・・？と疑問に思ったけれど、即訳がわからぬまま『ごめんね！！』と電話してしまった私。そもそもそれが間違いの始まりだったのかも・・

ある日仕事が終わってカバンの中を見るとメモが入っていた。
『きれいな足ですね、今度一緒に食事でも』と携帯番号と苗字と共に書かれていた。きっと全く知らない人。気持ち悪くってその後会った彼に見せたら激怒した。私に。
『こんな風にスキを見せるお前が悪い！いいかげんにしろよ』と。私はなんで私が怒られるの！？と思ったけど、その後のデートが気まずくなるのは嫌だったのでその場は適当に謝った。

出会って３ヶ月でプロポーズ。早すぎる、お互いをもっとよく知ってから。。。とやんわり断ったけれどその１ヵ月後にまた本気プロポーズ。私はここまで求婚するなんてそれを愛だと感じてｏｋしてしまった。

私の母は彼を気に入ってなかった。今思えば結婚すると言った時『ルル、もう一度考え直してみない？』と言われた気がする。

結納の日、私の両親はモラの家族に気を使ってテレビによく出る有名料亭を手配してくれた。もちろんモラ夫はブランド好きだからそういう“○○番組に出てた・・・”というのに弱い。
結納も終わり食事中にモラ夫は祖母に電話していた。『あんまり大した事ない店やわ』とわざわざ報告していた。うちのモラ夫はババコンでもある。なぜなら祖母はお金持ちだから。お金になりそうな人にはいい顔する。
私にも母にも聞こえていたのに。帰宅後母は『失礼な子だ』怒っていた。

モラは花嫁道具にまで指図や嫌味、せっかく両親が揃えてくれた物に『こんなセンスの悪い食器持ってきやがって』だとか、何から何まで自分の思い通りの家具や家電でないと文句をつけた。電話なんて自分の好みの物じゃないと私に返品に行かせた。あまりの勝手に父が怒り彼に注意したのを、モラ夫は今でも根に持っている。そのため私の両親とは結納後から会おうともしないし、実家にも顔を出さない上、結婚後初めて新居に遊びに来てくれた両親が帰ってから『あつかましい、普通は遠慮するもんだろ！常識のない親』と私に言った。それから３日まるで口をきいてくれなかった。その日はモラ夫の両親も来ていたのにそれは許されるらしい・・・・モラにとっては“俺様がルール”なのだ。

義母も理解ができない。一度また理不尽な事でモラ夫が口をきかなくなって悩んでいたところに義母から電話。“どうしたの？また口をきいてくれないの？困った子やねぇ〜。じゃあルルちゃん今晩はあの子の好きな物でも作ってやってご機嫌とってやって”と言われ唖然としたのを覚えてる。注意する、ダメな事をダメだと言わずに育ててきた結果がこれかと思った。そんな義母は義父からひどいモラハラとＤＶを受けている。ＤＶはないとモラ夫は結婚前に私に言っていたのに、義母へのＤＶは昔からだと義祖母に聞いて知った。モラ夫は私にウソをついていた。

義父は自分が有名人だというだけですべてが許されると思っている愚かな人である。