つきあう前、「オレはすべての芸術を愛する人間だ」といったの
で、私はとてもうれしかった。一緒にいろいろ映画や舞台を
見に行けるかな〜と。

とんでもなかったです。

自分の好きなものには没頭（劇団四○ばかり）。

私の好きなものは口汚くののしる（私はバレエが趣味なんです）。

権威が弱いモラ男を説得するために「ほら！これなんかトニー賞
だよ！！」とあるCMを見ながら言うと
「なんでこんなのがトニー賞なんだよ・・・」

なんでこんなのが、といえるほど見てないでしょうが。数秒で
しょうが。それでも「オレにはすべてがわかる」ですからね。

私がもってきたCDを全部一曲ずつさわりだけ確認して、結局全部
チェックしつくして、いちいち「ああ、これはだめだね」「これは
まあまあかな」。今から思うと、私の脳みそを全部クリーンに洗脳
するためには、必要な作業だったんでしょうね。

すいません、今夜はなんだか嫌な思い出ばかりがよみがえります。

芸術は理解出来ない脳みそだった。

映画も筋書きのわかりきってる物、歴史もの、戦争ものがお気に入りだった。
筋が予測のつかないものには、脳みそがついていかないから、苦手だったんじゃないかな。

るるるさんのモラの好みの劇団もわかりやすよね。(笑）
難解なものはやってないでしょ。

うちモラも、バレエは退屈、歌舞伎はわかりくい、とコメント。
結局、わかりやすーいお子様なものしか理解できないのか？

娘が中一のころ、不登校中の英語力のためにと買ってきてくれたビデオが、「バンビ」だったかな？
娘は、「アナスタシア」を日本語で観て、感動していました。

元夫は　「バンビ」を、何故か自分で観ていました。
私は、「これが男のプライドってやつか・・」と、思っておりました。

彼が好んで読んでいた本は、国取り物語や武道、車選びなどのハウツー系、後はオーディオ評論誌、でしたっけ。