昔、スパイの訓練本を読んでいたら、敵国に潜入し、情報省の女性に近づき、思い通りに情報を持ち出させる方法が載っていました。

やり方は、「愛してる」「君の為だ」「僕はこんなに君のことを思っているのに」と毎日毎日言い続ける。一方では毎日毎日彼女に冷たく酷いことを言い続ける、やり続ける。
人間は相反することを同時にやられ続けると、思考能力が麻痺するんだそうです。
そして、他の人と決して接触させない。
彼女は、何かおかしいわ、私は元気が無いと思いながらも、いつもはそんなことをする人じゃないのに、操り人形のようになって、スパイの言いなりになって自国の情報を持ち出し、彼を喜ばせるために渡す。

これを読んだのは夫は変、こいつは暴力夫だと気付いた後だったけど、こいつ、スパイの訓練なんか受けてないはずだけど、どこで技能修得したんだろうと思いましたよ。

それから私は「洗脳」という言葉を使うようになった。

洗脳をとくには、外部との接触が一番効果的で、自分のことをよく知ってくれている人、自分のことを思ってくれている人の言葉も効くそうです。もちろん、彼と物理的に離れるのも効果ありだと。

そして、情報省の彼女はやっと「彼はひどい男だった」「彼は私を愛していなかった」「彼は私のことなんか何も考えていなかった」と目が覚める。

地上げ屋とか、ヤ○○屋さんとか、インチキな教材押し売りの営業マンのマニュアルに載っている方法に似ています。
持ち上げて、落とす、持ち上げて、落とす。
不安に駆られ、鬱になった相手は、思い通りに操作できるらしい。

初めは優しく接しながら、次第に誰にも相談できないように仕向ける手口は、闇金の手口に似ています。

どこで身に着けたのか。　先祖代々の秘伝では？

実家だったと思われます。

父親（モラ）が、妻と子供たちに「お前のためだ」「自慢の妻だ、自慢の子どもだ」「大事に思っている」と毎日のように言いながら、その実ひどい扱いをしていたから。

家庭ではなく軍隊みたいだったし。
階級が決まっていて、口答えは禁止。命令には絶対服従のこと。聞かれたことにはすぐ答えるべし。答えられない場合には制裁。分刻みのスケジュール表。
変な家だった。

必ず義理父を中心に、両サイドに、長男、長女の夫、２男、２女の夫、・・・・次の間に女・子供席。
嫁は座らず、常に男席の足りないものに気を配り、、、
てな感じ。若いころは何も食べられなかった・・要領悪くて。
最近の集まりでは、長男がアル中で嫁に逃げられ離婚したので、呼ばれもしなく、うちのハエ男が長男席でご満悦そうだった。

スパイはそういうやり方で… 私も知らず知らずに洗脳されていたんだ。昔から豆に働いて口答えせず…と言う日本古来の女性のあり方も問題ありなんじゃないのかな？ 時代は変るものだし…、宮崎県地方だったかな？ 今でも （女子どもは板張りで休みなさい 畳の上なんてトンでもない） と言う話を聞いた事があります。これぞ男尊女卑だ。

これを、モラびと相手に実践すると、どんな報いもなく、相手の虚しさを引き受け、相手の代わりに孤独な自殺に追い込まれるかも。

これを実践したいのなら、それに値する相手が見つかるといいね。
お互いに元気で、実りあるコミュニケーションを取り合え、密度の濃い、充実した人生を送ることができるのなら、実践してもいいかも。

子どもがいなければ、モラを伴侶にしても、被害を受けずに生きる方法があるのでしょうか。
私は子どもがいたし、そこまで強くはなかったけれど・・・

地上げ屋が、持ち上げて落とす方式なら、スパイは、精神的に殴りながら「君のためだ」「愛してる」と笑顔で言い続ける。彼女は脅されていることにも気がつかない。

スパイは、これは人格破壊、洗脳行為だと自覚してやってるけど、モラ夫はこれが正しい、当然の行為だと信じてやっている。
スパイは本国に戻って愛のある家庭を持つこともあるけれど、モラ夫にはない。

私も悩んでいます。スパイの訓練本というのが非常に参考になりそうなのですが、タイトルや出版社など、わかれば教えていただきたいのですが。
亀レスなので気づいてもらえないかもしれませんが、いつか教えていただければ幸いです。