確かにモラ央は、現実の認識ができなかった。私が別れると宣言してからは、「どうか別れないで欲しい」という懇願のメールと「どうして、これだけ言っているのに、やり直さないのだ、それなら警察でも裁判所でもどこにでも出てやる！」という電話が交互にやってきました。それでも相手にしないでいたら、奴は記憶を都合の良いように書き換えてしまったようです。
まるで、別れ話などなかったかのように毎日、今日の月は綺麗だとか、仕事具合がどうだとか、しまいには、実家を出て一人暮らしをしたから一緒に住もうとアパートの鍵を送ってきたりして…かなり引きました。
奴らは記憶を自分の都合の良いように書き換えられるみたいです。

しかも、その都合は彼らの心理的な都合なので、他人である私達からは想像もつかない場合もありますよね。

毎日ジェットコースターに乗っているように思考力を奪われ、緊張した、ホラー・コメディーを地で行くような楽しい？日々でございました。
それなのに・・・新婚旅行さえも・・・記憶が・・・トホホ・・・