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出逢いの頃の思い出 ・ モラルハラスメント? 早期発見のために

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[498]/思い出なんだけど、長いです /投稿者:シスター [2205]
二十数年間、ずっと、コミュニケーションがうまくいかないのは、自分の表現力に問題があるからだ、と思っていた。

そして、あきらめていた。


ここだけはどうしても譲れない、と思う時、私は強硬手段に訴えた。

「私は行きたくないから行きません。どうぞ、あなた一人で行ってください。」

すると、彼は行くのをやめてしまった。

後に、「君のせいで、来なかったと他の人に怒られた。」と、彼は言った。
「そうお?ごめんなさい。」
「いつもいつも君の我がままばかりを通してきた。」と、彼は言った。

そうだったかしら、と考え始めると、言葉を返す余裕がなくなって、私は黙ってしまう。

夫婦喧嘩なんて、どこもこんなものかもしれない、と思った。


「お休みなさい」の挨拶もしない日が続いても、気にならなかった。

大して用事があるわけでもなし。
子ども達が見ている前で話しかければ、ニコニコと答えるのだし。
子ども達がいないときに話しかけても、全く答えないわけでもない。
ただ、「え?」と、不思議そうな顔をした。

二十年も連れ添ったら、どこもこんなものだろう、と思っていた。

私がここにいても、まるでそこに誰もいないかのようだった。
夫婦は、空気のような存在って、こういう事かな、と思い、
かえって自分の好きなことに集中できる日々を楽しんだ。


中学入学早々から、長女は不登校でカウンセリングにかかっていたが、
中一の秋、3週間ほどまとまって登校したことがある。
同じクラスの親切なお母様が、娘を預かり、
そちらのお嬢さんと一緒に登校させましょうと申し出てくださったのだ。

その間、娘と私は、たまに電話連絡をしていた。
せっかく登校できているのに、
里心がつくのもかわいそうだと思っていたから、頻繁には連絡しなかった。
ある日、娘が、「学校に行けば、それなりに楽しいんだけど、なんか、現実感がないの。」と、
私に電話で訴えた。
そして、カウンセリングの予約をとった。

カウンセリングの後、娘は、一旦家に帰り、次の日、家から登校できるかどうか試してみたいと言い、
私がカウンセラーと話し合い、娘の意向を尊重して、そうすることにした。

帰宅した娘は、次の日の朝、起きられなかった。
そしてまた、不登校が続いた。

父親は、せっかく登校できていたのにカウンセリングに行かせたせいでまた、と私を責めた。
私は、「本人の意向を尊重したのよ。カウンセリングのせいじゃないよ。」と反論した。

彼は、カウンセリングの苦情を言うため、次の院長と私の母親面談について来ることになった。

そして、私と膝突き合わせて話をしていた院長に、こう述べた。

「カウンセラーは、自分が登校させられなかったのに○○さんが登校させたから、その実績を妬んで、わざと家に帰らせたのだ。」

初めて聞いた彼の見解に、私は少し驚いたが、まさか本気で言っているわけではあるまい、と思った。
しかし、院長は違った。

椅子の向きが少し変り、目はもう、父親の方を向いてしまった。
私は二人の会話を、呆然と聞きながら、考えていた。

何?これ?院長先生、患者の父親と話しているようには思えないよ。
派閥争いでも持ち込まれたか?
院長先生、面談に私情を持ち込まないでよ・・・・・・・・・・

そして、次の母親面談で、私は、無駄な努力に20年を費やした事を知った。
それは、決してうれしい宣告ではなかった。

投稿日:2005年04月30日 (土) 21時00分

[498への返信]/ /投稿者:マサ子っち [2206]
先生も諦めたんでしょうね、治療不可能だと思った。

人の話しを聞かないモラに話すのは、病院の先生でも大変でしょうね。
私達、素人ににはもっと大変ですよね・・・助けてですよ。

投稿日:2005年04月30日 (土) 21時40分

[498への返信]/ぼかそうと思ったんだけど /投稿者:シスター [2207]
精神科の院長は、あの時、診断モードに切り替わったもよう。

「彼は、人を操作するためにものを言う男だよ。
 あんた、操作されちゃってるよ。
 あんた、監視されてるよ。
 本物の責任感は持てん男だよ。
 彼は、あんたのことなんか思っちゃいないよ。
 誰も愛せん男だよ。
 深くものを考えることは、できん男だよ。」

その時点では、ウッソ〜、というのが正直な感想でした。
はっきり言って、「あの、それは、私の方なんですけど」と、院長に反駁したかった。

院長先生が、私情でものを言っていると、思いたかったのでした。

今は昔の物語・・・です。

投稿日:2005年04月30日 (土) 21時53分

[498への返信]/すごい先生! /投稿者:まる [2208]
ぜひ紹介してください!!!

投稿日:2005年05月01日 (日) 00時44分

[498への返信]/ /投稿者:himawari [2209]
私の周りには、そんなモラな奴らが複数いる。

投稿日:2005年05月01日 (日) 05時34分

[498への返信]/聞きたい 聞きたい そのつづき! /投稿者:おもわず [2211]
おもわず 合いの手、お囃子・・・

「♪ は〜〜、それからどうした ♪ ハイ ハイ ! ♪」

久しぶりの シスター節、つづき 聞きたい 聞きたい お願いします。

投稿日:2005年05月01日 (日) 08時28分

[498への返信]/ /投稿者:マサ子っち [2212]
院長先生の言葉、モラ夫の性格を言い当てていらしゃいますね。

その通り、甘くすぐ同情してしまう私には、肝に命じたい言葉です。
メモって置きます〜〜

投稿日:2005年05月01日 (日) 10時41分

[498への返信]/後日談 /投稿者:シスター [2214]
次の、私自身のカウンセリングの日、私はその件について、自分のカウンセラーに話した。

すると、カウンセラーはこう言った。

「ウ〜ム! 彼がよく△△先生(院長先生)に会いに行きましたね!」

そして、そのことも、私は彼に、黙っていた。



数日後、彼は私にこう言った。

「△△先生は、昔は学会でも有名だったけど、今はボケてダメだって、みんな言ってる。」

「みんなって、誰?」 と、私は尋ねた。

すると、「名前は言えないけど、O学園の人たち。」

私は、「そう。」と答え、考えていた。

この人は、職場に行けば医学部の教授たちがワンサカいるのに、
何故O学園を引き合いに出すのだろう ・・・

今昔物語です。

投稿日:2005年05月01日 (日) 11時34分

[498への返信]/ところで /投稿者:シスター [2215]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757208227/250-1667661-4797039

この本、語り口調がおもしろくて・・・

投稿日:2005年05月01日 (日) 11時39分

[498への返信]/ /投稿者:塩砂糖 [2216]
さすが‥‥‥シスターさん、夢中で読んでしまったわ。

投稿日:2005年05月01日 (日) 14時17分

[498への返信]/ /投稿者:マサ子っち [2217]
娘たちに良い本ですね、買って見える所に置いておこ。
今後の為にも、私も読んで見ます^〜^@@@

投稿日:2005年05月01日 (日) 14時25分

[498への返信]/元夫の /投稿者:塩砂糖 [2218]
生育歴には問題はないのですか?

投稿日:2005年05月01日 (日) 14時28分

[498への返信]/ /投稿者:QP [2219]
すごい先生です
もう少し早く知っていれば
赤タマ夫をその病院に連れて行ったのに…

投稿日:2005年05月01日 (日) 20時33分

[498への返信]/ /投稿者:ラベンダー [2220]
わたしも、シスターさんのところと同じです。

自分だけなら、モラと世界切りはなし、罪悪感を持たずに生きる、できそうな気がしてます。

でも、子供の病気とかあると、鬼の首とったかのように、病気にする母親が悪いって暗にほのめかしてくる。
私が、どうしても外せない予定があって、子供は具合が悪いけど熱は高くないから病院は様子をみて明日でもいいかなと思っているとします。
そこをついてきますから。
「まだ、病院に連れていってもらってないの。可哀想にね」と子供に言います。
どこか出かけて、子供が薄着で少し寒そうにしていると、「着るものないの。可哀想だね〜」
そういうことで責められるのわたしはとても弱い。あまりてきぱきした方でもなく自分もむとんちゃくな所があるから。
私の方にも抱えてるものあるとは思ってしまう。が・・・普通そんな責め方しない・・そこまでしてわたしを責めたいモラ・・

シスターさんのモラもシスターさんが、精神的にモラから離れてるから、お子さんが責め所というかひっかかりにしてたのだと思う。子供たちには、気づいています、そういう言い方の変さかげんを。

投稿日:2005年05月02日 (月) 06時46分

[498への返信]/ /投稿者:ぷくた [2221]
シスターさん、続きはっ!?と、思ってたら、こんなにレスが・・・

よく、院長に会われましたね。
しかし・・・さすが院長ですね。ひと目で(一言)で見抜くなんて(^^)

20年だったんですねー・・・。すごいな。私もまだ飛び立てるかな。。。。

投稿日:2005年05月02日 (月) 10時08分

[498への返信]/ /投稿者:シスター [2225]
世間も、マスコミも、笛を吹く。

でも、踊るか、踊らないか、決めるのは私。

「何故、そんな人と結婚したの?」 と問われたら、

返す言葉はありませぬ〜〜。

その本は、別居時代に読んだのです。 出版されたばかりでした。
Mr.バイオレンス、一発目を食らったら被害者、2発目からは、ボランティア。
Mr.マインドコントロール。 赤信号は、結婚前から点滅しまくり。

思い出板の目的そのもの です。

自分の、残された人生、後何十年あるか分からないけれど、
それを、どう生きたいか。

羽は、織物にしてしまったけど、翼の骨まで折れてはいません。

つうのように、よろよろとでも、まだ飛びたつことができるうちに、考えよう ・・・

投稿日:2005年05月02日 (月) 14時05分




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