結婚生活。
●鉛筆立てには、鉛筆1本とボールペン1本入っていれば十分だ。２本以上入れるな。残りは捨てろ。一目でわかるようにしろ。
●頂き物の新品のバスタオルを数枚直しこんでいた私。どう考えても一人二枚で十分だろ。残りは捨てろ。
●冷蔵庫の中。買い置きはするな。毎日買い物に行ける環境にいるお前が買い置きをするのは、怠けとしか考えられない。家族に新鮮なものを食わせるのが、お前の勤めだろ。
●なんで、こんなに箸があるんだ？この家は・・たかが箸一本を探す時間がどれほど無駄かわかるか？小さい事だが、お前の全てに共通している。とにかく無駄が多い。無駄が多いということは、主婦としての能力が欠けているって事だ。
●この歯磨き粉に変えてから、長い時間磨けない。よだれが出るようになった。その結果、歯垢が溜まりやすくなった。歯医者に行く回数が増えた。どうして種類を変えた？
●最近よくパソコンする姿見かけるが。もっと他にする事たくさんあるだろ？まさか、これで家事完璧だとでも言うのか。
●お前の親はいい加減だ。お前は親に愛されて育ってない。お前は愛情に飢えている。我が子より自分を優先させているのがわかるか？気づいてないだろ？それが、愛情を注がれて育ってない証拠だ。お前は自分しか見えてない。俺や子供の存在は見えてない。

何から何まで、否定される。泣く事も、悲しむ事も・・・そんな感情が沸いてきていた頃の方が、自分らしかった。人間らしかった。
段々、感情がなくなり、怒りも瞬間的に感じるだけですぐにおさまるようになる。そして、何があったのか徐々に忘れ始めた。
だから、なるべくこうやって書き留めておこうとしている。
なのに、思い出す事への拒絶反応が邪魔をしてる。

その記録が、びっくりするほど、心の回復の助けになります。
脳が、エネルギーを別のことに使ってしまっていたらしく、当時の記憶がありません。
なんとかやっていく方法があったのではないか、と思うとき、
膨大な日誌が、それは無理であったことを、証明してくれています。

シスターさん、ここで清めさせて下さい。狂っていく自分に気づいたのです。何が普通なのか、何が異常なのか、判断能力に欠け始めました。怖いとか、助けてとか、そんな気持ちが薄れていくのです。

私も、麻痺して変になっていく自分に気づいたのが、
すでに２０年前だったことを自分の日記で知ったときは、ショックでした・・・