歳を重ねないと判らないこともある・・・
こんにちは、おひさしぶりです皆さん。
ニフティのモモ掲示板で末席を汚しておりました無差別です。

ひさしぶりに、本当にひさしぶりにモモ最後の映像作品「旅立ちの駅」
を見ました。発売当初は、不満たらたらの感想を掲示板に挙げてちょっ
とした騒動を巻き起こした記憶があります。その不満点はそのまま、今
回もかわらず感じました。

尺が足りない！
この内容は３０分につめこむにはあまりに窮屈で、ズタズタにカットさ
れた映画を見たようなイメージを抱かせます。・・・まぁ具体的には９
年前の繰り返しになるので省略(^_^;
そのかわり、９年前には見えなかったものも見えてきました。ああ、こ
のせりふはこういう意味なんだな、とか。このキャラは何の象徴だな、
とか。このシーンで伝えたいものは何か、とか。
中でも特に、主人公である駅（ライオン）に託された役割には・・・。

彼は、わたしたち視聴者に他ならない、と。
二人のモモが、そして女の子がライオンに「吼えて！」と叫ぶとき、そ
れはそのまま見てるわたしへのメッセージなのだなぁと強く感じまし
た。

もともとモモというシリーズはメッセージ性の強い物語としても語られ
て来ましたが、それを実感できたのは実は今回が初めてでした。
何をいまさら・・・とお思いでしょうけど(^_^;

「技巧のみでメッセージの無い映画より、拙くてもメッセージの有る映
画が好きだ」技巧を極めた映画を撮り続けた監督の故Ｓ・キューブリッ
クが、このような趣旨の発言をしたと記憶しています。
なるほど、この「旅立ちの駅」も技巧的には重大な欠陥（尺不足）を抱
えながら、こめられたメッセージの強さには脱帽・・・いや、感銘を禁
じ得ません。

やっと素直に、モモを見れる歳になったのかな、とも。女の子向けアニ
メに対して言う言葉としてはちと妙ではありますが（笑

・・・ってゆーか
長文垂れ流す癖は相変わらずですな俺。
ひさびさだっていうのに（笑
ぶっちゃけ一言でいうと

「みなさんおひさしぶり〜」

ああ、生きてましたか。
懐かしいですね。
またお会いしましょう。

私はLDプレーヤが消え去ったので見れない...。

　これはお久し振りです。
　しかし、今なぜ「駅」なんでしょう。
　私は発売当時に２、３回見てあとずっと一部のシーンを除き見ていません。
　無差別さんも永く見ていなかった様ですが、久々に
御覧になって新しい発見をなされたのですね。
　私は９月にＤＶＤが出るらしいので、その時に久々に見直し、
当時の状況も含めてまとめ直してみたいと思っています。
　この年になっても８、９年の差が「年を重ねてわかる」事に
なるかどうかは分かりませんが。
　それはそうと、キューブリックの発言とは、全く逆の事を
３０年位前から考えています。
　技巧のみの作品の有用性とメッセージのみの作品の罪深さについてです。
　まあどちらにせよ真面目な長文は歓迎します。
　また長文を書きに来てください。

　同じく末席を、いやあなた以上に汚しまくっていた
山下です。
　なんか嬉しいなぁ、旧友再会の喜び以上に、
当時は拒絶の対象でしかなかった海のしかもＯＶＡで、
しかし時を隔てて観れば欠点は欠点なれどそれ以上の
グッとクるとこを再発見！　のくだりが特に、です。