[17] ねこくらげ。
投稿者: 麻生有美
投稿日:2003年01月17日 (金) 21時32分
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犬は猫に勝てるか 1; 猫子(にゃんこ)登場 そいつは、海から、やってきた。ちょうど花火大会の真っ最中だった。 僕は。花火にも飽きて波止用の岩の上に座り、うたた寝していた。 突然、顔をたたかれた、叩くというよりは、パフパフと、押さえると、いった感じだったが、なんだか柔らかい手のようだった。この世に。まん丸な手、があるとしてだが。 「やめろ!」僕は、手を払いのけていった。「兄にゃん。」そいつが、言った「僕は、君の兄さんじゃあないよ。「兄にゃん!起きたきゃ?」又そいつが言った、「だから僕は、君の兄貴じゃな いってば!」 「だれでもいいにゃん、男だからあににゃんと、呼んだだけにゃにょん。」 「君!名前は?」 「名前はまだないにゃん。」「よし!」そいつの肩らしき所を掴んで今日から君は、猫子(にゃんこ)だ!猫の子と書いて猫子(にゃんこ)だ! 「うわーいやったね!名前が出来たこれで、ともだちもできるよーやっぱりあににゃんは、頼りになるにゃんゴロ。いままで、ともだちになろうねっていっても、 きみの名前は?と聞かれて答えられなかったのん。でもこれからは、猫子(にゃんこ)にゃん!と、応えられるから、ともだちがたくさんできるよー 嬉しいよー。にゃん、にゃん。」 そいつは、130cmから150cmくらいの高さでまるで猫みたいに見える耳をしていた。そしてポンチョを被っているようなかっこうをしている「君は、何処からきたのだい?」あっちにゃと言って海を指差した「で,何処へいくのかい?」あっちといって反対側を指差した。こいつの何処に指なんかあったのかな?不思議に思いながらも「行くとこがないなら家にくるかい?」 と、聞いてみた。 猫子がいやと言う訳が無かった。
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