[2318] 「推奨定格遮断電流」について
投稿者:しもん
投稿日:2007年03月14日 (水) 12時54分
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いつも勉強させて頂いています。 教えて頂きたいのですが、電気事業者の配電系統に対する長期的な視野に基づき推奨値が提示されます「推奨定格遮断電流」についてですが、どの程度拘束されるものなのでしょう?将来的に短絡電流が上がると言われたら脅迫みたいなものですよね?また、更新後に遮断電流の推奨値が上がったら、どうするんでしょうか?自前で再更新するのでしょうか? すみませんが、どのように考えればよろしいのでしょうか? 宜しくお願いします。 |
■[2320] 鹿の骨(2007年03月15日 (木) 18時45分)
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しもんさん こんばんは まっちゃんさん 大変ご無沙汰しています。
お話が普通高圧の話なのか特別高圧の話なのか不明ですが、普通高圧として回答します。
普通高圧の場合、短絡電流は事実上2種類しかありません。 8[kA]、12.5[kA] の2種類です。 短絡容量の計算は次になります。 8[kA]の場合→8[kA]×6.9[kV]×√3=95.6[MVA] 12.5[kA]の場合→12.5[kA]×6.9[kV]×√3=149.4[MVA]
結構違いますが、高圧機器の値段を見るとお解り頂けると思いますが、両者のコスト差はさほどではありません。 ですから、許されるのであれば最初から12.5kA品(定格600A品)を設置されることをお勧めします。 一般的に、受電点の短絡容量が150MVAを超えることはありません。 (超えない様に電力会社が調整しています。) 超える場合は、電力会社に是正措置を申し込む事をお勧めします。 (発電機の系統連係などで容量が大きくなってしまった場合は、話が別です。) 配電所に隣接した敷地でも無い限りこの値を超えることはありません。 小生の経験で、配電所の隣の敷地と言うのが実際にありました。 この場合、11.5kA程度だったと記憶していますが、余りにもギリギリなので20kA品を付けた記憶があります。 12.5kA超過ですと、20kA、30kA、40kA程度までがありますが、20kA程度が事実上の上限で、且つもの凄く珍しいモノになります。 普通は8か12.5です。
この様に悩むまでも無く種類はもの凄く少ないモノです。 ですから、最初から12.5kA品をご用意される事を強くお勧めします。 増設工事等の場合は、増設側が12.5、既設側が8と言う場合もあります。 配電線が変更になったら、既設部分だけ改修すれば済む話です。 コレを下手に既設に合わせたりすると、変更の時に大騒ぎになります。 |
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■[2321] ありがとうございます まっちゃん(2007年03月15日 (木) 20時14分)
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しもんさん、鹿の骨さん、こんばんは。
推奨定格遮断電流についてハナから勘違いしてたようでして、とんちんかんなことを書いてしました。 わずらわしくなるので、削除しました。 これからもよろしくお願いします。 |
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