バラナシの仲間たちと別れを告げいざアーグラーへ。
一緒な宿だったヒデさんも偶然同じ行き先だったので一緒に電車に乗り込む。
アーグラーといえばなんといってもタージマハール。
もう、これだけ見ておけばOK。
さっさと観光して次の場所へ行ってしまおう。
ということで到着したその足で次の日の出発チケットを取得した。
アーグラー観光を一日で済ませるためにヒデさんと二人でオートリキシャを一日貸し切る。
観光した場所は4箇所。
イティマド・ウッダウラー廟(タージマハルのちっちゃいやつ)、アーグラーフォート城、タージマハル、タージマハルの対岸。
安い料金で一日貸しきりにする条件として、リキシャのおっさんが提示したのはお土産やに3軒よること。
何も買わなくても10分粘るだけでおっさんに50ルピーのマージンが支払われるらしい。
なるほど、それくらい協力してやろうか。
ということで、3箇所観光したあき時間にお土産屋に入る。
なるほど、買わない客を連れてきただけでたかーいマージンを払うだけあってどの商品も異常に高い!
ツアーとかで来た団体客とかは何にも知らずにこの辺で買っちゃうんだろうなー。。。
さて、1軒目。
インドとは思えないキレイな店内に、これまたインド人とは思えないパリッとしたきれいなシャツとパンツで身を包んだインド人が丁寧な態度でお出迎え。
やべー、おれらめっちゃ場違い!?
とりあえず商品と値札を見てみる。
どの商品も異様に高い!
んでもって興味のあるものが全然ない。
あちこち歩いてちらっと値札を見ては、
「たけぇー!いらねー!」
って言ってる。
それを見て、店員が「何をおさがしですか?」ってつめよってきた。
まあ、おれもヒデさんも見た目から貧乏旅行者丸出しで明らかに買いそうもないんだからしょうがないっちゃーしょうがない。
それでも10分は粘らねばと
「うーん、これはあと0が一つ少なくてもいらない。これはバラナシなら20ルピーだな。」
とか言っては物色していた。
ふと店員を見ると笑顔が消えている。
さらに店の奥に入ろうとするおれたち。
それに対し、こちらにどうぞと今来た方向に促す店員。
とことこ付いて行くとそこは店の入り口だった。
扉を開けると
「お帰りくださいませ。」
ってな感じでお店の外に導かれる。
どうやら強制的に追い出されたようだ。
まだ、10分たっていない。
すまん、おっちゃん。
おれたちの演技不足で手数料50ルピーがもらえないかも。。。
次の2件はは迫真の演技?でなんとか10分以上粘ることに成功。
でも結局1軒目も手数料が入ったらしく、おっちゃんは上機嫌だった。
久々にいい仕事したなー。
その夜、宿の周辺がお祭りだった。
街中のいたるところに取り付けられたスピーカーからはなんか知んないけどインド音楽が大音量で流れている。
いや、大音量なんて生易しいもんじゃなくてほんと爆音ってな感じ。
車のクラクションもかき消されて全然聞こえない。
会話は耳元でしないと成り立たない。
しかも、スピーカーは街中5メートル間隔ぐらいに取り付けられてどこにも逃げ場は無い。
レストランの屋上で飯を食っていても会話がかき消される。
こう長時間爆音にさらされるとさすがにいらいらしてくる。
ふと気がついたら、
「こいつら馬鹿じゃねーの。まじ、■ねばいいのに。。。」
ってずっとつぶやいていた。
かなり参ってます。
ホテルに帰ってさらに地獄が。。。
ホテルのちょうど前の広場が祭りの中心地で爆音がMAXになっている。
もちろん、ホテルの部屋でも振動で水がゆれるぐらいうるさい。
でも、まあ、夜の12時にもなれば静かになるだろうと思って耳をふさいで布団にもぐりこんだ。
結局ホテルを出発した朝6時半になっても音楽がやむことは無かった。。。つらすぎる。。。
2006年02月11日 (土) 00時59分