ブッダが悟りを開いた場所として仏教の聖地とされていることで有名なブッダガヤ。
仏陀が悟りを開いた有名な菩提樹(2代目)があるマハーボディー寺院がある。
この寺院の周りには世界各国のお寺が立てられている。もちろん日本の寺も。
ブッダガヤ自体はけっこう田舎。
普段は人も少なく、静かな村と言った感じらしい。
らしいというのは、今はちょうどチベットのニンマ派の集会みたいなのがあって、大量のお坊さんや信者であふれ返っている。
この期間中はこのお坊さんたちがマハーボディー寺院に集まって一日中お経を上げている。
何千人ものお坊さんのお経が響き、なんとも荘厳な雰囲気。
ここには小さな村がいくつもある。
こういう小さな村ってめちゃくちゃ生活感があって面白い。
ほかの国でもこういうところを歩くのが実はかなり大好き。
さっそく村を歩くとみんなハローハローと声をかけてくる。
インドはめちゃくちゃ子供が多い。
7人、8人兄弟もざらにあるようだ。
カメラを取り出して写真をとろうものなら、10秒もしないうちに人だかりができる。
デジカメで撮った写真を見せるとみんな大喜び。
そんな喜びを共有できるデジカメってめちゃ便利!
写真をとったりすると子供ははすぐなつく。
おれの両手の指に5人くらいがつかまって、一緒に歩いてついてくる。
その後ろにも5,6人の子供が。
いつもハーメルンの笛吹き男状態!
インド人の子供は顔立ちが整っていてめちゃかわいい!
みんな美男美女になりそう。
実際はと言うと、、、美男美女もいるが、そうでないほうが多くなっちゃうようだ。
子供と言えば、おれが泊まっているゲストハウスのオーナーが運営している学校に遊びに行った。
このオーナー、日本人でインド人とのハーフの子供も2人いる。
この子供がまためっちゃくちゃかわいんだなー、これが。
さて、オーナーに連れられて学校に行く。
建物は小屋程度の小さな一軒家で、全員は建物に入れないらしく半分以上の子供は建物のひさしの部分で勉強中だ。
ちょっとした青空教室のようになっている。
車を降りて近づくと、100人以上いる子供が一斉に立ち上がって、手を合わせ、
「ナマステ!」
と挨拶をしてきた。
やべー、超かわいい!!
おれも慌ててナマステと挨拶する。
でもみんな手を合わせたまま立ったまま。
「オーケー、シットダウン!」
と促すとみんないっせいに座った。
うーん、なかなか皆さんしつけが行き届いているようですなー!
あとは子供と遊んですごす。
子供の目がみんなキラキラと輝いていたのが印象的だった。
この州ではまだまだ子供の識字率が悪く、教育がほとんど行き届いていないらしい。
子供たちの親がまったく教育を受けていないことが教育が普及しないことの一因にもなっているとのこと。
ここ以外にもいくつも学校はあるが、まだまだ十分に足りているとはいえないようだ。
子供の親も貧しくて、なかなか学校の運営もままならないという現状もある。
今日も別の学校に行って、少しでも足しにと寄付をした。
こういった子供たちから教育をしていくことで、インド全体の教育水準が高まり、将来インドの貧困が改善していくといいなーと思うのだった。
2006年02月01日 (水) 23時45分