【まとめ】
「本サイトが予想する首都圏M8クラスの巨大地震の地震前兆のモニタリング」として続けてきましたが、
その裏付けとして、Alexey Lyubushin博士や、新妻地質学研究所の報告を引用してきましたが、
両者に、注目されるデータが、最近公開されたので、引用し解析した。
巨大地震前兆としてモニタリング中の4種類の指標に変化はなく、前兆継続中で、収束なく、地震発生の準備はできていません。
●Alexey Lyubushin博士が提供する月別日本の大地震、巨大地震リスクエリア
能登半島周辺で赤やオレンジのエリアが3か月続くと(2022年12月-2023年2月と2023年10月-2023年12月)
能登半島周辺で確実に大地震が発生している。
日本の関東南方沖;伊豆諸島から房総半島沖。14か月連続で、赤いエリアとして表示されている。
この状況は、2012年1月以降、11年間継続中で、巨大地震推察エリアの本命です。
●新妻地質学研究所
2023年12月と、2024年1月の月報で、伊豆海溝域の大地震の危険性が指摘された。
それ以外の警戒地域は、千島海溝域、琉球海溝域です。南海トラフ巨大地震の記述はありません。
【内容】
●Alexey Lyubushin博士が提供する日本の大地震、巨大地震リスクエリア
下図にAlexey Lyubushin博士が解析した、
2022年12月-2024年1月の月別の日本の大地震、巨大地震リスクエリアを示しています。
なお、解析に使用したデータは日本のF-net(広帯域地震観測網)で公開されている観測データを使用しています。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1707182622-1037-830.jpg赤や濃いオレンジのエリアが大地震、巨大地震推察エリアと考えてください。
2022年12月-2023年2月:本州日本海側で赤のエリア:特に能登半島周辺
対応地震:2023/5/5 能登半島沖:M6.5:最大震度6強
2023年10月-2023年12月:本州日本海側で赤のエリア:特に能登半島周辺
対応地震:2024/1/1 能登地方:M7.6:最大震度7
以上のように能登半島周辺で赤やオレンジのエリアが3か月程度続くと
能登半島周辺で確実に大地震が発生している。
次に、この図で、日本の関東南方沖;伊豆諸島から房総半島沖を見てください
14か月連続で、赤いエリアとして表示されている。
この状況は、2012年1月以降、11年間継続し、今も継続中なので、本エリアが
巨大地震推察エリアの本命です。
細かく見ると、2023年9月には、上記地域の赤の表示が大半が消えていました。
しかし、
11月、12月、1月と再度、赤の危険域に表示され、次第に危険度も高くなっています。
他のエリアとしては、東北北海道に赤のエリアが時々散見される。
西日本では、危険なエリアはない。
●新妻地質学研究所
1 月刊地震予報171)2023年11月19日・24日の伊豆海溝域MarianaM5.9とM6.9,2023年12月の月刊地震予報
「伊豆海溝域は,11月にMarianaでM6.9・M5.9が発生したが,10月にも伊豆裂開震源帯RifIのM6.3が起こり,
八丈島の津波と硫黄島の噴火があり,警戒が必要である.」
2,月刊地震予報172)2023年12月16日の伊豆海溝域MarianaM5.7,12月28日の千島海溝域択捉M6.5,2024年1月の月刊地震予報
「伊豆海溝域では,伊豆前弧震源帯Mariana震源区で11月のM5.9Tに続き12月にもM5.7Tが発生した.
これらの発震機構に変化が認められず,M7級の地震や津波・火山噴火にも警戒が必要で,ある」
★★
上記2か月分の月報報告において、警戒を呼び掛けている地域は、
伊豆海溝以外には、千島海溝域、琉球海溝域です。南海トラフ巨大地震の記述はありません。