図は、本サイト大元の日報で御覧ください。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/ikase8f3.html◎平安時代9世紀と現在の地震噴火活動
火山噴火や巨大地震発生には、規則性;反復性がありますので、過去のいつの時期に
今の現状と似た時期があるか、探すのは、大事なことです。
東日本大震災との類似性が指摘される貞観地震(869年)が起きた9世紀には、
富士山や伊豆大島などの噴火が相次いだ。
千葉大大学院理学研究科の津久井雅志教授談
「昨年以降、日本列島は地震の活動期に入ったと言われている。
状況は富士山の火山活動が活発だった平安期とそっくりで、いつ噴火が起きてもおかしくない」
ウィキペディア:地震の年表 (日本)より9世紀の地震活動を引用抜粋します
(引用抜粋はじめ)「「818年8月頃 北関東で地震 M 7.9、死者多数(『類聚国史』)
827年8月7日(8月11日) 京都で地震(『類聚国史』) M 6.5-7。
830年1月30日(2月3日)出羽で地震(『類聚国史』) M 7-7.5。
841年前半 伊豆地震 M 7、死者多数(『続日本後紀』)。
850年11月23日出羽地震 M 7、死者多数(『文徳実録』、『日本三代実録』)。
863年7月6日(7月10日)越中・越後地震 - 死者多数(『日本三代実録』)。
864年 富士山噴火(『日本三代実録』)(青木ヶ原樹海を作った貞観大噴火)、阿蘇山噴火)
868年7月30日 播磨・山城地震(『日本三代実録』) - M 7台。
869年7月9日 貞観地震 M 8.3-8.6、陸奥国地大震動、
地震に伴う津波(貞観津波)の被害が甚大で死者約1,000人(『日本三代実録』)。
津波堆積物調査から震源域が岩手県沖-福島県沖、または茨城県沖の連動型超巨大地震
878年10月28日 相模・武蔵地震 M 7.4、死者多数。京都でも揺れが感じられる(『日本三代実録』)。
880年11月19日 出雲で地震 M 7(『日本三代実録』)。
886年6月29日 伊豆諸島噴火。安房の国で降灰と地震(『日本三代実録』)。
887年7月29日 越後西部を震源、M6.5。津波による溺死者は1000人にのぼった(『日本三代実録』)。
8月22日(8月26日)仁和地震(東海・東南海・南海地震連動説有) M 8-8.5、
五畿七道諸国大震、京都・摂津を中心に死者多数。津波あり(『日本三代実録』)。」」(引用抜粋終了)
★★
8世紀には、東日本大震災と同じ貞観地震や、富士山の噴火がありますが、
出羽(秋田県)、新潟県、京都や兵庫県や出雲などの中国四国、伊豆諸島で、大きな地震が発生しており、
最後に、南海トラフの東海・東南海・南海連動巨大地震が発生していることがわかります。
東日本大震災後の誘発地震で、秋田沖、長野県北部、富士山直下(静岡東部)で大地震が発生しましたが、
8世紀の地震活動で活発化した地域と一致しています。
9/2に本サイト徳島県南部観測点大気中ラドン濃度急上昇その6として報告した
中国四国近畿圏の大地震前兆。9月中旬から11月上旬の地震発生と推察した。
8世紀にも、中四国近畿圏で大地震が頻発しました。規則性や再現性からも注目されます。
なお、富士山北側山麓鳴沢村の大気中ラドン濃度観測では、今のところ、大きな動きはなく、安定しており、
噴火や地震の前兆は今のところ見えません。
◎9/14:2/22 千葉県北東部 M5.1 最大震度4
◯概要
震度4を茨城県土浦市、取手市、小美玉市、かすみがうら市、神栖市、千葉県旭市、香取市、山武市、
千葉市稲毛区、千葉市若葉区、成田市、柏市、我孫子市、印西市で観測した。
◯予想:9/10日報:要点 ◯首都圏
「継続して、震度5以上の広域地震前兆は見えません。
ただ、本サイト茨城県南部観測点で、磁力低下が観察されていますので、茨城南部周辺で、中規模な地震はあると推察します。」
◯震度4を観測した千葉県印西市の大気中ラドン濃度変動 :
2012/8/9-2112/9/13までの千葉県印西市の大気中ラドン濃度変動を図20120914_1に示した。
8/9からほぼ20日間、10-15ベクレルのほぼ安定した濃度を示していたが、8/29-9/6は一段階上の15-20ベクレル、
9/7からはさらに一段と上昇、9/12の朝に最高値の35ベクレルを観測。9/13には、18ベクレルへ急落。
半日後に、中規模地震発生となった。このように小から中規模の地震の場合には、ラドン急落後にすぐに地震が発生します。
●本サイト空の掲示板;9/13;衛星画像解析:
1,空の掲示板23935:9月13日愛知西部の観測と衛星画像NASA
【国内】
三陸沖に大気重力波が見られます。
【海外】
カム半島の北中部にさざ波雲と沖合に大気重力波が現れています。
インドネシアのタニンバル諸島南部沖に波状雲が広がって見えます。連続して現象雲が現れています。
マレー半島のマレーシア北部沖に彩雲が見られます。
チリの中南部の内陸部にさざ波雲が広がっています。
ウナギレンズ雲等も見られます。しばらく様子を見ていきましょう。
中米の大きな地震から、再び、ペルー北部・エクアドル・コロンビア山岳に大気重力波又は山岳波が見られます。
こちらも、余震があるかもしれませんね。
カナダの西部海岸線にさざ波雲が見られます。輪郭は弱いです。
2,空の掲示板23937:9/13衛星画像ノイズ
北海道西方沖-北海道北部、岩手沖-北海道南部沖が気になりました。
■特に気になる雲
・北海道西方沖・北西沖-北海道北部の大気重力波
・岩手沖-北海道南部沖の大気重力波や波状雲を伴った帯状雲
■その他に気になる雲
・宮城沖から放射状にのびる雲
・四国沖の円形の雲塊
★★
レモンさん指摘の「三陸沖に大気重力波」、黄昏さん指摘の「岩手沖-北海道南部沖の大気重力波や波状雲を伴った帯状雲」
やはり、予想する「三陸北部はるか沖(十勝はるか沖)アウターライズ津波地震M8」と関連すると思われます。
まだ、直前前兆は見えないようです。
●2012/9/14要点;
サイト名;;生かせいのち 地震と防災;;無断転載禁止。
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◎平安時代9世紀と現在の地震噴火活動
地震噴火活動が酷似しており、規則性や再現性の観点から注目される。
東日本大震災後の誘発地震で、秋田沖、長野県北部、富士山直下(静岡東部)で大地震が発生しましたが、
8世紀の地震活動で活発化した地域と一致しています。
9/2に本サイト徳島県南部観測点大気中ラドン濃度急上昇その6として報告した
中国四国近畿圏の大地震前兆。9月中旬から11月上旬の地震発生と推察した。
8世紀にも、中四国近畿圏で大地震が頻発しました。規則性や再現性から注目されます。
なお、富士山北側山麓鳴沢村の大気中ラドン濃度観測では、今のところ、大きな動きはなく、安定しており、
噴火や地震の前兆は今のところ見えません。
◎9/6;北東北から北海道の異変::南東北の日本海側から栃木/新潟/長野県の異変
モニタリングでは、大気中ラドン濃度の急落などは、9/13には、発生しなかった。