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No.10466 20250701報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2025年07月01日 (火) 10時53分 [返信]

20250609、0615、0622報告続報:関東の前兆

●首都圏VHF帯放送波のー3シグマ以上の明瞭な伝搬異常
6/8、6/12、6/13に次ぐ6/16の伝搬異常。

6/24、6/26埼玉県浦和送信所群馬県桐生市受信で顕著な伝搬異常
(対応地震:6/25:茨城県沖M4.3震度4、6/27:茨城県北部M4.4震度3)

その後は伝搬異常なし

長野県美ヶ原送信所群馬県桐生市受信のルートでも継続的に伝搬異常なく、
山梨、長野周辺の地震前兆はなし

●本サイト横浜市観測点1日当たりの磁石のずり下がり量の変動
前回報告後も収束が続き、6/11-6/30の20日間収束です。

過去16か月間の観測で初めての長期間の収束で、特に、6/26以降は0mmで
一切のずり下がりがなく、初めての完全収束です。

●千葉県八街市植物生体電位観測の異常の収束
上記横浜の磁力低下観察収束とほぼ同期して、植物性電位観測の異常も収束した。


上記2点の大地震前に変動する磁力低下や植物生体電位の異常の収束から
5/24に報告した巨大地震前兆が収束傾向で、近づいています。

予想:下記に可能性が高い順

候補1:房総半島沖プレート三重点
候補2:房総半島沖の巨大活断層
候補3:八丈島沖プレート間地震あるいはアウターライズ地震
候補4:鳥島沖プレート間地震あるいはアウターライズ地震
候補5:千葉県東方沖地震
候補6;房総半島南東沖地震
候補7:延宝房総沖地震タイプの地震


ただ、房総半島沖プレート三重点は三個のプレートがぶつかり合う特殊な場所ですから
過去にも、この一帯の地震前兆から地震発生までの前兆期間はつうじょうの2-3倍の期間がかかります。

7月までとした予想期間が9月まで延期することも考えられます。

まずは、最後の前兆:本サイト千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度ウルトラ異常
8年半継続していますが、この異変が収束することが、次の前兆収束の判断です。

東京多摩東部のELF帯電磁波異常がまだ収束していません。
※中部大学:「東日本大震災におけるELF帯電磁波観測」:前兆把握実例あり

この二つの収束が、地震前兆収束、地震発生準備完了を教えてくれると思います。

皆様は、遅くとも9月までの地震発生
猛暑が続く予想ですので、熱中症対策を最大の防災準備でお願いします。
606報告で本年夏の猛暑対策グッズを紹介しています。

No.10465 20250622報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2025年06月22日 (日) 12時36分 [返信]

【まとめ】
20250609、0615報告続報:関東の前兆
●首都圏VHF帯放送波のー3シグマ以上の明瞭な伝搬異常
6/8、6/12、6/13に次ぐ6/16の伝搬異常。その後は変動なし

●本サイト横浜市観測点1日当たりの磁石のずり下がり量の変動
前回報告後も収束が続き、6/11-6/21の11日間収束です。

本観測では、2024/9/24-10/7の13日間収束。その時期の9/24に、
鳥島近海地震と津波が発生。

「トラップドア断層破壊」による火山隆起現象が,9/24の地震・津波と原因であったと考えられています。

伊豆小笠原諸島周辺には海底火山が多く、今後も海底火山噴火も含めた警戒が必要と考えます。

【内容】
20250609、0615報告続報:関東の前兆
1, 首都圏VHF帯放送波のー3シグマ以上の明瞭な伝搬異常:
群馬大学電波伝搬システム
6/16:21-22時:埼玉県浦和送信所群馬県桐生市受信: TV埼玉

※6/8、6/12、6/13に次ぐ6/16の伝搬異常。その後は大きな変動なし
長野県美ヶ原送信所群馬県桐生市受信のルートでも変動なく、山梨、長野周辺の地震前兆はなしです。

2,本サイト横浜市観測点1日当たりの磁石のずり下がり量の変動
前回報告後も収束が続き、6/11-6/21の11日間収束です。
2024/9/24-10/7の収束期間、13日間に近づいています。


最近一週間の地震火山前兆の特記事項としては、
三宅島では火山活動が高まっており、雄山環状線内側に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります(6/21気象庁)。

また、6/19に三宅島近海地震M4.7が発生しました。

最も気になる点は、上記横浜の磁力低下収束2024/9/24-10/7時期の
2024/9/24:鳥島近海地震です。

この地震は、下記の東大地震研究所解析で、「トラップドア断層破壊」による火山隆起現象が,/9/24の地震・津波と原因であったと考えられています。

「トラップドア断層破壊」とは?
●カルデラ火山の地下にあるマグマ溜まり内に,長時間かけて蓄積したマグマの圧力を駆動力とする

●地震発生時,マグマの圧力を駆動力として,円形に伸びる断層構造が一気に破壊しながら,岩盤が大きく持ち上がり,海底の地盤が隆起する.

●それによって海水が持ち上がり,津波が発生する.
●地下数kmと極めて浅い地下で発生する現象であるため,地震規模の割に大きな津波が引き起こす.
https://www.eri.u-tokyo.ac.jp/news/22334/

※参考:ラドン濃度・衛星観測・上空発光などの地震前兆の最近の進歩の報告です。

https://www.asagei.com/excerpt/341259

No.10464 20250615報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2025年06月15日 (日) 15時09分 [返信]

20250609報告続報:関東の前兆
1,首都圏VHF帯放送波のー3シグマ以上の明瞭な伝搬異常:群馬大学電波伝搬システム
6/12:20-22時:東京スカイツリー送信群馬県桐生市受信:Jwave NHKFM東京
6/13:4-6時:埼玉県浦和送信所群馬県桐生市受信: NHKFM埼玉
※6/8に続き、6/12と6/13に伝搬異常

2,本サイト横浜市観測点1日当たりの磁石のずり下がり量の変動
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1749965777-1079-643.jpg

この図は、横浜市で観測中の最近15か月間の1日当たりの磁石のずり下がり量をグラフ化したものです。大きな地震発生前に磁力が低下することをとらえます。

ほとんどの日は、大きな磁石のずり下がりを観測していますが、
15か月間に3回、ほぼ収束していた期間があります。

その間に例外なく、伊豆小笠原諸島沖で、大きな地震や津波が発生。
最近では、3/27-3/31の期間中、収束傾向を示し、
3/30に首都圏でM4クラスの地震が3回発生。

このように、収束を示せば、大きな地震、津波、連続地震が発生しました。

その前兆:6/11-6/14に、ほぼ収束を示していますので、
やはり、上記1の前兆も含め、警戒継続だと推察します。
明日以降は、晴れが続く予想ですので、一週間ほどは警戒です。

No.10463 20250609報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2025年06月09日 (月) 14時28分 [返信]

首都圏VHF帯放送波のー3シグマ以上の明瞭な伝搬異常:群馬大学電波伝搬システム
6/8:1-3時
東京タワー送信群馬県桐生市受信:FM東京で、明瞭な伝搬異常

さらに、
東京国分寺電離層観測点:6/8:0-12時:foEs:スポラディックE層観測の異常値

首都圏(東北南部含む)で、強い地震に警戒です。

No.10462 20250608報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2025年06月08日 (日) 14時54分 [返信]

本日は、富士山噴火とその防災の概要です。

みんなで創る防災・減災:youtube
富士山噴火シミュレーション「前回宝永噴火から300年 いつ噴火してもおかしくない」
https://www.youtube.com/watch?v=4RDYMR5AXUs

要点のみ記載します。
1,知っておきたい重要な事実
前回の宝永噴火が非常に大規模かつ爆発的な噴火だったことから
次の噴火も大規模になると懸念されている
しかし、過去5600年間の噴火回数と規模は次の図の通りです。
大規模噴火の発生割合は、4%で、多くは小規模又は中規模な噴火だった。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1749361279-907-622-276-325.jpg

噴火に伴う火山現象:空振、溶岩流、火砕流、大きな噴石、融雪型火山泥流、土石流
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1749361278-906-523.jpg
過去5600年間の噴火
溶岩流が発生した噴火は約6割、火砕流が発生した噴火は1割以下。

2,火山灰について
交通:鉄道がマヒする
道路:10cm以上の火山灰でタイヤが空回りして、自動車が動かなくなる

飛行機が使えなくなる 全面的に停止
飛行機のエンジンが火山灰を吸い込むことによってエンジンが停止してしまう

ライフライン
水源が汚染され断水
発電所が停止して停電、雨が降ると配電設備が漏電

交通ライフラインが非常に大きな影響を受ける
非常に広い範囲で同時に起きることが一番懸念される

3,防災対策;最悪の場合:もし、大規模噴火の場合。
●物流が完全に止まる
鉄道道路が使えない、安全な場所に移動することも難しくなる
復旧に相当時間がかかる 最低一週間の食料飲料水の備蓄
●火山灰を吸い込まないようにする
マスク、ゴーグルは必須

4,噴火の前兆
富士山と似た特徴を持つ二つの火山
伊豆大島:1986年:地震活動から2時間後に噴火
三宅島:1983年;地震活動から1時間後に噴火
噴火の兆候が表れてから噴火までが早いケースもあれば、
宝永噴火のように数日前から地震活動が起こって噴火するケースもある
それは全く分からない

●非常にわかりやすい富士山噴火と防災情報:
富士山が噴火したらどうするの?1全体版
https://www.youtube.com/watch?v=ECW9MC5X2D0

富士山が噴火したらどうなるの?2溶岩流版
https://www.youtube.com/watch?v=KFEeKO1qtBY

富士山が噴火したらどうなるの?3火山灰版
https://www.youtube.com/watch?v=Si2_JKRiolE


●富士山は必ず噴火する。でも怖がりすぎないで! 避難基本計画
https://yamanashi.media/?p=2392


No.10461 20250606報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2025年06月06日 (金) 13時34分 [返信]

20250524報告では、
M9.2クラスの超巨大地震(あるいはM8クラスの複数巨大地震)が6-7月に関東の南方沖で発生と予想し、可能性が高い順に7つの震源域を示しました。

20250525報告では、
3種類の異なる津波浸水域をもつ巨大地震候補の津波シミュレーションを示しました。

20250603報告では、
数々の火山と地震に関する著書がある木村政昭琉球大学名誉教授の記事で、「関東南方沖の巨大地震発生後に、富士山噴火の予想」を示しました。

富士山噴火について、いろいろな資料を集め、防砂に役立つ資料を現在まとめています。

本日は、本年猛暑の中での地震津波噴火で、最重要とされる「熱中症対策」について、それに役立つグッズを下記に示しました。

防災以外でも、本年夏の猛暑対策にもなりますので、今のうちに準備をお勧めします。すべて、下記の名前で、amazonで各種商品を購入できることを確認しています。

アイスノン ひんやりループ
アイスノン ベルト
熱さまシート

おでこ冷却シート
アイスノン 冷却シート 大判サイズ
からだに貼る熱さまシート

肌に優しい濡れタオル
大判ウェットタオル
振るだけで冷たくなるタオル
コールドスプレー
冷却スプレー

ペルチェベスト:瞬間冷却最大-28度

No.10460 20250603報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2025年06月03日 (火) 15時28分 [返信]

本日は、数々の火山と地震に関する著書がある木村政昭琉球大学名誉教授の記事を示します。

琉球大学・木村名誉教授が分析“大地震最新警戒エリア”
2019年3月11日 東スポWEB
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/127230

(2019年以降の木村先生の記事は見当たりません)

11日で東日本大震災の発生から8年。この間、2016年の熊本地震、昨年の北海道胆振東部地震と日本各地が大地震に見舞われた。
政府は日本列島周辺で今後30年間に大地震が起きる可能性を公表しているが、長期予測でエリアも広大だ。
そこで独自の理論で過去、阪神大震災や東日本大震災などをピンポイントで予測していたことで知られる琉球大学の木村政昭名誉教授に警戒すべき最新地震エリアを改めて分析してもらった。

「東日本大震災があって、その付近のストレスはとれたが、その後の地殻変動を見ると北海道の方で火山活動が活発になり、伊豆諸島に変化が起きたりしている。
太平洋側からのプレッシャーで太平洋プレートの北側と南側で悲鳴が上がっている」と話すのは木村氏だ。

木村氏は地震と連動する火山噴火から“地震の目”といわれる大地震を引き起こしかねない空白域をピンポイントで見つけ出してきた。
現在、地震の目はどうなっているのか? 日本列島にはマグニチュード(M)7・5以上の大地震につながりかねない6つの“地震の目”があるという。

その場所は
「北海道東方沖」「岩手県沖」
「伊豆諸島沖」「日向灘付近」
「奄美沖」「八重山諸島付近」だ。
最も緊急度が高いのは伊豆諸島沖。西之島が活発な噴火活動を繰り返し、噴火で流れ出た溶岩で面積を拡大してきた。

「西之島の噴火は伊豆・小笠原海溝が相当なプレッシャーを受けていることを示している。小笠原沖が割れる可能性がある」(木村氏)


 岩手県沖に関しては、15年2月に地震の目のエリア内でM6・9の地震が起きた。
「M8・5を予想していたが、そこまで達していなかった。ストレスが取れた可能性はあるものの様子見です」(木村氏)。
他の4エリアも地震の目に近接した場所で地震が起きているが、大地震の前兆の可能性があるため、警戒すべきという。

 一方、政府は死者最大32万人にも上ると試算する東海から九州沖での南海トラフ地震の発生を今後30年間で70~80%と予測している。
しかし、木村氏は「今のところ兆候はない。まだ、だいぶ時間はある」と発生につながる地震の目は出ていないという。

南海トラフ地震は和歌山・四国沖、三重・愛知沖、東海沖が連動することで大地震となった歴史があるが、
09年8月に東海沖に位置する駿河湾地震(M6・5)が発生したことで、ストレスが抜け、危険性は減少しているという。

また首都直下地震も地震の目は出ていない。
首都近辺で警戒すべきは、富士山噴火の可能性だ。
「小笠原の方で大地震が起きた場合、南側の伊豆半島側のプレートが力が抜け、北側の富士山の方にかかっていく。
マグマだまりが押されて噴火する。富士山は非常にきちょうめんな火山で、北側と南側が交互に噴火している。
前回、1707年の宝永大噴火は南側で、次に噴火があるとすれば溶岩が流れるタイプではないか」

※大事な点を再度示します。
〇太平洋側からのプレッシャーで太平洋プレートの北側と南側で悲鳴が上がっている

〇最も緊急度が高いのは伊豆諸島沖。
西之島の噴火は伊豆・小笠原海溝が相当なプレッシャーを受けていることを示している。

〇首都直下地震も地震の目は出ていない。
首都近辺で警戒すべきは、富士山噴火の可能性だ。

小笠原の方で大地震が起きた場合、南側の伊豆半島側のプレートが力が抜け、北側の富士山の方にかかっていく。
マグマだまりが押されて噴火する。富士山は非常にきちょうめんな火山で、北側と南側が交互に噴火している。
前回、1707年の宝永大噴火は南側で、次に噴火があるとすれば溶岩が流れるタイプではないか

No.10459 20250601報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2025年06月01日 (日) 10時43分 [返信]

【まとめ】
本日は、20250524報告で、巨大地震候補4:鳥島沖地震について
1605年の慶長地震は鳥島沖巨大地震であった可能性と
伊豆小笠原海溝には、現在M9の巨大地震を引き起こす歪みが蓄積されている
この2点を中心に補足します。

〇南海トラフの巨大地震とされている1605年の慶長地震は別の場所で起きたものではないのか。1605年慶長地震は鳥島東方沖巨大地震?!ほかに地震の巣はないか 
大地震の「定説」見直す動き 2013/10/31朝日新聞
石橋・原田(2013)らは、史料の再検討と津波シミュレーションから、
慶長地震が南海トラフ地震ではなく、伊豆・小笠原海溝の巨大地震である可能性を示唆した。
また、静岡大の生田らは、プレートの動く速度と過去111年間の地震計の記録などから、エネルギーがたまりやすい場所を解析。M9級の巨大地震を起こす恐れがあるのが日本近海も含めて17カ所あった。
伊豆・小笠原海溝について、生田さんは「過去の地震のデータが少ないが、地震や津波があることを考えておく必要がある」と指摘した。

〇瀬野徹三東京大学地震研究所名誉教授の論文中の慶長地震に関する記述
「平成24年度日本地震学会論文賞」を受賞した南海トラフ巨大地震
―その破壊の様態とシリーズについての新たな考え―
この論文の中で、
慶長地震はいわゆる津波地震であって、プレート境界のまともな脆性剪断破壊ではない可能性が大きいとして、南海トラフにおける巨大地震の一つとして含めることは出来ないとした。

〇上記:朝日新聞記事の図の引用と静岡大学理学部 生田氏の論文の図
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1748672776-1118-684.jpg

左図の伊豆・小笠原海溝の斜線域が、鳥島東方沖で、その地域には、赤の歪み:M9クラスの歪みが蓄積されていることがわかる。
右図は、さらに詳しく、日本周辺の歪みの蓄積を示しています。
⑤の伊豆・小笠原海溝領域周辺では、2010年父島近海大地震M7.8、2015年小笠原諸島西方沖巨大地震、2017-2022年の5年間噴火が継続した西ノ島があります。

【内容】
〇ほかに地震の巣はないか 大地震の「定説」見直す動き
2013年10月31日 朝日新聞 以下、引用します。
政府や自治体が警戒する南海トラフや日本海溝など以外に、大きな津波を起こす地震の巣はないのか。(引用開始)
東日本大震災の教訓から、定説に疑問を投げかける研究が広まっている。南海トラフの巨大地震とされている1605年の慶長地震は別の場所で起きたものではないのか。
伊豆・小笠原海溝は無警戒でいいのか。

■慶長地震「南海トラフではない」
今月、横浜市で開かれた日本地震学会の秋季大会で、石橋克彦・神戸大名誉教授らは、慶長地震は伊豆・小笠原海溝の巨大地震とする仮説を提唱した。
南海トラフの巨大地震は、関西や東海、四国などに被害の記録がある1614年の地震だとした。

 慶長地震の津波の記録は各地に史料が残されているが、西日本で揺れの記録がほとんどない。繰り返されてきた南海トラフの他の地震とは違うタイプで、揺れに対して津波が大きい「津波地震」とされてきた。

 石橋さんは、京都で揺れの記録がないが、関東の揺れや房総半島の太平洋岸に津波の記録があることに着目。
太平洋プレート(岩板)がフィリピン海プレートに沈み込む伊豆・小笠原海溝のマグニチュード(M)8~9の巨大地震ならば説明できると考えた。

 小笠原で地震があると、西日本は揺れなくても、遠くの関東や東北での揺れが大きい「異常震域」という現象が起きる。固い太平洋プレートを通って地震波が伝わる北側は揺れが弱まりにくく、軟らかい層で地震波が伝わりにくい西側は揺れが弱まりやすいためだ。

 2010年の父島近海の地震(M7・8)では関東や東北で震度2だったが、愛知県以西は揺れが観測されなかった。伊豆諸島や静岡県以西の太平洋側に津波注意報が出され、父島と神津島で津波が観測された。

 仮説をもとに、東京大の原田智也特任助教らは伊豆・小笠原海溝で津波が起きると、各地でどれくらいの高さになるか試算した。12カ所の震源域を組み合わせて試した結果、鳥島の東側の100キロ四方の領域のM8・4程度の地震、海溝の東側の細長い領域のM8・2程度の地震の場合、記録に残る慶長地震の津波の高さと最も一致した。

 石橋さんは「検証には、伊豆や小笠原諸島で津波の痕跡の調査、関東や東北の揺れの記録などを調べる必要がある。南海トラフの巨大地震の将来予測に大きく影響するので調査を深めるべきだ」と話している。
(中略)
地震学会では、世界のプレート境界での地震を洗い直す発表もあった。
静岡大の生田領野(いくたりょうや)助教らは、プレートの動く速度と過去111年間の地震計の記録などから、エネルギーがたまりやすい場所を解析。M9級の巨大地震を起こす恐れがあるのが日本近海も含めて17カ所あった。根室沖から択捉国後島沖、伊豆鳥島から小笠原諸島、日向灘から南西諸島に、M9クラスの地震を発生させる歪が蓄積されています。

伊豆・小笠原海溝について、生田さんは「過去の地震のデータが少ないが、地震や津波があることを考えておく必要がある」と指摘する。南西諸島(琉球)海溝もエネルギーがたまっている可能性があるという。南海トラフは近年、大きな地震がなく、今回の解析の対象にならなかった。
(以下省略)

〇南海トラフ巨大地震
―その破壊の様態とシリーズについての新たな考え―
著者:東京大学地震研究所:瀬野徹三教授
掲載誌:地震第2輯、第64巻、第2号、97-116、2012
この論文は、「平成24年度日本地震学会論文賞」を受賞した。

この論文の中で、
慶長地震はいわゆる津波地震であって、プレート境界のまともな脆性剪断破壊ではない可能性が大きいとして、南海トラフにおける巨大地震の一つとして含めることは出来ないとしている

また、この論文の要旨としては
次の南海トラフ巨大地震は、
「次の地震は200~300年後ではないか」と発表した。過去に南海トラフ沿いで地震が起きた場所を調べた多数の研究を再検証した。

地震の揺れや津波、地殻変動の特徴を調べて矛盾が少ない形で整理し、
日向灘から遠州灘までの領域で地震が起きる「宝永型地震」、
四国から紀伊半島沖と駿河湾周辺で地震が起きる「安政型地震」
の二つにわけた。

過去には、この2タイプが交互に起き、宝永型は350年程度、安政型は400年程度の発生間隔と考えられた。
順番だと次は安政型地震だが、いずれのタイプでも「次の地震は200~300年後ではないか」と指摘した。

南海トラフ地震については、次のようなニュースもあります。
〇東京新聞2025/5/27
南海トラフ地震80%の計算モデル「間違いの可能性」 
提唱者の島崎邦彦・東大名誉教授 学会での言及に会場騒然
https://www.tokyo-np.co.jp/article/407422

「30年以内に80%」とする政府の南海トラフ地震の発生確率について、確率を算出する計算モデルを提唱した島崎邦彦東大名誉教授が26日、千葉市で開かれた「日本地球惑星科学連合大会」で講演し、「あと5年程度で南海トラフ地震が起きなければ、このモデルは間違っていたことになる」と言及し、会場が騒然となる場面があった。
島崎名誉教授はその後、記者団からの取材に、モデルが間違っている場合、政府の確率計算には「使わない方がいい」と語った。

No.10458 2025528報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2025年05月28日 (水) 14時37分 [返信]

5/20と5/21。
666KHz:NHKラジオ第1大阪放送局群馬県桐生市受信の18-20時の受信強度:大きな変動

本サイト愛知県西部観測点 2025年5月の日々のもぐりんの漂着:移動せず中心部に停滞

異なる二つの地震前兆観測で同期して5/20と5/21に変動がみられることから、近畿から東海方面で
強い地震が懸念されます。また続報します。

このように報告しましたが、
5/27
上述した報告と同じ前兆が発生。

さらには、5/28本サイト空の掲示板で、広島市で、ハロを観察
(過去には、中四国、近畿、北陸で、大きな地震が発生)

気になりましたので、大阪府東部観測点の大気中ラドン濃度観測:Xtwitterで調べてみると、
1/31をピークとした異常値を観測:1/31:81ベクレル
最近値:5/26前後26-30ベクレル

こうなりますと、2018/6/18;大阪府北部地震:M6.1:最大震度6弱を想起させます。

近畿圏内陸のそれ以前の地震では、1952/7/18;M6.7:吉野地震:死者9、負傷者139
この地震も梅雨時でした。内陸の地震は、梅雨時に発生頻度が高まります。


近畿、北陸圏の大きな地震の防災の確認をお勧めします。

No.10457 20250525報告 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2025年05月25日 (日) 12時28分 [返信]

【まとめ】
津波被害が甚大と推察される順に記します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1748042686-1194-702-293-225.jpg

1,候補4:鳥島沖地震:津波地震
千葉県銚子市犬吠埼(いぬぼうざき)から九州に至る太平洋岸に巨大津波が襲来
Mw8.4のプレート間地震の想定では、高知、徳島で10-13mの波高
九州の津波波高は、アウターライズ地震では、プレート間地震の倍となる。

慶長地震の津波波高分布と鳥島沖地震のシミュレーション結果は酷似している。
慶長地震の津波溺死者は現代の人口に換算すると、5万人を超える。東日本大震災の
溺死者の2倍以上となる。

2,候補1:房総半島沖プレート三重点(候補6;房総半島南東沖地震とほぼ同じ)
この巨大地震は、震度6-7の揺れと南関東を襲う巨大津波が特徴です。
震度7は神奈川県沿岸部から23区東部、
震度6強は神奈川県沿岸部、東京23区、埼玉県東部、千葉県南部
震度6弱は神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県南部

外房>>相模湾、伊豆半島の順に津波波高が高い。地域別に最も波高が高い地点。
館山市、南房総市:22m、鎌倉から三浦市:10-12m、南伊豆町から伊東市:8-10m

激しい揺れと巨大津波以外には、タワマンなどの高層ビルの最高階級4の長周期地震動です。
最高階級4:立っていることができず、はわないと動くことができない。

3,候補7:延宝房総沖地震タイプの地震
典型的な津波地震。揺れは震度2-3程度。
千葉県沿岸部から福島県沿岸部、特に、茨城県沿岸部と福島県沿岸部では、記録に残る最大の津波をもたらした。最大津波17m。
それに対し、相模湾や伊豆半島では、1-2mの津波波高。

【内容】
本日は、昨日報告した関東沖巨大地震による被害想定(津波を中心)に報告します。
津波被害が甚大と推察される順に報告していきます。

次の図に示します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1748042686-1194-702-293-225.jpg

1,候補4:鳥島沖プレート間地震あるいはアウターライズ地震
図の右下に、鳥島沖プレート間地震Mw8.4の津波のシミュレーションを示しています。
外房から九州太平洋側まで巨大津波3-13mが襲来するとシミュレーションされている。
最も波高が高いのは、四国高知、徳島
高知県室戸市:佐喜浜:10-13m、徳島県海陽町浅川:9-m

鳥島沖の巨大地震をプレート間地震とアウターライズ地震で比較したものが次の図です。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1697263488-1133-742.jpg

両者で最も異なるのが、九州の津波波高です。
アウターライズ地震Mw8.2では、プレート間地震Mw8.4の2倍の波高です。
図中に示したように、アウターライズ地震の地震規模がプレート間地震より小さいにもかかわらず、この結果です。
一般的に言われていますが、アウターライズ地震とプレート間地震の津波を比較すると、
アウターライズ地震の津波波高が高くなることがよくわかります。

上記図中には、1605年慶長(けいちょう)地震の津波波高と比較してあります。
慶長地震がいかに重大な地震か次に示します。
慶長地震は、慶長9年12月16日(1605年2月3日)発生。
千葉県銚子市犬吠埼(いぬぼうざき)から九州に至る太平洋岸に巨大津波が襲来し、津波被害による溺死者は5千人から1万人。今の人口に換算すると、津波溺死者が5万人を超える。
東日本大震災による死亡者は凡そ2万人でしたから、その倍以上の甚大な被害でした。

この地震による津波は伊豆、八丈島から九州にわたる太平洋海岸だけではなく瀬戸内海や大阪湾まで入り込んだ。また済州島や上海でも津波の被害をもたらした。

震源域には、下記のような複数の説があり、定まっていない。
南海トラフ地震説、南海トラフの海底にあるメタンハイドレートの連続崩壊説
房総半島南東沖と紀伊半島南西沖の連動地震説、房総沖説、関東地方東南沖説、伊豆・小笠原海溝(鳥島付近)説

2,候補1:房総半島沖プレート三重点(候補6;房総半島南東沖地震とほぼ同じ)
図の左側です。この巨大地震は、震度6-7の揺れと南関東を襲う巨大津波が特徴です。

震度分布は上に示しています。南関東に激しい揺れによる壊滅的な被害が予想されます。
震度7は神奈川県沿岸部から23区東部、
震度6強は神奈川県沿岸部、東京23区、埼玉県東部、千葉県南部
震度6弱は神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県南部

静岡県伊豆市から宮城県石巻市の各地の津波波高を下に示しています
外房>>相模湾、伊豆半島の順に波高が高い。地域別に最も波高が高い地点。
館山市、南房総市:22m、鎌倉から三浦市:10-12m、南伊豆町から伊東市:8-10m

激しい揺れと巨大津波以外には、タワマンなどの高層ビルの最高階級4の長周期地震動です。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jishin/ltpgm_explain/about_level.html
最高階級4:立っていることができず、はわないと動くことができない。

3,候補7:延宝房総沖地震タイプの地震
右上に示す。典型的な津波地震。揺れは震度2-3程度。
千葉県沿岸部から福島県沿岸部、特に、茨城県沿岸部と福島県沿岸部では、記録に残る最大の津波をもたらした。最大津波17m。
それに対し、相模湾や伊豆半島では、1-2mの津波波高。



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