原因不明…三浦半島の“謎の異臭”は首都直下地震の前兆か
日刊ゲンダイ:6/7
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/2742264日夜、神奈川県の三浦半島で発生した謎の異臭――。午後8時から約3時間、「ゴムが燃えたようなにおい」「化学薬品のようなにおい」「にんにくのようなにおい」など200件を超える通報が消防に寄せられた。通報の履歴から、異臭は三浦半島南部から約20キロほど北上したとみられている。
「警察、消防に、東京ガスと海上保安庁も加わり原因を調査しました。陸上で火災やガス漏れは確認できず、海上でも船舶の事故はなかった。原因不明と結論付けました」(横須賀市消防局指令課)
いったい、この異臭騒ぎは、何だったのか。三浦半島の異臭を“迷宮入り”で終わらせてはいけない。巨大地震の前兆の可能性があるからだ。立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う
「地震や地滑りなど地殻変動に伴うにおいは、地質学の関係者では常識です。微妙なにおいの変化は地殻の変化を察知するのに重要です。大きな地震は、本震の前に小さな揺れが頻発します。この揺れで岩石が崩壊し、焦げたようなにおいが発生します。1995年の阪神・淡路大震災でも1カ月前から断続的ににおいが確認されています。三浦半島は活断層が非常に多いエリア。活断層が動いたことから、岩石の崩壊が重なって、まとまった“異臭波”がつくられ、南からの風に乗って北上した可能性があります」
三浦半島の目の前には相模トラフがある。もし、相模トラフが大揺れしたら、首都圏直撃だ。相模トラフは、4つのプレートが重なり合うエリアにあり、やっかいな震源地。1703年の元禄関東地震や1923年の関東大震災は相模トラフが震源とされる。
「大地震前の揺れによる岩石の崩壊は、においとともに電磁波を発生します。もし、今回の異臭の発生エリアで、電磁波の値が高くなったり、電波時計が狂うなどの現象が起きていれば、異臭が地殻変動によるものである可能性が高くなります。電磁波の変化を検証すべきです」(高橋学氏)
★★
本サイトでは、
6/4に詳述したように
「「埼玉県、群馬県、栃木県の内陸直下型地震:M7クラスの震災地震:1/23,3/16,3/30続報
根拠は、20200316報告に詳述しています
予想する震災地震は、1931年西埼玉地震【関東平野北西縁断層帯地震】周辺だと予想する。」」
また、6/2報告では、
「「東京都多摩地区の電磁波ノイズ観測や首都圏VHF帯放送波の伝搬異常が
直前前兆になると考えていますが、まだ、それらの前兆はない。」」
このように、首都直下型地震を予想し、直前前兆として
電磁波ノイズや伝搬異常を重視し、
上記の高橋学氏の指摘に合致しています。
読者の皆様は、なぜ、三浦半島で前兆が起こるのかと考えられているかもしれませんが、
首都圏で大地震が起こるときは、関東全域で前兆が出現します。